じぶんで経理をやっていると、借入金の残高があわないということがあるかもしれません。
その場合にチェックしておきたいことをまとめてみました。
お金を借りたら返さないといけない
仕事をつづけるためには、手元にお金がないといけません。
お金がある限りは、しごとを続けることができます。たとえ赤字が続いたとしても。
…となると、独立する以上は手元のお金を増やしておきたいもの。最初は赤字のことも多いですから。
ただ、手元のお金だけでできることには限りがあります。
そこで銀行からお金を借りるという選択をすることになります。
まちがっても友人や知人から借りてはいけません。関係が崩れるので。
まぁそれはそれとして。
お金を借りると手元のお金が増え、それと同時に借入金が増えることになります。
毎月返済をするという経理も必要ですし、その残高がいくらあるかも管理する必要があります。
借入金があといくら残っているか、正確な情報を知っておきたいものです。
ただ、その借入金の残高が返済表とあっていないということもあります。
その場合にチェックしておきたいことをおはなしします。
借入金の残高があわないときにチェックしたいこと
借入金の残高が合わないという場合には、次のようなことをチェックしてみましょう。
利息も借入金で経理している
いちばん可能性が高いのは、返済をしたときに元本と利息がいっしょになっていること。
すべて借入金の科目で経理されている状態です。
ところが、実際には利息も含まれているわけです。
その利息を支払利息の科目でわける必要があります。
クラウド会計なら、間違えないように自動仕訳を設定しておくのもいいでしょうね。
フリーランス・ひとり社長がクラウド会計を使うなら知っておきたい 自動仕訳パターンの考え方 – GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
借りたときに入金額で処理している
銀行から借りたお金が振り込まれたとき、振込手数料など諸経費がマイナスされて振り込まれることがあります。
その金額で借入金として経理をすると、実際に借りた金額よりも少ない残高になってしまいます。
借入金を総額で経理して、振込手数料などを経費で経理することで身に覚えのある借入金額にしましょう。
手数料を引かれて入金される場合のクラウド会計の設定例。その前に考えておきたいこと。 – GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
別の借入金の返済にしてしまっている
複数の銀行に返済をしているときに、返済の仕訳が混在してしまっていることも多いです。
たとえば、B銀行への返済なのに、A銀行に返済しているという経理をしてしまっていたりということ。
民間の銀行だとそれぞれに返済口座をつくると思うので、そういうミスはないかもしれませんが、政策金融公庫からお金を借りているようなケースだとありえます。
じぶんで判断していて、かつ、返済額が似ているとミスすることはあるでしょう。ひとが判断しているはなしなので。
これも先程と同様にクラウド会計を使っているなら、自動仕訳をつくることでミスは減らせるかと。
フリーランス・ひとり社長がクラウド会計を使うなら知っておきたい 自動仕訳パターンの考え方 – GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
残高と増減の理由をチェックする
銀行からお金を借りること自体はマイナスではなく、むしろ必要なことです。
無借金経営は理想ですが、そうそうできるものではありません。
特にこのコロナが前提となった現在では、手元にお金を持っておくことの大事さも感じるわけです。大事なのは、無借金ではなく、実質無借金。
つまり、借入金以上にお金があるという状態です。
お金がいくらあるかはわかっていても、借入金がいくらあるか、その差額である実質無借金がいくらあるかは意外と把握していないものです。
その動きをつぶさにチェックしておきましょう。グラフを使うといいでしょうね。
もちろん、毎月お金が増えた理由、減った理由もチェックしておくのも大事です。
お金の出が多すぎるなら、対策をしないといけませんので。
【編集後記】
昨日は幸運なことに妻と長女(13)からチョコをもらいました。ただ、そのうちに激辛のごはんのお供があったのがちと気になりましたが。辛いのが好きだから…ということで特に意味はないそうです。スパイスの効いたジョークかと
【昨日の1日1新】
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