同業他社と比較することをやるべきかどうか。単純に指標などを比較してもピンと来ないことも多いかと。
ただ、角度を変えて比較してみると気付けることもあります。
同業他社の指標との比較
経理をやっていると、同業他社と比較するという場面があります。
その月、その年の数字だけを見ていてもよくわかりません。
前年、前期、前月といったものさしをつくることで、現在地をわかりやすくするわけです。
同業他社との比較をするという視点もあります。
ただ、わたしは同業他社との数字の比較というのは、お客様にもあまり出してしていません。
確かに強み、弱みを見つけるなど、利用できる場面もあるかと思います。
同業他社といっても、冒頭の写真のイメージのように規模が違うなど、前提が異なることも多いです。
売上1兆円、利益100億円の同業他社と比較して、どこまで参考になるか。
勤務時代にも同業他社の指標などを説明していたこともあるのですが、前提が違うので、伝わるとしても粗利益率くらいで、お客様にもイマイチ伝わりにくいというのが実感です。
まぁ、わたしの伝え方の問題かもしれませんけど。
同業他社のやり方を調査する
いっぽうで、同業他社がやっていることをチェックしてみるというのはお伝えしていますし、私もやっています。
今はネットを使えば、どんなサービスを提供しているか、どんなネタを出しているかというのはわかります。
調査してみて気になったこと、できそうなことがあれば、まずは同じようにやってみる、というのは行動につなげやすいでしょう。
少しずつそれをオリジナルに変えればいいわけです。
前提が違うこともあるわけですが、そのしくみやサービスとして利用できることもあるはずです。
そういう意味では同業他社だけでなく、異業種も調査してみる価値はあります。
同業他社のやっていないことをやる
あえて同業他社がやっていないことをやってみるという手もあります。
誰かがやっていることは、同業他社もそうしているわけで、違いにならない可能性があります。
違いを出すことで、見つけてもらいやすくなります。
とはいえ、何が違いになるかはわかりません。
いろいろ試してみましょう。
ブログやHPで出すというように、ネットなら広告費はかからず試しやすいです。
違いの判断基準の1つとしては、お客様の声を聞き逃さないこと。
サービスを利用していただいたときに、サラッと話をしてくれていたり、書いてくれていることがあります。
わたしがお客様の声の中で「他にいなかった」と聞いたものでパッと思いつくものは次のようなものです。
- 税理士向け相続税申告の入門セミナー
- 相続のスポット相談ができる
- ドローンをやっている
- ブログを書いている
- オンラインストアがある
ドローンは仕事としてはやっていませんが、違いになるかと思って出しています。
ネットで同じ穴の人を探しましたが、現状、税理士でドローンやっているという方は見つかりませんでした。(いるかもしれませんが)
同業他社の調査をしてみると、気付けることも多いです。
同業他社を調べて、いろいろ試してみましょう。
【編集後記】
昨日はとある資料の作成を中心に。夜はZoom飲み会。いろいろな話ができました。EURO2020と並行して、コパ・アメリカが始まりました。
両方はタイヘンなので、アルゼンチンとブラジルの試合だけチェックしようかなと。コパ・アメリカのほうは無観客なのでやはり迫力がないですね。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
三脚にカメラを置いてZoom
コパ・アメリカ2021
オンライン用にカメラのマニュアルフォーカス設定