「教える」にはむずかしさはいらない。「教える」なら入門×体験がいい

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教えるというのは、壁が高いものです。難しいことを説明できないといけないと思っていることが理由だったりします。

ただ、いろいろ体験してみると、難しいことよりもかんたんな内容の方が、明日からの行動につながりやすく必要とされることが多いです。

目次

教えるのはかんたん?

先日、AmazonのEchoShow(Music Unlimited)から渡辺美里の曲。

聴いていたのは「tokyo」というアルバムです。

学生の頃、渡辺美里はよく聴いていて、中でも「tokyo」は、お気に入りのアルバムでした。

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一緒にいた長女(11)に「高校生の頃にテープにダビングして何度も聞いてたよ。」と伝えると、

長女(11)「テープ?」

当たり前ですが、11歳の長女がカセットテープを知っているはずもなく。

私「じゃあMD(ミニディスク)も知らないよなー」

長女の答えはもちろん「知らない」です。

すると、そこから「テープって何?」「MDって何?」という話になるわけです。

「カセットテープって言って…」と頭では出てくるものの、「車とかウォークマンとかでこうやってカシャッと入れてさー」と口に出したものの、説明になっていないですし、今度はそのウォークマンというものを知りません。

相手が11歳の子供ですからなおさらです。

子供たちが音楽を聴くならEcho Showが前提。なかなかうまく説明できずでした。

結局、ネットで検索して写真を見せながら、なんとか説明はしましたが、通じたのかどうか。

前提条件が違うから、そもそもゼロから説明する必要があります。

入門編×経験値=オリジナルの「教える」

教える、というと難しいことを伝えなきゃいけないと思いがちです。

私もそうでした。人前で話すことに抵抗があったのは、それが理由の一つでもありました。

ただ、みんなが難しい話を聞きたいかと言うとそうではなく、むしろ難しい話を聞いてもその場だけで終わることが多いのです。(私はそうです。)

明日からできることがないかを探したいのに、難しい話では「やってみよう!」と思えないでしょう。

前述したように前提条件が違いますから、私が普通と思っていることはそうではなく、みんなが普通だと思っていることが私にとってそうではないということもあります。

例えば、家族3人は今流行の「鬼滅の刃」というマンガにハマっていますが、私は名前しか知らず会話についていけてません。

これから勉強するとしても、いきなり途中の話をされてもわかりません。読むならやっぱり1巻からですし、初級編からお願いしたいです。

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話はそれましたが。そう考えると、難しいことを話す必要はなく、基本的な内容、入門編でいいと思うのです。

少なくとも私は難しいことを話せません。

ただ、内容が基本的だとしても、いかにわかりやすく伝えるか?は決してかんたんではなく、工夫も必要です。

文章だけ、数字だけでは伝わらないことも多いです。私が見て「なんのこっちゃ?」な内容はお客様に伝わるはずもありません。

伝えたいことに添えて、写真を使ったり、図やグラフを使ってみる、要点を箇条書きでまとめてみるといったことをしています。

Excel超入門 グラフを使えばイメージをざっくり共有できる | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog

わかりやすさはグラフやイメージ図を使うことで高まる 「図解力」磨きのすすめ! | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog

文字だけ、数字だけというところに写真や図、グラフが入るだけでも、ずいぶんと印象が変わります。

それと、自分の経験談を混ぜています。

私が教えてもらう立場で考えてみても、内容は入門編であっても、オリジナルの経験、よかったこと、失敗談といった具体的な事例があると一気にわかりやすくなるし、内容も濃くなるという印象です。

「教える」には研究も必要

税理士の仕事はAIによって淘汰されると言われていますが、「教える」という仕事は残り続けるはずです。

となると、「教える」スキルは磨いておいて損はないでしょう。

ただ、なかなか「教える」を教えてくれる場所はなく、じぶんが聞く側になって、教えてもらうこともやっています。

気になることがあれば、本を読んで、学ぶ、というのも大事ですが、ただ、教えてもらう方が早いですし、実践的な話も聞けます。

教えてもらったときに「これ、いいなぁ」と思ったことをじぶんが教えるときに取り入れてみると、「教える」のスキルは磨けます。

私も、独立してからは、税理士の顧問契約以外にも、「教える」をメインとしたスポットの仕事としてもやっています。

  • スポット相談
  • 個別コンサルティング
  • 自主開催セミナー

さらに教える仕事は、じぶんにない目のつけどころに気づくこともあり、じぶんの仕事の見直し、磨き直しにも役立つものです。

独立してから「教える」はより楽しめるものになっています。話ができるネタがあればやってみるのもおすすめです。


【編集後記】
昨日は法人の決算や調べごとなどを。そのあとは、お客様とZoomで打ち合わせなどを。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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