「毎月数字を見れるようになりたい」毎月決算をやりたいなら捨てておくべき3つのコト

経理のコツ

数字を見れるようになりたいという声は、やっぱりあるようです。

そのためには毎月経理をして、何度も数字を見ていくしかありません。

その手段として月次決算をおすすめしています。月次決算というと敷居が高く感じますが、ポイントとしては「ざっくりでも早く」が大事だということ。

そのための考え方や捨てた方がいいことをまとめてみました。

通帳を眺めていても森を見ることはできない 木でなく森を見る

数字を見れるようになりたいという方は、少なくないでしょう。

お金があるかないかだけなら通帳を見ればいい話ですが、

  • じぶんの仕事が順調なのか、そうでないのか?
  • お金はいくらあるか?借入するならどの辺りで?
  • 税金はどのくらい払うことになりそうか?
  • 売上はあるのに、お金がないのはなぜ??

こういう判断ができるようにするには、通帳残高だけ眺めていても実際のところわかりません。

木でなく、森をざっくり眺めることが必要です。

そのためには毎月、月次決算をして、数字を見ることが大事になります。

だからこそ、税理士に丸投げするのはおすすめしていません。

経理を毎月やらないでまとめてやる、というのは、税金のためだけに経理をしているということを意味しています。

それはもったいない話です。

どのみち経理をするなら、税金計算のためだけでなく、自分で森(全体)を眺めることができるようになりたいものです。

月次決算やるなら最初にやっておきたいこと

月次決算というと、少々敷居が高いと感じるかもしれません。

当月の売上はもちろん、経費までちゃんとぜんぶ入力しないといけない、といったように。

もちろん、数字の精度が高いことに越したことはありません。

でも、最初から高みを目指してもうまくいきません。

利益の精度ばかりを追えば、毎月の利益がいくらかわかるのは、かなり遅くなります。

判断しようにも、利益がわかるのが1〜2ヶ月後では意味がありません。

一方で、数字がざっくりすぎても、本当の利益なのかどうかは怪しいものです。

月次決算では、利益がいくらか?お金がいくら増えたか?がざっくりレベルでわかれば十分です。

そこでまずやっておきたいのはお金がいくらあるか?です。残高は通帳を見ればわかるはずです。

通帳の残高さえあっていない経理、利益なんて、怪しさ満載、信用しろと言っても無理な話です。

まず、お金の残高は最低限合わせておきましょう。

もう1つのポイントは経費です。(売上は自分でわかるはずなので)

経費は小さなものまですべてモレなく…という考えだと、前述したように、いつまでたってもその月の利益は確定しません。

利益が100なのか?マイナス100なのか?では、ずいぶんな違いがありますが、利益が100なのか110なのかで判断が変わるということはほとんどないでしょう。

それなら早く利益がわかった方がいいはずです。

仮に請求書が届かないなど未確定の経費があったとしても、それが金額の小さなものであれば、とりあえず無視しておき、金額的に影響が大きそうなものであれば、概算、つまりざっくりな金額で考慮しておくというのも1つです。

毎月決算の敷居を下げるために捨てるもの3つ

月次決算をするにあたって、月次決算の敷居を下げるために次のようなものを減らしてみましょう。

現金取引

経理を負担に感じてしまうとすれば、入力するのが大変だからという声が多いかと。

預金での取引は、クラウド会計を利用することで、ネットバンクのデータを連携できるようになります。

まったくゼロからの入力ではなくなり、その点で敷居は下がると言えます。(消費税の10%と8%の税率区分の負担はありますが。)

一方で、現金で取引をすれば、もらうのはレシートや領収書です。

となると、入力するしかなくなります。

解決策としては、電子マネーを使ってみることです。電子マネーを使えば、データに変えることができるので、預金と同じようにデータを利用できます。

10月からキャッシュレス・ポイント還元も始まるので、電子マネーを使い始めるにはいいチャンスです。

高すぎる精度

完璧を求めるのは、やめておきましょう。

できるだけ早く数字をみたい、ということであれば、前述したように多少精度が下がるのは仕方ありません。

小さな金額がまだ処理できていなくても、判断にはほとんど影響がないでしょう。

まずは当月の実績を80%くらいの精度で、翌月の早い段階で確認できるような感じであればいいかと。

大きい金額の売上、経費が経理できていれば、経理できていない経費があっても、それほど利益や判断に影響するということはないはずです。

とは言え、最後の最後は間違いがあってはいけません。税金にも影響しますので、気づいたらミスを正しくして、申告のときには間違いない数字にします。

毎月は判断するための経理で、早く数字を見ることの方が大事。高すぎない精度を目標に。

まとめてやる

数字を見れるようになりたい。その最大の近道は経理をまとめてやらないということです。

1ヶ月まとめてより、1週間まとめての方がいいですし、1週間まとめてより毎日やる、の方が経理の負担は感じにくいものです。

溜めてしまうから大変になるわけです。

私の場合、毎朝に前日の分を経理しているので、レシートはあっても数枚といったところでしょう。

データ連携できるとはいえ、溜めてしまうとやはり大変です。やっぱり毎日やっています。

月次決算で早く数字を確認するには、まとめてやるよりも、少しずつやる、をおすすめしますし、経理を毎日ちょっとだけやってみると、それが習慣にもなっていくのでおすすめです。

「月次決算をやってみたい」「数字を見れるようになりたい」という方に1つの考え方として参考にしていただければうれしいです。


【編集後記】
昨日は午後からお客様と打合せ。相続税の申告が終わったのでその報告と、これからのことなど伺いました。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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