副業解禁と言われますが、今の環境でやりたいことをやれるかどうか?
そうでなければ、自分で考えて動くことも必要でしょう。
副業解禁? 自己責任に移行している流れはあるけど…
わたしが一般企業を退職していたのは、今から15年前のことです。
その当時と比べて大きく変わったことは山ほどあるのでしょうが、その最たるものは退職金。
わたしが退職金をもらった当時、退職金の原資は、規定に沿って会社が準備してくれるというものでした。
現在は?というと、確定拠出型と言って、最低限の原資は毎月掛金を負担するから、それを運用してね。というものになっています。
運用の結果、お金が増えても減っても、それは自己責任(いわゆる確定拠出年金)ということです。
従業員100人以下の中小企業の場合、iDeCo+(プラス)というのもあります。
そして、副業解禁と言われるようになり、大企業では少しずつ自己責任の中で認めるようになっているようですが、まだまだ、少数という印象です。
そんな中、副業としてやりたいことがあり、転職するという知人がいます。
副業を認めてくれる会社に転職し、安定収入を得ながら、じぶんのやりたい仕事に水をあげて少しずつ育てていくというのは、選択肢の1つ、ある意味理想でしょう。
フリーランスとして独立することがすべてでもないと思うので。
福利厚生など、会社員としてのメリットも少なくありません。
ただ、前述したように会社が自主性を尊重するように移行しつつあるならば、これからのことを自主的に考えておいてしかるべきでしょう。
副業(複業)するかどうか?もその1つです。
仕事をすると体験できること
勤務会社以外での、じぶんの仕事をつくってみると、次のような体験ができます。
給与所得以外の所得が20万円以下なら確定申告は不要です。ただし還付を受けるなどの理由で確定申告をする場合には、すべてが申告の対象になります。
確定申告を体験できる
サラリーマンであれば、確定申告をするのは、医療費控除とか、住宅ローン控除(1年目)とか限られたときのみで、基本的には年末調整で済みます。なので、確定申告をすることがありません。
確定申告書をつくれば、税金のしくみを学べます。
何度か確定申告をすれば税金を払うことにも免疫というか、諦めというか…もついてきます。
気が進まない面もあるかもしれませんが、この免疫をつくる体験は大事です。
経費になるかどうか?を学べる
会社で、経費の精算をすることがあっても、その経費の内容は旅費交通費など限定的です。
自分で事業(事業の規模でなくても)をやってみると、経費になるかどうか?を考えるのは必ず通る道です。
経費になるのは、仕事に関係があるもの、
- 家族で食事に行ったら経費にならない
- 得意先の人と食事に行ったら経費になる
といった経費の基本的な考え方は、会社を通して体験していても、給料収入では本当の意味で学べません。
利益の考え方がわかる
給料には、手取りでいくら?という考え方はあるものの、利益のことはそれほど考えません。
売上とそのために支払った経費の差額が利益。
売上があっても、経費が多ければ赤字に。
なので、売上よりも、むしろ利益に着目するべきだとわかります。
経理をやる
利益が出ているかどうか?は、そもそも経理をしないとわかりません。
レシートや領収書をもらって、保管する、請求書の入金確認ということも含めて。
めんどくさいのですが、やっておくと数字を見ることにも強くなります。
本当に独立しないと体験できないこともある
会社に勤務しながら仕事。
許されればできることでしょうが、その一方でフリーランス、あるいはひとり会社として独立しないとできないこともあります。
独立してフリーランスになれば、じぶんで仕事を取らないといけませんし、値付けに悩むことも、資金繰りで悩むこともあるわけですが、その体験は全然濃いものになります。
フリーランスは、収入は固定でなくむしろ不安定。そうなると副業と比べると本気度はどうしても違うでしょう。
独立していれば、食べていく、利益を出すことは至上命題。
そして、フリーランスになった私が感じたメリットの1つは自由度です。
独立すると、自由度はまるで違いました。
独立しないなら、会社からの時間の制約は避けられません。
「やりたいことがあって、独立したいのかどうか?」
本当にこれから副業解禁になっていくのであれば、考えてみる価値はあります。
その結果、「独立なし」で納得ならそれはそれ。
もし、独立すると決心したらなるべく早めがおすすめです。
【編集後記】
長女(10)の夏休みの宿題で写真が必要だってことで、スマホで撮った写真をコンビニのネットワークプリントで印刷しました。意外とこのコンビニのネットワークプリントは重宝しています。
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