数字を見たらひとまずグラフに。ファンチャートもおすすめ。

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数字を見たらとりあえずグラフにしてみるのをおすすめしています。
グラフにしないとわからないことも多いからです。

目次

Alt+F1でグラフにしてみる

ひとりで仕事をするなら、数字をチェックすることに慣れたいものです。
じぶんの活動を踏まえた数字。

お金がいくらあるか、売上や利益の現状など、だいたいの現状がつかめるとその先の判断材料にもできます。


とはいえ、数字だけ見ていてもよくわからないということはあるでしょう。

そんなときは、数字をもとにグラフにしてみましょう。
ExcelでAlt+F1をクリックしてグラフ表示してみると、数字で見ていたときとはまた違った視点を持つことができます。

Excelのグラフにはたくさん種類があるのですが、わたしが使うのは、量を見るときの棒グラフ、

推移を見るときの折れ線グラフに

内訳や割合を見るときの円グラフ

といったところです。

まずは会計ソフトの数字を使ってみましょう。
税金のためだけに経理するのはもったいないですから。
ほとんどの会計ソフトは、データをCSVファイルでダウンロードできます。

数字を見たらひとまずグラフに、です。

会計ソフトでは見えない数字もある

ただ、会計ソフトのデータをグラフにするだけではわからないこともあります。

たとえば、売上の推移グラフは会計ソフトのデータでつくれたとしても、なぜ増えたかまではわかりません。

その場合はその元のデータをグラフにすることです。

売上=単価×数量だとすれば、値上げの効果なのか、販売数量が増えたのか、セールして単価を下げた結果、販売数量を増やせたのか、どれにどの程度の影響があるのかまではわかりません。探るには会計データ以外の数字をチェックする必要があります。

販売数や商品別の単価の推移など。
売上や経費に影響するデータを集めてグラフにしておきましょう。
もしなければExcelに入力してデータをつくっておきましょう。

プライベートの入金や出金も会計ソフトのからはわかりません。
でもチェックしたい数字があります。

仕事のデータとは別に、個人全体のお金の動きや残高、資産や借入金の残高がわかるようにしておくのがおすすめです。
わたしは税理士業、会社、プライベートの全体をマネーフォワードMEでわかるようにしています。

フリーランスのお金の管理術(MoneyFoward ME) 個人・ひとり税理士もひとり会社もまとめて管理  | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG

ファンチャートで伸び率がわかる

何を知りたいか?
気になった数字があればグラフにしてみましょう。

わたしが使っているグラフにファンチャートがあります。
基本は折れ線グラフなのですが、基準の時期を100としたときにそれぞれの年や月が何割増しになっているかで伸び率がわかります。
もとは同じでもデータの利用目的が違うとグラフの見た目も変わります。

データを準備する

まずはデータを準備するところから。
今回は事例としてこういったデータをつかってみます。ここでネットにあるデータを見ながらExcelに入力してはいけません。

このようにデータを選択してコピーし、

ExcelでCtrl+Alt+Vをクリックし、テキストを選んで貼り付ければ

Excelでもデータとして利用できます。このデータを利用してグラフをつくります。

グラフにしてみる

今回知りたいのは、利用数の推移。贈与税の申告件数と内訳の数量がわかるデータを用意できたら、Alt+F1でグラフにしてみましょう。

すると2015年あたりからは利用が減っていたものの、2021年からまた贈与税の申告数が増えているのがわかります。贈与税のルール見直しをメディアが取り上げだしたことも影響あるかなと。

件数と暦年贈与のグラフが並行した動きになっているのを見ると、ほとんどは暦年課税贈与で申告しているのがわかります。いっぽうで相続時精算課税の利用は少ないです。これも数字だけ見ているとなかなかつかめないところです。(わたしは)

ファンチャートで見てみると

次にこれをファンチャートで見ると、どうなるか。「相続時精算課税」がスタートした2003年の申告件数を100としたときのそれぞれの年の増加率を元データにグラフをつくります。

グラフ表示してみると、このようなグラフに。先程の件数の推移グラフとはまた違った動きになります。

相続時精算課税のグラフ(黄色)は2022年の時点で、2003年のスタート時の件数の半分ほどまで減少の一途を辿っていることは数字を見るより明らかです。
最初のうちは新しいから使ってみたけど、「相続税の節税にならないから」という税理士のアドバイスもあって、利用数がどんどん減っていったんだろうなと予測をたててみました。

グラフを見ることで、当たりをつけやすくなります。

税務署はこのグラフの動きを見て「こりゃいかん」と2024年以降の贈与税のルールを変えることにしたとかしないとか。

といった感じで数字だけ見ていてもよくわからないこともグラフにすると気付けることが多いです。
ぜひ、数字を見たらサッとグラフにしてみましょう。


【編集後記】
昨日は法人の決算、その後にオンラインセミナーに参加など。その後外出し帰りにサプライズでケーキを買って帰りました。夜は妻と長男(8)と桃太郎電鉄を少し。マイナスで終わりました。瀬戸駅にジブリパークがありましたが340億円でした。でも実際は総事業費で340億円らしいから340億円では買えないでしょうけどね。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
ピネード 桃の杏仁豆腐


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