「相続税がかかる!」と気づいたときにはもう申告期限が過ぎていた…という場合の対処方法

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相続税の申告は、以前より身近なものになっています。

「うちは関係ないでしょ?」と思っても、亡くなった人にどんな財産があったか?しっかり把握していないことがほとんど。

気づいたら申告期限が過ぎていた…という場合の対処方法についてまとめてみました。

目次

「うちは相続税かからないでしょ」は本当か?

相続税の申告をする人って、100人いたら8人なんて言われています。

8%という低い割合ということもあって、「うちは多分相続税なんてかからないでしょ。」なんてことも耳にします。

ところが相続財産の範囲というのは、想定しているよりも広く、想像以上に評価額も高かったりするケースもあります。

相続税がかかりそうな家には、相続税の申告書が送付されるのですが、それでもまだ無関係だと思ってる。

結果、あとで人に聞いたり、想定外の財産が出てきたりで、気づいたら、「げっ?!うちは相続税かかるんぢゃ…」ってなことになるわけです。

全国平均で考えると100人いたら8人と言われるのですが、あくまで全国で。

都心なら相続税のかかる割合は30%とも言われています。自宅と多めの預金でもかかる可能性はあります。

なんとなくで考えずに、自分にも関係があると思っているくらいで、ちょうどよかったりします。

申告期限が過ぎていても早めに提出しておきたい理由

相続税の申告期限が過ぎてから、申告することに気づいたとしても、やるべきことはなるべく早めに申告です。

というのも、申告していないとペナルティ(無申告加算税と延滞税)がつきます。

このペナルティ、早く申告した方が軽くてすみます。

とはいえ、相続税がかからないとなると、分割協議も手についていないこともあったりします。

謄本など書類の取得には、時間がかかりますが、余分な税金を最小限にするためにも、早めに分割協議をして、なるべく早めに申告しておきたいものです。

名義変更まで忘れずに

申告期限が過ぎていると、申告ばかりに気を取られがちですが、財産の名義変更を忘れずにやっておく必要があります。

(相続税の申告をする必要がない方が忘れがちですが)

相続税がかからないということであれば、相続手続きで名義変更をしていなくても、誰も何も言わないわけです。

分割には特に期限がないので。

ただ、そのまま放置しておくと困ること満載です。

固定資産税の納付書は、手続きするまでずっと亡くなった人の名義で届く
次の相続が始まって、相続関係者が増えてしまう
不動産を売ろうと思ったときに相続手続きをしないと売れない

相続税の申告期限を過ぎていた場合には、期限内の申告に比べて余裕もありませんが、ペナルティがあることも考えると、早めに対処しておくべきです。

ちなみに期限後の申告でも「小規模宅地等の特例」による評価減ができます。

小規模宅地等の特例で相続税は大きく減少する 税額がゼロでも申告は必要 | GO for IT 

それによって、相続税が出ないケースもありますが、その場合でも申告は必要です。

もし、申告期限内に分割がまとまっていなければ、「申告期限後3年以内の分割見込書」という書類を申告書に忘れずに添付しておけば、大丈夫です。

 

対策としては、相続があったら、まずはざっくりと相続税がかかるかどうかを確認してみるといいです。

税務署から申告書の入った分厚い封筒が届いたらそれがサインです。

 


【編集後記】
昨日はオフ。午後から外出してららぽーとへ。TSUTAYAで「本いっしょに見にいこ」と長男(4)に引っ張られ、軟禁状態に。その後、ビニールのかかった本を読みたいと言いだし、ダメなんじゃないの?と伝えたものの、「できるよ!」と言って聞かないので、ひとりで店員さんのところに聞きにいってもらうことに。こっそり後をつけてみると、ひとりで店員さんに「あけてください」とお願いして、しれっと本を読んでいました。「び、ビニール開けていいんだ…」

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
長男(4)がひとりで店員さんに聞きに行く姿を目撃
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