独立しても不安はなくならないものです。ただ、それはじぶんだけでなく家族にも影響するものです。
家族の不安を減らすのも、独立後の課題です。
独立には必要だった家族の同意
独立して6年。
もちろん、独立するのを決めたのはじぶんの決断ではあるのですが、わたしにとって家族の同意は必要でした。
独立すれば、収入が下がることは容易に想像できたからです。
もともと税理士を目指すときから「いつか独立したい」というのは、わたしも妻も考えていたことではありました。
受験を始めてから10年。ようやく独立すると決めても、正直なところいったいどういう反応なのか…不安はありました。
いざ、話をしたら「ようやくだね」と2つ返事だったので拍子抜けしたのですが、不安はあったかもしれません。
わたし自身も不安はあったわけですから。
家族の不安をやわらげるためにやっていること
わたしの不安はいいとして、家族にはなるべく前向きな気持ちで楽しく生きてもらいたいものです。
その対策として、ある程度の開示はしています。
お金のこと。ただ、どこまで伝えるかは人それぞれでしょう。
わたしは、決算書や確定申告書を見せることまではしていませんが、どこにどのくらいお金があるかというのは、知ってもらっています。
具体的には、家計簿アプリで共有しています。
フリーランスのお金の管理術(MoneyFoward ME) 個人・ひとり税理士もひとり会社もまとめて管理 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
これはいつかの相続のためでもあります。
ネットバンクとかiDeCo、つみたてNISAなど外にあるお金を見つけられないというのでは困りますのでリスク対策としても。(相続税とは無縁ですが…)
最近、見せやすくなったのは仕事。
わざわざ目の前で見せているわけではありませんが、コロナ下でオンラインで仕事する機会が増えたので、仕事をしているのが伝わりやすくなっています。
コロナ前は外にいくことがほとんどだったので、見えにくかった部分です。
部屋は違えど、ある程度、声が聞こえているでしょうし、休憩になればリビングにもいきますので、仕事をしていることはわかるかと。
事前にオンラインの仕事があるときは、
「セミナーやるから〇〇ちゃん(6)、そっと帰ってきてもらえるかな?」
「今日、コンサルティングあるからさ」
と伝えたりしています。一応、妻とはGoogleカレンダーも共有していますが、言葉でも伝えるようにしています。
最近もセルフマガジンのデザインを見てもらったり、できたサンプルを見てもらったりもしました。
そんな感じで、仕事している感は伝わったようで、
要約すると
- ストレスなくやれている
- 好きなようにやっている
- じぶんで考えてやっている
というようなご意見を頂戴しました。
ある意味、好き勝手やっているように見えるともとれるコメントです。
それはともかく、ちょっとだけホッとしたじぶんがいました。
増収増益でなくても、規模が大きくなくても、食べていければいいとは思ってくれているようです。
まぁ、家族になるべく不安を与えないというのが、人生の課題ではあります。
不安定な独立を後悔しているか?
独立して6年。
これまでに難しい局面もありましたが、独立したことを後悔したことはありません。
もともと、個人事務所に勤務していたこともあり、独立しないでそのまま勤務し続けることにも不安はありました。
いまは裁量があり、すべてをじぶんで決める必要がありますので、悩ましいときもありますが、
- 仕事を選べる
- お客様を選べる
- 時間の使い方を選べる
- 満員電車に乗らなくていい
- 発信できる
- ITスキルを磨ける
- 選んで勉強できる
- 働く時間を選べる
- 使う経費を選べる
そして、家族との時間をつくれるなど、メリットも多く得られています。
収入が不安定とか、賞与がない、じぶんが動かないとなにも変わらないというデメリットもあり、誰にでもおすすめできるわけではない独立。
ただ、不安定ながらもあらゆることを自ら選べるというのは、大きなメリットです。
家族から見てわたしが自由でない、楽しそうでない、といわれたら独立をやめるかもしれませんが、しばらくは続けてもよさそうな感じです。
【編集後記】
昨日は眼科での定期検診、資産税の仕事などを。そのあとにオンラインセミナー受講でした。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
Photoshopでとある加工