相続があったことって税務署にバレてるの? 市町村から税務署に夜な夜なリツイートされているらしい…。

相続税

相続があったってこと、税務署はわかっているのでしょうか?

 

その実態をひもといてみました。

相続税は自分で申告する必要あり

所得税。

サラリーマンなら会社が年末調整で。

個人事業主なら毎年の確定申告をしています。

確定申告については、毎年アナウンスされるので、申告しないとダメだなというのはよく理解されています。(はずです)

 

そして、そのデータが市町村にわたって住民税の計算がされるわけです。

 

住民税は忘れた頃にやってくる ざっくりチェックしておきたい3つのポイント

 

住民税のほかにも、自宅や貸している土地や建物があれば、市町村が固定資産税を、不動産を買えば、買ってから半年後くらいに都道府県が不動産取得税といったものを計算して「払ってね」と言ってきます。

 

土地の相続税評価額をざっくり計算するなら固定資産税課税明細書を使ってみる

 

一方で、相続税。

100人いたら8人にかかると言われています。

 

そして、相続税申告のルールをかんたんに説明すると、

相続税の申告ルール
  • 申告期限は相続開始日の翌日から10ヶ月以内
  • 自分で申告
  • 税金を払う(払わないケースもある)

というルールになっています。

相続税を払わないけど、申告が必要というケースもあります。

小規模宅地等の特例で相続税は大きく減少する 税額がゼロでも申告は必要

正直、所得税の申告と比べてもかなりハードルが高いです。

どう見ても財産がたくさんの家なら、「相続税の申告をしないとなぁ」というのは、なんとなくわかっていることです。

 

問題は相続税がかかるかどうかが、パッと見でわからないようなケース。

 

「う〜ん、わからん。めんどくさいから、とりあえずムシ…」

 

と自分たちだけで片付けることも多いかと。

 

ただ、その向こうで、税務署ではきっちりチェックがされています。

 

「この人、相続税かかるんじゃん?」

 

と、相続税がかかりそうなら、手を変え、品を変えとそれなりの手は打ってきます。

税務署にはバレている…  相続があったことをどうして知っている?

こちらから「相続があったよ」とは税務署には伝えていないはずです。(確定申告もしていないけど。)

どうして、相続があったことがバレるのでしょうか?

市区町村の役所に提出される死亡届

カギをにぎるのは、市区町村です。

実は、相続が発生すると、親族の方が7日以内に市役所や区役所、役場などにある書類を提出することになっています。

補足
市役所や区役所、役場など、これ以降は「市町村」で統一しています。

それが「死亡届」と言われるものです。

財産データが税務署へリツイートされていたという驚きの事実…(冗)

この「死亡届」が市町村に提出されると、それをもとに市町村は自分のところにあるデータ、

例えば固定資産税に関するデータ(土地や建物などの所有状況がわかるもの)を相続が発生したという内容とともに税務署に送るわけです。

こうして見事にリツイートされていきます。(笑)

補足
リツイートは冗談ですが、データが送られるのは本当です。

住民税のときは、税務署から市区町村にデータをわたしますが、ここでは逆になります。

 

こうして、相続があったことを税務署は知ることになるわけです。

親族が税務署に事業廃止の届出などを出さなくても、もう知ってます。

税務署にはごっそりデータがある 早めに対応するべし

もちろん、それを知った税務署もいろいろ確認をします。

税務署はこんなものをチェックしている
  • 所得税の確定申告書
  • 財産債務調書
  • 給料(年金)の源泉徴収票
  • 保険金の支払調書
  • 株や配当金の支払調書

こういった資料から、財産持っているだろうなという人をリストにしてすでに目星をつけています。

お、この人相続税かかりそうじゃん。「お尋ね」送っとこか。(税務署 談?)

「あ、この人は相続税かかるな」と思えば、半年くらいたった頃には、相続税の申告書一式を家族の自宅に送ってきます。

また、「相続税がかかるかどうか微妙だなぁ」という家には、相続税の申告等についてのご案内(いわゆる「おたずね」)を送ってくるのです。

その「おたずね」には、こんな感じで回答していくわけです。

国税庁HPより

お尋ねは出さないといけない書類ではありませんが、後々のことを考えると出しておいたほうがいいでしょう。

「うちはこういう財産の構成なので、税金かかりませんよ。」ということを伝える意味でも。

 

ただ、こういった書類が届く頃には、もうある程度時間が過ぎていて、申告期限が10ヶ月となると、そこからでは時間がないということになり、正直いいことは何ひとつありません。

 

そうならないように、「税務署から書類が届いてから…」という受け身ではなく、相続があったらできるだけ早めに相続税がかかるのかどうかというのはチェックしておきましょう。

相続税申告が必要か不要かは自分で判断しないほうがいい 

税理士に聞いてみるのもいいですし、とりあえず自分でチェックするなら、国税庁のHPにもこういった「相続税の申告要否判定コーナー」というものがあるので、早いうちにざっくりでもチェックしておくのがおすすめです。

3つ目に「おたずね対応」と書いてある

「所得税の確定申告書等作成コーナー」の相続税版ですな。

知っておきたい相続税申告のルール ゴールから逆算して行動する

相続税の申告をするときには「ある」よりも「ない」を確認する!

ということで、市町村から税務署にリツイートされていたという驚愕の事実をお伝えしました。(冗)

ここだけの話です。(笑)

 


【編集後記】
昨日は法人の月次処理のあと、パワポとにらめっこの1日。金曜日のセミナー資料を一部カスタマイズしたり、出版セミナーの資料をつくったりと。ところで、Inoreaderを使い始めてはや1ヶ月くらい。最初は使いにくいなぁと思っていましたが、今やFeedlyよりも便利だなぁと感じています。特に記事の検索やシェアは使いやすいかな。

【昨日の1日1新】
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