ExcelVBA 超入門 「ミスにどう対処するか?」はマクロを書いてカラダで覚える

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同じ過ちを繰り返さないためには、それなりの対策が必要です。(仕事ならチェックリストをつくるなど)

Excelマクロを書いてみると、「ミス→修正→対策」という流れを自ずと考えるようになります。

目次

マクロはミスをして少しずつ強くなる

Excelでできることもかなり多いのですが、Excelでできないことでもマクロを使うと素早く処理できます。

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マクロを使うメリット、主なものに

  • あらかじめセルに式を設定しておく必要がない
  • 繰り返し処理に強い
  • データ数を自動でカウントして素早く処理してくれる
  • 別ファイルに書き出すこともできる
  • タッチタイピングの練習にもなる
  • 他のツールとも相性がいい(会計など)

といったことがあります。

ただ、マクロを書くことには慣れが必要です。

「If」の使い方一つでもExcelと書き方も違いますし、繰り返し書かないとなかなか身につきません。

そして、間違えることも多いです。

というか、ミスすることが前提みたいなところがあります。(私の感覚として)

Excelマクロでもミスをして、ミスをして少しずつ強くなっていくという感じです。

マクロを書いてわかる自分のミスの傾向

Excelにある売上のデータ。

左のシート「Data」にある売上のうち、15万円以上の売上データを隣のシート「list」に書き出すということをしようとした場合、

マクロでは次のように書いて、

F5をクリックすると、左の「Data」シートのうち、売上15万円以上のデータを「list」シートに書き出すことができます。

こんな感じで、すんなり書ければいいのですが、書き間違ったり、モレていたりなどでそうはいかないことも。

例えば、

Range(“A5”).Value =7

と書けば、A5セルに「7」が表示されます。

でも、書き方が正しくないと赤く表示されます。

あいまいなのは許してくれません。

 

彼女から「ハッキリしない人は、イヤ」って言われているがごとく。

 

青色で表示した繰り返し処理「For〜Next」の中で、Excelのif関数にあたる、「もし〜なら」を使うなら、赤で示した3つ、

 

  1. If
  2. Then
  3. End If

の3つをキッチリ使っていないと、エラーになります。

End ifがないとエラーに

このケースではEnd ifがないからエラーになったわけです。

上から順番に書いていると、書いているうちに「End if」のことをすっかり忘れてしまうというミス。

これが私の場合には、多かったです。

同じミスを繰り返さないように対策が必要です。

マクロを書いてミスにどう対策するかをカラダで覚える

対策として、「If」から(条件)を書き始めたら、長い(処理)部分を書くより先に「End if」を書いてしまうこと。

これでミスがかなり減りました。(といってもたまにやりますが)

【ミスの傾向】問題点は「End if」を書き忘れちゃうこと

最終的にはこのように書きたいのですが、上から順番に書くと書いてるうちに「End if」のことはたいてい忘れます。

【対策】①「If」から「Then」までの条件を書いたあとにすぐ「End if」を書いちゃう

そこで、条件を書いたら、すぐに「End if」を書いてしまい、

【対策】②「End if」の下に処理(どうしたいか?)を書く

その下に処理(〜する)を書いてから、

【対策】③処理の情報の部分を切り取って


[Home]→[Shift]→[↓(下)]→[↓(下)]→[↓(下)]
補足
Macの場合には[Home]がなく、[Fn] +[ ←]になります。

 

で青く反転させて、記述を見やすくするために[tab]で1つ奥にずらしてから[Ctrl]+[X]で切り取り、

【対策】④「If」と「End if」の間に貼り付ける

「End if」の行で[Ctrl]+[V]をして貼り付ければ、目標のゴールにたどり着くことができます。

 

最初の頃は、かなり苦戦したのですが、これでミスがかなり減りました。

マクロを書いていると、

  1. 1つ1つ正しく書かないと反応してくれない
  2. ひとまず[F5(一気に処理)]や[F8(1つずつ処理)]で動かしてみて、エラーが出たらそのつど対処する
  3. 最後にまとめてではなく、一区切りずつ確認する(どこがミスかわからなくなるから)

というのが当たり前なので、「ミスを減らすにはどうしたらいいか?」を自ずと考えるようになります。

仕事でもミスがあれば、そのミスを減らすためにチェックリストをつくったり、申告書も1度ならず2回、3回と確認しますが、マクロを書くことでそういうプロセスで共通するものを感じます。

マクロ、実は英語力はそれほど必要でないと思っていますし、わからない書き方、エラーの内容はググれば大抵わかります。

 

タイピングの練習にもなり、効率化する1つのツールとしてマクロをやってみるのはおすすめです。

こうしてたまに記事を書いて、敷居を低くしているつもりではあります。

 


【編集後記】
昨日、夕方に図書館で本を借りようと、本をスキャンする機器にカードを入れたら画面に「お聞きしたいことがあります。カウンターにお越しください。」とのメッセージが…。何だろう??返却し忘れたかな??とドキドキで聞いてみると、「電話番号変わりました?」と。そういえば固定電話、もうないって伝えていませんでした。かなり前の話ではありますが…。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
図書館で変更手続き
メールでとある問合せ(した方)

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