年末年始には相続の話をしてみよう。

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亡くなった人の財産を相続人が事前に把握できていないというケースは多いです。どんな財産があるか、把握できていないと相続後に探すのがタイヘンです。

遺言書を残しておくというのも手ですが、事前に話をして伝えておくのがおすすめです。

目次

家族で相続の話をしていないとトラブルも

相続というのは、どの家でも例外なくある体験。一度は経験します。

ところが、親子で相続について話をしたことがないというケースも少なくありません。

確かに相続は親が亡くなることを想定した話。話題にはしにくいかもしれません。お互いに。

ただ、生前のうちに相続の話題を親子でしていなかったことでトラブルになるケースも多いのです。

・財産の分け方
・遺言書の内容の偏り
・ある相続人の主張が強め

などなど。

また、亡くなってから家族が把握していなかった財産が見つかったということも。

預金口座やタンス預金など。本人から聞いていないとネット銀行まで把握するのは困難ですし、亡くなるまで相続人としての心構えができていないと、相続への理解や手続きにとタイヘンです。

家族で話にくい話題ですが、生前にこそ相続のことを話しておいたほうがいいでしょう。

事前に伝えればそれも対策

いつ、相続の話をするか。

人生において家族みんなが集まる機会というのはそうそうありません。
その数少ない機会の1つが、年末年始でしょう。

年末年始には家族みんなで会う機会も多いでしょう。そのときにいずれ来る相続について、じぶんの考えをさらっと話してみるのも手です。

遺言書をつくっていたとしても、トラブルになるケースがないともいえません。ただ、本人の言葉も一緒に伝えておくことで、間違いなく本人の声を伝えることができます。

そういう話をすると、

「うちは相続税はかからないから」
「たいした財産がないから」

ということをおっしゃる方もいらっしゃいますが、相続税がかかるかどうかに限らず、

  • 残された家族が財産を把握できるようにしておく
  • もめることなく財産を引き継げるようにどう分けるか意志を伝えておく

といったことが大事です。
事前に妻(夫)や子どもたちにどう考えているかを伝えるだけでも、対策の1つになりえます。

年末年始にあと何回会えるか?

相続の話を会うたびにするというのは、現実的ではありません。
財産がほしいと誤解されてしまう可能性もあります。

ただ、そうではなくもめるなどのトラブルを未然に防ぐための対策です。

いいタイミングでさらりと話をしておきたいものです。
その機会が普段からあればいいのですが、もしないなら年末年始はその機会になります。

男性の平均年齢が81歳、女性が89歳とした場合、相続までにあと何回年末年始があるか。

話せる機会は限られていると考えてもいいでしょう。

我が家は相続税はかからないでしょうけど、父とは数年前からたまに相続の話をしますし、妹も交えて話をしたこともあります。父から処分するかどうかの相談をうけることもあります。


ここは家族の人数や関係性にもよるかもしれませんが。

さらに相続税がかかるような家庭なら、相続後に気づいてもどうにもならないことがあります。

・小規模宅地等の特例
・二次相続も含めた「払えるか?」の対策
・生前贈与をするか

などなど。財産の把握をして相続人に共有するなど、事前にわかっていれば対策できることもあります。

ただ、何も気にせずに無策だとトラブルになる可能性もあり、想定外に重い相続税を払うことにもなりえます。

事前にわかっていれば、対策できることがありますので、生前から話をしておくのがおすすめです。

最初から具体的な話をできるのが理想ですが、まずは話題にするだけでもいいかと。


【編集後記】
昨日はオフ。朝に子どもたちとサッカーの練習。夕方に家族でクリスマスパーティを。子どもたちが妻と一緒につくってくれた手作りケーキ。わたしはなぜか一緒につくるのNGでしたが、おいしくいただきました。

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