撤退するのも戦術のうち。攻めに転じるためには必要。

独立

独立当初には事務所を借りていました。
その後、事務所を撤退することになるわけですが、撤退したことで実現できたこともあります。

事務所を撤退するのはマイナス?

2017年5月。

独立して2年を過ぎようとするときに、当時借りていた事務所を退去しました。
事務所を借りていても、使いこなせなかったからです。

 

事務所を借りるのも必要性を感じていればともかく、「普通は借りるものだから」という理由で借りたわけです。

じぶんだけの城をもつという憧れも少しはありましたが…。

 

ただ、当時はお客様を訪問することが基本、人も雇っていません。
事務所に誰も人がいないという日が多かったのです。

 

事務所に帰らずに直接帰宅することもありましたし、だんだんと「事務所を借りなくてもいいんじゃね?」と思うように。
最終的に撤退することにしたわけです。

 

撤退というとマイナスなイメージがありますが、撤退したことでできるようになったこともあります。

 

撤退してできるようになったこと

事務所から撤退して得たことには、次のようなものがあります。

平穏な時間

 

当時借りていた事務所は、道路に面した店舗。

事務所があるということで、突然に営業がやってくるといったことがありました。
駐車場付きの店舗だったので、一度、名刺交換した営業の人にとっても来やすい場となっていました。

 

その前にも電話もなくしましたが、事務所があるから営業が来てしまうということがあったわけです。

 

事務所を撤退してどうなったか。
電話とも決別したことで、営業がくることもこの数年ありません。

穏やかな日々を過ごせています。

 

事務所のタスクをなくす

 

事務所を借りていたときにやっていたことがあります。

・毎日の通勤
・毎週のゴミ捨て
・給湯器を沸かす
・毎日の掃除
・事務所の飲料品調達
・事務所前の駐車場の掃除

掃除も部屋だけならともかく、駐車場の掃除や草むしりもしていましたし、たまにタバコの吸殻が落ちていてイラッとしたこともありました。

事務所を借りなくなってからは、事務所でのやることをなくせました。
「それくらいやれよ」と思われるかもしれませんが、それでも時間はかかります。

 

撤退したことで、タバコの吸殻が駐車場に落ちているのを見つけてイラッとしなくてもよくなったのも大きな収穫でした。

 

ペーパレスが進んだ

 

事務所を撤退して、仕事をするスペースは減りました。
現在は6畳1間ほどの間取りです。

 

撤退するときには、それまで使っていたファイルの書庫や備品関係はすべて処分しました。
限られたスペースに書庫を置けませんし、紙を使うとどんどん増えます。

その解決策がクラウド。
紙をやりとるすることはやめて、Dropboxでお客さまと共有し、やりとりするようにしました。

事務所を撤退して、ペーパレスをさらにすすめる結果になりました。

 

その結果、6畳1間といえども、狭くてキツいということもありません。

 

ひとりなら限られたスペースでもしごとはできますし、気分転換をしたいときには、カフェで仕事をすることもできます。

今回は触れませんでしたが、家賃レスになったことも、ひとりのわたしにとっては大きな収穫でした。

 

撤退するのも立派な戦術

 

事務所を借りる前に事務所がなくていいとわかっていればいいのでしょうが、そうとも限りません。

独立という初めての体験で、それまでの環境がふつうだったりもします。少なくともわたしはそうでした。

 

その後に、じぶんに合わないと気づいて撤退という道を選んだわけですが、撤退をした結果、じぶんにあった働き方ができています。

 

これまでの人生にも、

  • 会社を退職して税理士試験に専念
  • 会計事務所の転職
  • 組織から撤退して独立

など何度か撤退を経験してきています。

 

ただ、その後の状況はどのタイミングでも好転しています。

そういう意味でも、撤退というのは攻撃に転じるための行動。

戦国時代から不利な戦いを強いられたときに、ダメージを最小限にするためにとられてきた重要な戦術です。

 

撤退のマイナスなイメージや他人の目を気にすることなく、堂々と素早くやりとげたいものです。
違うと思えば、すぐに舵を切ればいいわけです。ひとりなら。

 


【編集後記】
昨日は発信術入門セミナーを開催。その後に動画を編集したり、オンラインストアのメンテナンスなどを。

【昨日の1日1新】
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土曜日に発信術入門セミナー