見えない不安と戦わないように、数字を見ることをお勧めしています。
私も不安を減らすために、毎日経理をして数字を見ています。
真っ暗な中で仕事するの?
この仕事をやっていてよく耳にするのが、
- 「税金がどのくらいくるかわからない」
- 「利益が出ているかどうかわからない」
- 「利益が出ているのにお金がない」
といったもの。
こういう声が出る理由は、毎月経理をしてその結果としての数字を見ていないからです。
利益は売上と経費の差額。
売上だけわかっていても、経費がいくらかかったかがわからないと、利益がいくらなのかはわかりません。
で、利益がわからないと、税金がいくらかかるかもわかりません。
当然、お金が増えている理由、減っている理由もわからないでしょう。
結果として、真っ暗な中、見えない敵と戦っているのと同じことになります。そりゃあ不安しかありません。
だからこそ、経理をすることをおすすめしています。
不安を減らすためにざっくりでも予測する
経理といえば、「めんどくさい」という印象になりがちですが、メリットも少なくありません。
数字を使えば、当初の予定通りかどうかをチェックできますし、これからのことを予測することもできます。
不安を減らすなら、経理をすることは欠かせません。
利益がいくらか?
毎月経理していれば、毎月の利益がわかっています。
どのくらい利益が出ているか?がわかりますし、当初の計画があれば、それと比較することもできます。
計画とピッタリというわけにはいきませんが、それでもざっくり森(全体)を見ておくことは欠かせません。
税金がいくらか?
どのくらいの税金になりそうか?
毎月の利益がわかっていれば、残りの期間の利益を予測してざっくり計算することもできます。
税金を払わなくて済むならいいのですが、仕事を続ける限りは避けられないものです。
どのみち払うべきものであれば、心の準備はしておきたいもの。
直前に税金50万円と言われたって「そんな急に言われても…」となるでしょうし、わかるのはざっくりでも早い方がいいはずです。
お金があるか?
経理をしていれば、お金がいくらあるか?どのくらいで足りなくなりそうか?といったことにも気づけます。
特に、独立した当初は、売上がほとんどないところからスタートすることも多く、手元のお金を増やすために銀行からお金を借りることをすすめていますが、借りて終わりではなく、その後のお金の管理が欠かせません。
独立するときにやっておいてよかった 人生初の借金 | GO for IT
- 毎月の返済額を上回るほどにお金が増えている?
- どのあたりまで行ったら、お金がなくなりそう?
- 利益が増えているのにお金が減っているのはなぜ?
- 今後の計画を当てはめてみて、資金繰りは大丈夫そう?
そんなことを考えるのにも、経理しておけば、考えやすくなります。
見えない不安を減らすための経理
フリーランスとして、独立すると独立前のように内部に相談できる人はいません。
自分で判断していく必要があります。
- あの契約をしてよかったの?
- お金を借りた方がいい?
目の前の仕事をするだけでは、気づけないことも多いです。
だからこそ、経理をしています。数字をもとに考えた方が判断しやすいからです。
経理をして数字を見ているから、不安を減らすことはできますし、何か違うかも…と気づくこともできます。
私も経理をやっていなかったら、利益がわからないので、見通しがわからずに不安ですし、通帳の残高しかわからないでは、入金予測も支払い予測もできずに資金繰りも、今とくらべものにならないほどに不安だったはずです。
数字を見ていなければ、税金がどのくらいになるかもさっぱりわからないので、それも不安だったことでしょう。
でも、経理をしているおかげで、年末の利益がどのくらいになるか?もわかりますし、資金繰りもひとまず大丈夫だとわかりますし、税金を払う覚悟は前もって決めることができるので、不安を和らげることはできています。
独立後には、食べていけるかどうか?という不安は無くなりませんから、それ以外の不安はできるだけ減らしたいものです。
【編集後記】
昨日は妻が山登りデビューということで、3人で駅まで送った後、実家へ。午後に外出して、夕方に妻と合流でした。デビュー戦を楽しめたようでよかったです。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
トヨタ博物館
マック赤池駅前