年明けてから確定申告で慌てないために。
確定申告を早めに終わらせるためには、早いうちにチェックしておくことが欠かせません。
確定申告の期間に新しい1年は始まっている
確定申告。
1/1〜12/31までの収入と経費をまとめて、決算書をつくって確定申告をするわけです。
2019年は2/18〜3/15までの間に確定申告をすることになっています。
源泉徴収をされているなどの理由で還付になるなら、e-taxの場合、1/4から確定申告をすることができます。
ただ、意外と見落としがちなのは、3/15まで確定申告にかかりっきりになっているうちに1月と2月は終わっているということ。
年が明けてから確定申告をイチからやっていては、大変ですし、ゲンナリします。
「Alexa、確定申告やって」と言ってもさすがに無理な話です。
だからこそ、毎月月次決算をすることを進めています。
自分の仕事の現在地がどこにあるかを知るためでもあります。


新しい年の月次決算をやるためにも、前年の確定申告は早めに終わらせるべきです。
年内に貸借対照表の残高をチェックしておく
確定申告を早めに終わらせるためには、残高を合わせておくというのは欠かせません。
預金残高、売掛金残高、固定資産の帳簿残高など。
その残高を管理する貸借対照表では、次のようなことをチェックしてみましょう。
固定資産の帳簿残高は正しいか?
フリーランスの場合、減価償却は毎年する必要があります。
減価償却をしたあとの固定資産台帳の年末帳簿残高と貸借対照表の帳簿残高が一致しているかどうかを確認しておきましょう。
残高にマイナス残がある?
貸借対照表は資産や負債の残高を管理する表でもあります。
それだけに預金をはじめ残高はプラスのはず。
通常から考えると、残高がマイナスというのはありえないわけです。
でも、マイナス残になっているというのであれば、どこかで経理処理にミスがある可能性があります。
補助科目が間違っているとか、そもそも経理をしていないか?
同じ取引の仕訳が2つあったというのは、クラウド会計を使っていてもよくある話です。


払ったはずの買掛金や未払金が残っている?
もう払ったはずの取引先への買掛金や未払金が残っているなんて場合もあります。
こういうケースでも、経理した科目、補助科目がまちがっているとか、未処理といったこともあります。
残っているのは、12月31日終了時点で未払いのものだけのはずです。
実態にあっているかどうかをチェックしておきましょう。
もちろん、売掛金など入金についても、同様に未入金なのか、未処理なのか残高をチェックしておきます。
年末にチェックして年明けの負担をなくす
この12月の下旬の段階で、1年間の取引はほとんど終わっていることになります。
そこで今日までの取引したものについては、12月中にチェックしておくのがベストです。
毎月経理をしていたとしても、どこかしらミスはあるものです。
年末にそのチェックをしておけば、年が明けてからそれほど負担なく、確定申告ができます。
年明けに溜まっていた経理を処理するようでは、年明けてからの1月や2月の経理は確定申告が終わった3月以降と遅れることになってしまいます。
「じぶんの仕事の現在地がどこにあるか?」
「これからどうする?」
を考えるためにも、確定申告のための整理を年内にある程度済ませておくのがおすすめです。
【編集後記】
昨日はお客様を2件訪問。月次、年末調整などをやりました。長男が幼稚園でサンタさんから動物の絵が入った丸いトランプ(みたいなもの)をもらってきました。夜になると「トランプやるひと〜」声を高らかに勧誘が始まります。そして今日も…。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
マック キャラメルメルツ
長男(3)とトランプ
相続税申告・ひとりしごとをサポートします 植村豪税理士事務所
相続や贈与のことでお悩みの方、「決算書の数字が読めない」、「資金繰りを改善したい」、「クラウド会計を使ってみたい」というひとり社長やフリーランスの方のサポートに力を入れています。
サービスメニュー
- 5/30@名古屋『法人メインの税理士のための同族株式入門セミナー 』
- セミナー開催リクエストフォーム
- 相続税申告・贈与税申告
- 個別コンサルティング
- スポット相談
- メールコンサルティング
- 顧問契約(法人)
- 顧問契約(フリーランス・個人)