独立するのも不安だけど、このままでいるのも不安。私が独立にむけて舵を切れたのは独立の可能性を感じたからです。
独立するかしないかの判断
独立するときの決め手は何か?人それぞれです。
私の場合には、そのときの現状を考えてみたことが大きなきっかけになりました。
- このままだとずっと景色が変わらないのでは?
- 確定申告時期の繁忙期前提を何とかしたい
- 人を気にしすぎずに仕事をしたい
- 仕事のやり方を変えたい
ということを考えていました。
そのまま勤務していれば、しばらくの安定はあるのかもしれませんが、それでも将来のことはわかりません。
ずっとこのままの環境での将来に不安を覚えたのです。10年後に同じようにやっている姿が想像できませんでした。
そこから「このままではマズいのでは…」という思いが一層強くなったのです。
一方で、独立するのも不安はありました。
- ゼロからスタートか?
- 何かあったら責任取れるのか?
- 食べていけるのか?
いろいろ考えてみると、結局、わかったのはどちらを選んでも不安はあるということです。
それであれば、不安を持ちつつも、可能性を試せる独立の方がじぶんにとっては楽しめるはず。
これが独立の大きな一歩になりました。
独立してからじゃないとできない体験がある
準備してから独立をできるのが理想ではあります。
私の場合は、年末に独立することをきめて、家族に話をして、確定申告の後に当時勤務していた事務所に独立したいと伝えています。
この期間は5ヶ月。ただ、準備はできていたかというと、できていないでしょうね。
やれたことといえば、仕事が終わってから年間の収支計画をExcelでつくったり、お金を借りたことくらいです。確定申告の時期は残業でしたし、ネットのことはさっぱり頭にありませんでした。
ただ、準備ができてから独立するというのは私にとっては遅かったのです。もう気持ちが独立に行っていましたし、思い立ったが吉日です。
そして、実際、独立してからはほとんどのことが初めての体験ばかりです。
- 事務所を契約する
- お金を借りる
- 税理士会費を払う
- 電話・FAXを契約する
- 車を買う
- 口座をつくる
- 請求書をじぶんの名前で出す
- 入金していただく
- 租税教室で講師をやる
- 講演で話をする
- 税務ソフトを契約する
- 仕事をとる
- じぶんの会社をつくる
- じぶんのお金でセミナーに参加する
ただ、やってみて気づくのですが、1つ1つの行動から感じるワクワク感のようなものが不安を和らげてくれていました。こうしたことが日々勉強です。
値付けで見積書と何度もにらめっこして、了承してもらえるまでの不安との戦い、最初に売上金が入ってきたときの感動というのは今でも忘れることができません。
その一方で。借りたお金が、その数日後に車と事務所の敷金でかなり減ってときの衝撃も忘れられませんが。まぁこれもいい思い出。こうしてネタにできています。
当時、不安もありましたが、ただ不安だけでなく、スリルと興奮、楽しみも味わえています。
初めてのことはいつだって不安がつきまといます。ただ、経験してみないと何も得ることができないのも事実です。
不安を感じたら「人生は一度きり!」
今の不安がゼロかと言えばそんなことはありません。「この先どうなるんだろう?」という思いもあります。
だからこそ、独立してから今やる仕事についても。将来の備えについても、すごく考えるようになりました。
誰が用意してくれるわけでもなく、すべてじぶんで考えないといけないのが独立、フリーランスの定めです。
- どんな仕事をやりたいのか?
- どんな人と仕事をしたいのか?
- どんな人といるか?
- 何を学びたいか?
- 何を大事にするべきか?
- 何を選択しないか?
そう思ったところで、じぶんが動かないと何も変わらないのですから、行動あるのみです。
税理士業以外にブログを書いたり、セミナーをやっているのもその1つです。
そして、行動するにあたって、自分の中に何かしらの弱さを感じたら、「人生は一度きり!」と心の中でつぶやくようにしています。
そうすれば、不安も恥ずかしいも何も関係なくなります。ただ、行動してみると新しい景色が見える可能性があります。
まぁ、凹むこともあるのですが。そこは毎朝、復活の呪文を唱えて…。
毎朝眺めている3つのリスト いちフリーランスがじぶんにダメ出し・一歩踏み出すための習慣 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
わたしの場合は、ネットで発信していなかったら間違いなく今と景色は違っていたはずです。
現在(2020年5月31日)はコロナウィルスのことがあり、独立には難しい時期なのかもしれません。
「独立しましょう」と無責任なことは言えませんが、この時期にじぶんがこれから独立する立場だったらどうだったろうか?と考えることがありました。
独立の原動力を何にするか?は人それぞれですが、私の場合は、前述したように現状と将来に不安を覚えたことが独立のきっかけでした。なのできっと同じ道を選んでいたでしょう。
まぁ、その後どうなるかはわからないので、不安はやっぱりあるのでしょうけど。
(ただ、お金を借りたり、ブログを書いたり、できることはやってみると思います。)
何をやるにもリスクはあるものです。私もある程度リスクをとって独立をしたつもりです。
そうして、2015年6月1日の独立から5年が過ぎようとしています。
不安と楽しさが同居する日々を過ごしています。
【編集後記】
昨日はオフ。車の定期点検でディーラーへ。朝イチでガラガラでした。その後はExcelを研究、調べごと、読書をしたりと自宅で過ごしました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
AnJ 台湾カレーパン