とかく後回しにされがちな経理。
ただ、経理をやるのが、数字をチェックできるようになるための近道です。
経理は後回し?
経理はとかく後回しにされがちです。
しごとをはじめたときに、経理も始めていることってそうそうないですし、1年目はとくに確定申告をするときにまとめて経理をやるなんてこともあるでしょう。
ただ、わたしは経理は最初のうちからやっておいたほうがいいと思っています。
わたしが税理士であるということも、その考えに拍車をかけていると思われるかも知れませんが、実際にあった声をまとめてもそう感じています。
そう考える理由をまとめてみました。
最初から経理をやっておくべき理由
じぶんで経理をやらなくても、税理士に入力をお願いすればいい、そう思われる方も多いかも知れません。
ただ、それだと、数字との距離はなかなか縮まりません。
じぶんでレシートを見て入力してみる、その数字がどこにどう反映しているのか?ということを体験してみないと、数字をチェックできるようにはなかなかならないでしょう。
そして、独立したばかりの頃は、しごとが少ないのが通常。(そうでない方もいらっしゃるかもですが。)
ある程度、取引が増えてから経理をやろうと思っても、そのときには、すでにやることが増えていますし、イチから経理をやるにあたっての敷居は上がっています。
けっかとして、誰かに頼まざるを得ないわけです。
それならば、取引が少ないうちに経理をやり始めて、しごとが増えてきてからも対応できるという方がいいはずです。
なによりも、入力を他人にお願いするということは、指揮をするためのタクトを人に渡していることとイコールです。
すぐに経理をやってくれて、数字を教えてくれる方に出会えればいいのですが、そうとも限りません。
結果として、税金の支払期限の直前になって、「今回の税金は、〇〇円です。」と告げられる可能性もあります。
不安になるのもムリはないでしょう。
さらに、利益がどのくらいになるか、税金がどのくらいになるかをじぶんが知りたいときにわからないということにもつながります。
それはデメリットでしょう。
だからこそ、じぶんで経理をするスキルを磨くべきですし、やるなら早いうちがいいと考えています。
数字は語る。だから経理をやっておく
数字のメリットは、ハッキリすること。
売上がある、利益がある、お金があるといっても、どのくらいあるのか?いくら増えたのか?減ったのか?ということを具体的に知りたいものです。
数字ならそれがわかります。
開業から経理をやっていれば、その数年後にじぶんの数字を振り返ってチェックしたい、これまでやったことをネタにしたいというときに振り返りやすくなります。
前月や前年と比較してどうなっているか?
経理は後回しにされがちですが、入金が足りないというときのリスクヘッジにもなりますし、
「うわ、こんなはずでは…」
と思ったときに攻めに転じるための起爆剤にもなります。
攻めに転じるスピードは早いほうがいいです。
すでにしごとをやっている方も、経理に目を向けてやってみましょう。
経理をやるのに遅すぎるということはありませんが、早いほうがトレーニングはしやすいものです。
【編集後記】
長男(6)にランドセルを背負ってもらいました。けっこう様になっているなと。感慨深いものがあります。明日は卒園式です。コロナの影響で30分で終わるらしいですが。
【昨日の1日1新】
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