相続対策をするなら押さえておきたい情報のバランス。

相続

将来の相続を考えたときに、何かしら対策をしたいということもあるでしょう。
そのときに注意したいのが相続人間でのバランスをとることです。

相続対策をしたいなら

 

将来の相続を考えたときに、何かしらの対策をしたいと考えることもあるでしょう。
その1つに財産を誰にどれだけ残すか、というのがあります。

 

相続税がかかる、かからないに関係なく、財産をどう分けるかというのは、相続対策として考えておきたいことの1つです。
とはいえ、現状を踏まえた場合、ある財産については特定の相続人に渡したい、そう考えるケースもあるでしょう。

 

たとえば、現状、子Aと1/2ずつ共有している不動産を、相続後には持分を子Aに相続してもらいたいというケースです。
その場合、遺言書をつくることで共有部分を子Aに相続してもらうことはできるわけです。

 

そうした個人的な事情を踏まえていくと、相続人に財産を均等にわけることは至難の業となります。
ただ、そうした相続対策の内容は、相続人全員で共有したほうがいいでしょう。

秘密は極力避けるべきです。

 

「他の相続人に伝えない」のは最大の対策もれ

 

もめないように遺言書を書いておき、それを事前に伝えるというのは、1つの対策方法です。

それを相続人全員が知っていればいいわけですが、もし、その遺言書の内容を他の相続人が知らなかったらどう考えるでしょうか。

 

 

不動産もあることから財産の分け方のバランスをとることがむずかしかったとしても、その相続対策の内容を相続があるまで知らなかったという状況もありえます。

 

仮に、相続対策について子Aが知っていることを、子Bと子Cが知らないとなると、情報共有のバランスがとれておらず、この点で子Bと子Cから不信感を抱かれても仕方ありません。

そのとき不信感を抱かれるのは、残された子Aです。

 

結果として、話し合いがうまくいかないことにもなりますし、相続税がかかるなら未分割で申告をしないといけないし、いったん多くの相続税を払うということにもなりえます。

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財産をどう分けるか、その分け方のバランスをうまくとれないことより、情報共有のバランスが相続人間でとれていないことのほうが問題になります。

 

相続対策は相続人に共有するべし

 

もし、相続対策をしたいということであれば、

  • 財産がどのくらいあるか
  • どのように分けたいと考えているか
  • 相続税がかかるならどのくらいか

といったことを事前に整理し、相続人全員に共有するべきです。

 

 

ときには伝えにくいこともあるかもしれませんが、後々になってわかることも多く、その場合は不信感から上手くいく話もうまくいかないことにもつながります。

 

もし、特定の相続人だけが生命保険金の受け取っていたとします。それを伝えてなかったとしても相続税の申告をするときにはわかります。

 

 

であれば、生前のうちに青写真をつくっておき、それを共有したほうがいいでしょう。
事前に相続人全員に話しておけば、仮に想定外の意見が出たとしても、生前に解決策を考えることはできます。

 

本人がいる生前に表面化したことをプラスに考えるべきでしょう。
特定の相続人だけが知っていて、他の相続人が知らないことがあるというのは、結果として対策もれを意味します。

 

相続人間での秘密は避けて、相続人にそれぞれにとって見通しをよくするためには、

 

  • 財産がいくらあるか(評価)
  • どのように分けたいか(遺言書)
  • 相続税がどのくらいかかるか(税金をはらうお金の確保)

 

という青写真をつくっておくのがおすすめです。
それを相続人と共有しておくことがもめない相続につながり、本当の意味で相続対策になるといえます。

 

 


【編集後記】
昨日は相続の打合せ、午後に個別コンサルティング。その後にセミナーの準備でした。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
頭痛ーる