毎月1日には、前月の数字をチェックしています。
現在地を知るためでもあり、リスクヘッジのためでもあります。
その昔、翌月5営業日までに概算値で利益を確定させていたという話
会社で経理をやっていたころ、毎月の利益の確定は翌月の5営業日でした。
会社の規模もそれなりに大きかったですし、現在のようなクラウド会計でデータ連携するという術もありません。
翌月初は、売上だけでなく経費のデータを集めるのもタイヘンで、早く利益を確定させるために、数字を確定できないものは、大きな金額のものは概算値で経理していました。
かつては、そんなこともあったわけですが、規模に関係なく前月の利益がいくらだったかを知るのは、仕事を続けていく上では必須です。
どのくらい利益がでているか、お金がどのくらい増えたか、減ったかをチェックするというのは、いつの時代でも同じです。
フリーランス、ひとり社長なら、そもそも規模は大きくないわけですし、数字をまとめる技術も当時よりもはるかに進んでいます。
ネットバンクやクレジットカードのデータを連携したり、請求書のデータを会計に連携させることもできるわけですから。
規模が小さいほど経理をやりやすいはずです。すべての取引をじぶんで把握しているわけですし。
翌月1日に数字をチェックする理由
仕事をつづけるなら、数字をチェックする腕は磨いておきたいものです。
わたしは前月の数字を翌月1営業日にチェックしています。今日はその日だったわけですが。
だいたいの数字は月末にはわかっていますし、年間の見通しは会計ソフトである程度わかるようにしています。
経理は毎日やっているのですが、1営業日には全体的なチェックをしています。
毎日、木を見て、翌月1営業日には森を見るというイメージです。
翌月になった時点ですでに過去の数字になっているのですが、やはり判断材料として数字を使うならやはり実績を見たいところです。
だからこそ早めにです。
もし、未入金があればすぐにメールを送って状況を確認できます。気づくのが遅くなるほど入金は遅れます。
もし、数字を見ていなかったら、
- 利益がでているか、赤字か?
- お金がどのくらい増えたか、減ったか?
- どのくらいの税金を払うか?
- 節税するべきかどうか?いくら?
といったことがまるでわかりません。そのどのくらいという程度を図れるのが数字です。
現在地を早く知るというのはもちろん、リスクヘッジの意味でも、じぶんで数字をチェックできるようにというのをおすすめしています。
仕事をつづけるなら、磨いておいて損はないスキルですので。
ざっくりでいい
前月の利益はなるべく早くチェックしたほうがよく、2ヶ月後にわかったとしてもあまり意味がありません。
早くチェックするから、それを見て手を打てるわけです。
じぶんで経理をやる上で気をつけたいのは、あまり細部にこだわらないこと。
前月の利益を100%確定するのが、翌月の中旬だとしたら、80%の精度で1営業日にチェックしたほうがはるかに役に立ちます。
細かい数字が変わったとしても、判断をするには小さな影響です。
税金を払うときには100%確定させる必要がありますが、毎月の利益をチェックする上では、ざっくりでも早いほうがいいかと。
毎月チェックすることで11回利益を確定させるスキルを学べますし、経理をやる機会を増やせば、経理のやり方もじわじわと身についていくものです。
経理のおすすめは毎日です。わたしは毎朝やっています。
そうして、経理のスキルや数字をチェックするスキルを少しずつ身につけていきましょう。数字をある程度チェックできればいいので。
【編集後記】
昨日はオフ。午後から家族で実家へ。両親とも久しぶりに孫たちに会えてよろこんでいました。こどもたちがわたしの幼少時代の写真を見たがって母親が見せていたようです。長男(6)はやっぱり幼少時代のわたしに似ているんだとか。
【昨日の1日1新】
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