フリーランスになって売上を請求するときに注意したい3つのこと

B/S 貸借対照表

フリーランスになったら、収入はこれまでの給料から売上に変わります。

その売上をもらう上での注意点をまとめてみました。

給与と売上でどんなことが変わる?

独立するとそれまでと大きな変更があります。

それは収入のこと。

独立する前は給料をもらっていました。で、何も考えずとも給料日には預金口座にお金が入っていたはずです。

 

ところが独立すると、給料をもらえるなんてことは基本ありません。

そのかわり、入ってくるのが売上のお金。

じぶんがいくらで仕事をするかを決めて、実際に仕事をして、そのあとお金がじぶんのところに直接入ってきます。

でもそれには、後述するような工夫をすることが必要。

 

で、給料のように毎月だいたい同じ収入額というわけでもなく、大きな仕事があれば大きな金額が、逆に仕事がなければお金は入ってこない。

要は、給料に比べると不安定なのです。

 

それだけに、独立前までと違った視点で売上と、それがお金変わるまでのサイクルに関心を持つことが必要です。

 

余談ですが、わたしも独立してすぐ、相続税のしごとで請求書を出して、実際に入金があったときの「うわっ!」という戸惑いは、鮮明な記憶として今も残っています。

請求書を出すとき注意したい3つのこと

フリーランスとして、仕事を始めると新たに請求書を発行することになります。

やったことないからと、非常識な請求書を出してしまうと、後々大変です。

そうならないように、次のようなことは注意しておくべきです。

<その1>「いくらか?」を正確に伝える

最初にやっておくべきは、仕事を受けるときに「いくらでやるか?」を伝えること。

意外に口約束だけでされることは多いようです。

確かに口約束でも契約となりますが、結果としてあとでトラブルになることも多いです。

 

Aさん「全部込みでこの値段じゃないの?」

Bさん「いや、ここまででの値段です。」

 

こうなると、お互いにストレスにもなりますし、今後の関係性にも影響します。

とはいえ、ビジネスですから、そういう行き違いがないように、最初にハッキリさせるべきです。

 

そのためには、見積書をちゃんと出したり、契約書をつくるなど。

見積もりを出したり、契約書をつくるのは初めてなんてケースもあるかもしれませんが、これも数をこなすしかありません。

<その2>請求書で消費税を別記する

消費税を払っていないからと、請求書に消費税を記載していないこともしばしば。

「消費税を納税していないし…」というのがその理由。

補足
消費税の納税義務が発生するのは、基本は消費税のかかる売上が1,000万円を超えることになった年の翌々年からです。

確かにフリーランスになって1年目、2年目は基本、消費税を払うことはないでしょう。(例外もあるといえばありますが…)

とはいえ、免税事業者だからといって、消費税の請求したらいけない、という話でもありません。

(そもそも、他人はこっちが免税事業者か?、課税事業者か?なんてことはわかりません。)

 

むしろ、消費税を請求するかしないかで、もらえるお金も変わってくるのだから、資金繰りを考えると請求しないという手はないでしょう。

請負工事にかかる消費税の経過措置 2019年3月31日までの契約なら8%

2018年12月13日

消費税の免税事業者でも消費税は請求できる! キッチリ請求と回収を!

2017年5月29日

さらに、この消費税。これからルールがいろいろ変わることが予定されています。

まずは2019年10月から10%に。(食品や新聞など8%で据え置きのものもありますが、このルールがまた消費税を複雑にします…。)

 

そのときに価格に反映させても、あとで「値上げ?今さら?」となり、請求しにくくなるなんてこともあるでしょう。

 

そうならないように今からきっちり請求書に消費税を載せて、消費税だとわかるようにしておくべきです。

 

それと、ここでは多くを語りませんが、2023年にも消費税については、「インボイス制度」という大きな変更が予定されています。

ここでは、それだけを伝えておきます。

 

<その3>支払い期限を請求書に載せる

意外に多いのは、支払い期限が載っていない請求書。

請求書を渡しても、支払い期限が載っていないと、支払いがおざなりになりがちです。

先方が期限までに支払わなかった場合、「あ、何も言ってこないから、もうちょいあとでもいっか。」と判断されてしまうと、こちらの資金繰りがたいへんになります。

そうならないように、請求書のわかりやすいところに支払い期限をしっかり載せて、相手に伝わるようにしましょう。

 

入金まで確認して売上になる

仕事をやって、請求書を得意先に渡しても売上になったと認識するにはまだ早いです。

確かに損益計算書では売上になっています。

ただ、最終的には「お金がもらえるかどうか?」がポイント。

お金のやりくりをするのに、あるはずの入金がないというのは、とても困ります。

 

そういう意味で、フリーランスは、ある意味、お金がもらえて初めて売上げになったと言えるでしょう。

 

そうならないように売上金の入金をより確実にするための工夫も必要です。

 

  1. 入金状況をマメにチェックする 入金なければ即対応
  2. 決済方法を複数用意する(振込みやクレジットカードなど)
  3. 前もってしごとの報酬をもらう(前受金)

 

支払期限までに入金がないのであれば、すぐに先方に確認して、入金してもらうといった対応も必要です。

それもフリーランスとして独立するための覚悟。

フリーランスにとっては、仕事を続けるためには、何よりもお金が必要ですし、そのチェックも欠かせません。

だからこそ、わたしも毎朝経理をして「お金がどれだけあるか?」というのはチェックしています。

「経理はめんどくさい」を減らすためにやるべきは朝起きたら経理

2019年1月11日

 


【編集後記】
昨日は法人の決算を中心に。その後に外出。最近は割と早めの時間に寝るようにしています。中途半端な時間に目が覚めてしまうこともあります。昨日は2時過ぎとか…。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
スタバ バレンタイン カスタマニア ココ
高千穂牧場 ミルクティー
高千穂牧場 カフェオレ


相続税申告・ひとりしごとをサポートします 植村豪税理士事務所

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