相続税がかかる相続財産には、家財も含まれます。
特に価値があるものは、もれないように注意が必要でしょう。
家財も立派な相続財産
相続財産というと、不動産やお金、株式などはイメージしやすいかもしれません。
でも、相続税がかかる財産は、それだけではありません。意外と広いのです。
・個人事業で使う固定資産
・生命保険でも相続で保険が降りない契約(被保険者が親族)
・相続の時点で未入金のお金
などなど。
例外を除くと、亡くなった方が持っていたものや権利でお金に変えられるものの多くは相続財産になります。
意外と見落としやすいのは、家財。
例えば、家具や家電、着物、楽器、貴金属や宝石、自動車、骨董品など自宅にあるようなものです。
亡くなった方が持っていたのであれば、家財も相続財産になるのです。ただ、そうはいっても、評価額の小さなものまで細かく把握していられません。
そこで、1つの評価額が5万円以下の財産については、「家庭用財産」としてまとめて評価すればいいことになっています。
骨董・宝石・高級家電・クルマなどに注意
注意したいのは、家財はすべてまとめて評価すればいいというわけではない、ということです。
1つ(1組)の評価額が5万円を超えるものは、一式ではなく個別に評価する必要があります。
キホンは「売ったらいくら?」で評価しますが、中古品の売値がわからない場合には、減価償却の考え方で評価額を出すことになっています。(財産評価の減価償却の計算方法は少し違います。)
とはいえ、モノは買ってからだんだん価値が下がっていくという考え方をするので、価値が5万円以下になっているものは、やっぱりまとめればいいということになります。
では、個別に評価が必要なものには、どんなものがあるか?
・宝石
・掛け軸
・骨董品(こっとうひん)
・クルマ(買ったばかりの)
・金地金などの貴金属
購入家電でも、TVは耐用年数の4年が過ぎれば価値はほとんどゼロですが、買ったばかりで相続を迎えた場合には、価値はあるでしょう。
クルマも、もし相続の半年前に購入していたら、下取り業者に見積もりしてもらえば、さすがに5万円以上になるでしょう。
…となれば、相続財産に含める必要があります。
掛け軸、骨董品などはコレクターの方がいらっしゃいますし、過去にはペルシャじゅうたんを利用されていたこともあります。
高いものは百万円単位ですから、やはり個別に財産になるものでしょう。ただ、価値がわからないので、専門業者の方に見ていただくことになります。
鑑定や寄付には時間がかかる 早めに対処する
家財のうち、特に注意したいのは、宝石や骨董品など鑑定が必要なもの。
なぜかというと、評価に時間がかかるからです。
金地金やプラチナなどはネットで売値が出ていますし、クルマはオンラインで査定してもらうこともできます。
ただ、骨董品などはけっこう時間がかかる印象です。
亡くなった方がコレクターの方だと、数が多いケースもありますから、なおさら時間がかかります。
さらに亡くなった方の骨董品の収集を引き継ぐかといえば、そのケースは少ないでしょう。相続人の方は興味がないということもありえます。
すると、どうなるか?
「美術館などに寄付したい」となる可能性もあります。
となると、今度は美術館とのやりとりが必要になります。
国の機関なので、また決定までに時間がかかります。
ということで、鑑定や寄付するという場合には、けっこう時間がかかるのです。
もし、相続からしばらく時間が経ってから、ギリギリになって準備をするとなると、相続税の申告期限に間に合うかどうかわかりません。
相続があったら、家財に個別の価値がありそうな財産がないか?確認しておきましょう。
本当は生前のうちに整理できるといいのですが、集めているものはなかなか手放したくないですからね。
【編集後記】
昨日はオフ。
ランチをパン屋にいってから
長男(10)のリクエストでと3人で卓球。
先日いとこにあったときに教えてもらったのか、
回転かけたり、かなりパワーアップしていました。
これまで1回しか負けたことがなかったのに、
3勝4敗で負け越し…。
ただ、妻には負け越していましたけどね。
なんかめちゃプレー中に
お互いめちゃ笑えて楽しかったです。
まぁ、またやり返します。
夜はマリオパーティ ジャンボリーを。
久しぶりに長女(15)もいっしょに。
突然、長男(10)が
「大乱闘(スマッシュブラザーズ)売って、
マリオカート8、買おうかな」といい出したので、
「いやー、今からはどうかなー?」とごまかしました。
Switch2が来れば
マリオカートワールドを
プレイできますからね。
サプライズです。
【昨日の1日1新】
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