リモートワークをするには、環境をつくっておくことは欠かせません。
まずはリモート経理から始めてみるのがおすすめです。
新型コロナウィルスで変えるべきこと
ちょうど1年ほど前。新型コロナウィルスという新たな脅威が訪れました。
前例がないだけに、どう対処すればいいのかというのは悩みどころではあったわけです。
休みになれば、外出していることも多かったのですが、まさか旅行にもいけなくなるとは思わず。
生活も変わり、外出するときはマスクとアルコールは必須アイテムになりました。
もともと、自宅でじっとしているのが苦手だったわたしも、自宅でなるべく過ごせるように、子どもたちとも遊べるようにいろんなアイテムを投入しました。
- 観葉植物
- スタンディングデスク
- MacBook Air
- カードゲーム
- 子ども用プール
- Switch
- リュック(マスクケース+アルコール常備)
こうしたものを投入して、わたしも、我が家も自宅でも1日過ごせるようになりました。環境次第でできるようになるなと感じた次第です。
自宅にずっといられないというのは思い込みの部分もあったなぁというのを実感しました。
そして、今も家族で遊びに行くときは、できるだけ人のいないところ、人のいない時間を選んでいます。行列には並ばないようにしています。
数ヶ月前に誰もいないだろうとレゴランドに行って、改札前の大行列を目の当たりにして、「今日は帰ろう」と子どもたちを説得して帰ったこともありました。
コロナの体験があって、身についた意識です。
また、仕事についても、多くの会社で、新型コロナウィルスの影響により、事務所にいかないと資料がない、ハンコをもらえないという問題が表面化したわけで、しごとのやり方を大きく見直すべき流れではあります。
ただ、わたし自身、しごとに関しては、新型コロナウィルスの状況下でそれほど困ることはありませんでした。
もともと、事務所を借りていないですし、人も雇わず、しごとの書類を紙で保管することもやっていませんでしたので。
お客さまとお会いすることは制限されましたが、対面もセミナーもZoomでの対応にすぐに切り替えることができたので、自宅でも問題なかったわけです。
セミナー含め、ネットから依頼いただく場合には、今もZoomでの対応にしています。
どこでも仕事ができるように、と日々やっていたことが、新型コロナウィルスの状況でも、リモートでしごとをすることとイコールになっていました。
リモートワークにするのはムリだ、という声もありますが、それもやり方しだいではないでしょうか。
リモートワークでやりたいこと
わたしがやっているリモートワークに必要な環境は次のようなものです。
ペーパレスにする
どこでもしごとができるようにするには、まずは紙をなくすことが必要でしょう。
紙で保管をするから、書庫のある場所に行かないといけなくなりますし、欲しい情報を紙から探さなくてはいけなくなります。
レシートや請求書のように紙の保管しないといけないものもありますが、よくよく考えてみると、紙でなくてもいいものもあります。
契約書は、クラウドサインを使っていますし。請求書も請求書ソフトを使って、メールで送っています。
お客さまと共有する資料があれば、Dropboxで共有しています。
紙だと探すのに時間がかかる、ときにはなくすこともありますが、ファイルなら検索ができますし、ファイルを削除してしまったという場合でも1ヶ月程度ならDropboxの巻き戻しという機能で復元ができます。
Dropbox Plus の値上げをかなりの値下げと感じた理由(ワケ) 1TB→2TB・スマートシンク・巻き戻し | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
その点でも紙よりもファイルでしょう。
紙はチェックするときにも必要になるのですが、わたしはiPad ProでApple Pencilを使ってチェックするということをやっています。
複数人でチェックするなら、そのファイルをやりとりすればいいわけです。
わたしが個別コンサルティングで相続税の申告書のチェックをさせてもらったときもそうしました。
そういうことをやっていくと、紙はかなり減らせるはずです。
「どこでも」の母艦はノートパソコン
「どこでも」を実現するには、ノートパソコンが母艦となります。
わたしは、ノートパソコンしか使っていません。画面は13インチですが、外でしごとをするには、充分なサイズです。
自宅では、デュアルディスプレイにすれば、大きな画面でしごとができるようになります。
このノートパソコンには、投資をしたほうがいいでしょうね。
現在使っているMacBook Air(Apple M1)は、持ち運びする重さとしても負担になるほどではないですし、それ以上に性能には申し分ありません。
Macbook Air(Apple M1)で得られたことと失ったことへの対策 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
これが10万円台で購入できますので、コスパはかなり高いといえます。
リモートでしごとをするなら、それなりのスペックのパソコンが欲しいところです。Zoomで動きが遅くなることもありますし。
お気に入りのノートパソコンを見つけて、投資してみましょう。
ネット環境
リモートでしごとをするのに、もう1つ欠かせないのがネット環境。ネットが遅いと、データをダウンロードしたりでリモートでの仕事の効率が下がります。
速度はネットで計測できますので、どのくらいかをしっておくといいでしょう。最新Wi-Fi6という規格で、うちのルーターは11acという1つ前の規格ですが、速度ではほとんど問題ない感じです。
今朝、楽天モバイルで、速度を図ってみたら、ダウンロードで92Mbps、アップロードで15.7Mbps
こちらは、夜に測定した結果です。昼が速度は落ちるかも知れませんが、それでも今の環境なら問題ないかと。
Googleで検索窓に「スピードテスト」と入力すると、同じように測定することができるので試してみていただければ。
ELECOM 無線LANギガビットルーター WRC-1750GSV ネットが使いにくくなったらルーターをすぐ見直す | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
遅ければ、ルーターを変えてみてもいいでしょうね。
となりでゲームをやっていたり、いろいろなデバイスをつないでいると速度が落ちることもありますが、いまは複数利用があっても速度が落ちにくいような「MU-MIMO」という機能もあります。
「リモート経理完全マニュアル」を読んで経理のリモートを始めてみては?
とはいえ、具体的に何から始めてみればいいのかわからないということもあるかと。
まずは経理をリモートすることからやってみるのもおすすめです。
冒頭の写真の本、「リモート経理完全マニュアル」には、経理のやり方についての具体的なノウハウがたくさん掲載されていますので、この中から気になるものを1つずつ試してみるのもいいかと。
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経理のチェック方法や数字のチェック方法についても書かれているので、じぶんで経理をやっている方には参考になることも多いのではないでしょうか。
パソコン1つでじぶんの経理をカフェでやってみるなど、リモート経理をやってみることで、それ以外のしごとに転用できることも多いかと。
リモートワークをやってみたい方は、経理から始めてみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
昨日はクルマのタイヤ交換でした。2つ一緒に交換しないといけないのでそれなりの金額にはなります。しごとで乗っているプリウスもタイヤ交換の時期になっているので、そちらはじぶんでやってみようかと。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
とある講座の動画