経理を自分でするなら、会計ソフトを使うことは欠かせません。
会計ソフトを使うメリットを3つに限定してお話ししていきます。
数字を見るために経理をする
フリーランスになれば、それまでの勤務している頃とは大きな変化があります。
それは、自分で経理をして、自分で確定申告をするということ。
これまで会社に任せていた税金の計算、これを自分で考えていくことになります。
そして、年1回の税金の計算以上にやるべきなのが経理。
経理をやって日々、数字を見ておくことが必要で、私も毎朝、経理をして数字を見ています。
経理を日々していないと何も判断できない
経理を日々やらないと、自分の仕事の現在地がわかりません。
「どのくらい利益が出ているのか?」
「どのくらいお金があるのか?」
「入出金のバランスは?」
「未入金の売上代金はないか?」
「払っていない経費はないか?」
経理をすることでこういったことがわかります。
日々の経理ができていないと、「節税したいけど、いくらがいいのか?」を考えたくても、現状がわからず。
結果的に必要以上のお金が出て行ってしまったといったことにもなり得ます。
選択肢を持てるようにしておくためにも、やっぱり数字を見ておくことが必要なわけです。
溜めるとめんどくさくなりますし、やっぱり日々やるのがおすすめです。
経理をするなら知っておきたい 会計ソフト活用の3つのメリット
数字を見るためには、会計ソフトを使いましょう。
というのも、会計ソフトを使うことで3つのメリットが生まれるからです。
- 青色申告特別控除が65万円に
- 経理も工夫次第でラクになる
- 分析もラクラク
【メリット①】青色申告特別控除が65万円に
青色申告特別控除で65万円控除を受けるには、貸借対照表を作らなければいけません。
平成32年分より65万円控除を受けるには、さらに電子申告が必要になります。
この貸借対照表を作ろうと思うと、会計ソフトは欠かせないわけです。
損益計算書だけでは、青色申告特別控除は10万円。
「会計ソフト買うお金がもったいないから。10万円でいいや。」そんな意見もあるようです。
ところが。もし、所得税と住民税を合計した税率が15%であれば、税金は年間で約8万円変わります。
それが毎年。10年間で80万円の税金が変わってきます。
65万円控除と10万円控除では、税金は年間で(65万円ー10万円)×15%≒ 8.3万円も変わります。税率がもっと高ければ、当然、効果ももっと変わります。
仕訳をどうしたらいいかわからないという不安もありますが、一度わかれば同じパターンの取引がほとんど。
これだけでも経理を自分でやる価値は十分にあります。
【メリット②】経理は工夫次第でラクにできる
最近の会計ソフトには、データ連携ができる機能があります。
例えば、こういったものの取引データが会計仕訳に連携できたりするわけです。
- 銀行
- Amazon
- クレジットカード
- スタバ
- 電子マネー
- レジ
- ETC
- モバイルSuica
まぁ、連携さえすれば、会計帳簿がキッチリできあがるというものでもありませんが。
正しいやり方をすれば、経理をラクにしてくれることでしょう。
手書き、手入力はできるだけ少なくすることが経理の負担を下げるコツです。
【メリット③】分析もラクラク
経理をして、数字を見るといってもその月、その年だけを見ていても見えないこともあります。
そんなときは、前月以前と比較してみたり、前年以前と比較して見比べてみたりするわけです。
経理ソフトを使えば、毎月の損益を見ることや、前年との比較をすることもボタン一つです。
ただ、そのためにはやはり毎月の経理のやり方が毎月バラバラじゃなく、ルールを決めて継続して同じ処理をすることが大前提です。
まとめ
経理のやり方を知って、キチンと経理すればその先に見えるメリットは少なくありません。
ルールを知れば、経理の苦手意識も減ることでしょう。
経理のやり方のコツはこういった記事を見ていただければ。
セミナーでもその辺は語ってみようかと。
→ 5/25 or 6/15 フリーランスのための『わかる!確定申告キックオフ ⚽ セミナー』
【編集後記】
昨日は午後からお客様訪問。月次の数字を毎月や前期以前とも比較して現在地を確認しました。そのほかは読書やブログを。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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