人に教える仕事には、高度な知識がなくてもいいと考えています。
誰かの「はじめて」「やったことがない」のお役に立ちたいのであれば。
「やったことがなくて」は歓迎
コンサルティング、セミナーなどスポットの仕事の場合、
「あまりやったことがなくて…」
「わからなくて」
とおっしゃっていただくことがあります。
それをどう受け止めるかはそれぞれですが、わたしからすると大歓迎なのです。
「よく見つけてくれました!」と。
むしろ、そういう方に来ていただけるようにしています。
たとえば、「やったことがなくて」という状況で、依頼していただき「よし、やってみよう」と思っていただければ、私にとっては大きな収穫です。
高等テクニックはいらない
人に教えるとなると、「何でも知っていないといけない」と思われるかもしれません。
わたし自身も過去をひもとけば、人に教えるためには、かなり高度なことを伝えないといけないと思っていました。
そういう場所にばかり足を運んでいたからです。
ただ、それは間違いでした。
「はじめて」「やったことがない」という方に教えるのに、高度なことは求められていません。
少なくともわたしが受ける側ならそうです。
使う場面の少ないインプット、難易度の高いことをインプットをしたところで、明日からすぐに使えるかどうか。
ほとんどないかと。机上の勉強だけで終わります。
それよりは明日から「やってみよう」と思っていただけることを伝えるほうが、その方の「0」→「1」に貢献できます。
だからお伝えすることは基本的なことに絞っています。
高度なことは他で教えてくれるでしょうから。
そもそも、教えてほしいという方は、基本は「0」を「1」にしたい方です。
「6」や「7」を知っている方ならじぶんでなんとかします。
誰しも何かしらの強みがあるはず。
それをじぶんなりにどう調理して教えるかを考えたほうが違いになります。
「はじめて」の方に出会うには?
人は誰しも強みがあると考えています。
他人が「それは強みじゃないよ」という声があるかもしれませんが、そのような声はスルーしておきましょう。
ただ、じぶんの知識や経験を聞いてみたいという方もどこかにいらっしゃるかもしれません。
そういう方に依頼いただき、出会いたいものです。
ただ、こちらが何ができるかを伝えないことには、出会えません。
「はじめて」の方に見つけていただくためには、
- 入門レベルの話を出しておく
- じぶんなりの切り口で出しておく
- 人となりを出しておく
というのが大事かと。
じぶんにとっては基本的な話でも、他の方にとってはそうでもありません。
もちろん、それぞれに強みがあるわけですから、その逆もあるわけですが。
そして、仕事を一緒にする基準は、なんだかんだで人として合うかどうかです。
合わないと思えば、依頼いただかないほうがお互いのためにもいいはずです。
提供する側としても合う方のお役に立てるほうがいいわけですし、人生で接することのできる方は、限られた範囲です。
【編集後記】
昨日は午後からセミナー開催。長男(7)が買ったユヴェントスのキーケースが届きました。ユヴェントスが特別好きなわけではないのですが、バルサとユヴェントスの2択で。夜にはAmazon Primeで妻とワンピースを1話から見始めてデビューしていました。わたしはワンピースを見ておらず、父とは違う道も歩いています。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
とある依頼