独立当初からともにした仕事用のクルマと別れ、新しい相棒を迎えることに。
新しいクルマを買うためにやったことを10個挙げてみました。
新車か中古か?
先日、2015年6月の独立からいつも一緒だったクルマを手放しました。
クルマを頻繁に買い換える方もいるでしょうけど、わたしはクルマへのこだわりがそれほどなかったので2〜3年で乗り換えたいなどの欲求もなくここまでやってきました。それにしても長かったですけど。
その流れは先日、記事にしています。
さらば、プリウス。愛車を楽天Carのオークションに出してみた。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
昨日、まさに引き取りがあって別の持ち主を探しにいったところです。
で、新しいクルマを迎えることにしました。
とはいえ、これまでクルマにさほど興味なかったこともあって、今回はかなり勉強しました。
で、そんな中、気に入ったクルマを見つけることができました。それが冒頭の写真にある「フィット 1.5 e:HEV クロスター(ハイブリッド車)」です。このクルマを買うまでにやったことを10個挙げてみます。
「買うまでにやった7つのコト」と「新古車を買う場合の注意点3つ」に分けてお伝えします。
クルマを買うまでにやった7つのコト
では、今回クルマを買うまでにやったことは次の7個です。
- 気になるクルマを探す
- 中古車販売店に行く
- ネットで探す
- ディーラーに行く
- 見積書をチェック
- パーツを集める
- クルマの納車
それでは、順を追ってお話してみます。
1.気になるクルマを探す
クルマを変えるとなったのも、計画していたことではなくどちらかといえば突然です。クルマの塗装が剥がれてきたのです。
さいしょは修理しようと修理をお願いしようと思ったのですが、出てきた見積もりは16万円…。そんなもなのかもしれませんけど、それにしても高いなと。
もう少し安いところでも10万円はするでしょうし、また同じような事例があるとも限りません。10年近く乗ったこともあり、プリウスとの別れを決めました。
ただ、想定外だったのでクルマの研究もろくにしておらず。気に入ったクルマを見つけることが最初でした。
今回、買うときに考えたのは燃費のよさ。
ある程度使うことを考えるとやはり燃料費も安いほうがいいですから、燃費のいいクルマをいくつか候補にしました。
そのときに候補になったのはこのあたりです。
車種名/最高燃費(WLTCモード)/タイプ
・トヨタ「ヤリス」 36.0km/L コンパクト
・トヨタ「アクア」 34.6km/L コンパクト
・トヨタ「プリウス」 32.1km/L セダン
・トヨタ「ヤリスクロス」 30.8km/L SUV
・ホンダ「フィット」 30.2km/L コンパクト
どれも30km超えですが燃費はカタログ値なので、多少差し引いて考える必要があるのはパソコンと同じです。
で、この6台を基準として選んでいくことに。
このうち、アクアは今までのプリウスに比べると後部座席が狭いことはわかっていたのでないかなーと。ヤリスも同じ理由で却下。いくら燃費重視でもまたプリウスを選ぶのもこれまたないかな、と。
日産のノートはお客さまが乗っていますし、日産車は好みでないです。
この段階で最有力はトヨタの「ヤリスクロス」に。SUVなので視点も高めでいいなと。
このとき、ホンダのHPで今回買うクルマ(フィット クロスター)の現行モデルを見てツートンカラーがいいなと。ただ、そのときはまだ「ヤリスクロス」寄り。フィットクロスターは気になる程度でした。
2.中古車販売店に行く
クルマの方向性が決まったところで、中古車販売店に行ってみました。
ネットでクルマの写真を見ていても、やはり使うのはリアル。
見たり触ったりすることで印象は変わるもの。その点、中古車だと多くのメーカーを扱っていますので手っ取り早いです。
店に行ったはいいのですが、カルテのようなものを書かないといけないのはやっぱめんどくさい…。タブレットだったのでまだよかったのですが。
その後、希望を伝えていくつかクルマを見せていただきました。
RAV4やハリアーなど人気だということでしたが、わたしに刺さるものはなく。
で、気になる「ヤリスクロス」を見せてもらうと、やはり写真では気づかないところがありました。
後部座席がちょっと狭いのと、ギアのレバーがちょっと細いのが気になりました。
こうなると「ヤリスクロス」も却下で振り出しに戻るところでした。
で、そのときに浮かんだのが「フィット クロスター」です。
試しに聞いてみるものの、残念ながらそのお店では在庫がないのと、全国の在庫を見ても福井県にあるだけということでした。
「フィットはよく出ているんですけど、クロスターはあまり見かけないですよ」とはお店の方の声。
それをきっかけに一気にフィットクロスターに舵を切ることになりました。
あとは、ハイブリッド車かガソリン車か?
燃費を考えればハイブリッド車のほうが上です。フィットクロスターの燃費は、ガソリン車だと15km/Lほど、ハイブリッド車で25km/Lほど。ただ、コスパがいいだけにクルマの本体価格はかなり違います。今回見たクルマでは30〜50万円ほど違いました。
その差をガソリン代の節約で埋められるかどうか?
…というとなかなかキビシイでしょうから、ここはガソリン車でもいいかなとこだわらず。
まぁ、後述しますが結果として、「フィット 1.5 e:HEV クロスター(ハイブリッド車)」を買うことになります。
後日談ですがクルマを買うと決めてから「ヤリスクロス」がわたしの視界にかなり入るようになりました。
人気のクルマなので、みんなが乗っているということ、ほぼ毎日見かけますから。
みんなと違うほうがいいという、あまのじゃくなわたしにとって決断は大正解だったなと。
3.ネットで探す
それ以降「フィットクロスター」を探す旅が始まりました。
どこかに行くわけではなく。ネットで全国を探します。
まずはgooなどの中古車販売のサイトをチェックすることに。ただ、山のように情報があるので、じぶんの中で線引きをしました。
・2023年以降(2年以内)に車両登録
・走行距離は10000km以下(多少妥協しても)
・フィットクロスター(ツートンカラー)
条件に合いそうなクルマが豊橋市、兵庫、東京、佐賀の4か所にありました。まぁ、中古としては条件キビシめですからそうなるでしょうね。
そのうち、兵庫や佐賀のクルマは2000〜4000km程度走っていたので、おそらくディーラーの試乗車が中古として売りにでているものです。
候補にはなったものの、兵庫も佐賀のお店も、「予約してもお店に来た方を優先します」「一度クルマを見ていただかないとNG」と返信が来たので、上からの感じにイラッとして「ないわ」と。
仮に買ったとしても、クルマの輸送料で4万円から7万円ほどはかかります。その点、豊橋は愛知県内なのでじぶんで取りに行ける範囲です。
その豊橋の中古車販売店にあったフィットクロスター(ハイブリッド車)に決めました。マイナーチェンジ前のタイプでしたが、2023年登録で走行距離はわずかに5km。これが決め手でした。
気になったのは「なぜ5kmしか走っていないのか?」という点。
…ということで、登録しただけで店内での展示もされず、走ってもいないという想定外のクルマでした。いわゆる新古車。
仕事用のクルマ。「新車」・「中古車」・「新古車」の減価償却を解説。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
初期登録しただけなので、ナビ(ディスプレイオーディオ)やETC、ドライブレコーダーなどは一切ついていないのです。なのでメーカーのオプションをつけるか、Amazonや楽天で気に入ったものを買って用意するかを選ぶことができます。
マイナーチェンジ前で初期登録がされているという理由だけで中古扱い。「フィット 1.5 e:HEV クロスター」というハイブリッド車ではあるのですが、それでも中古扱いなので値段は新車よりも30〜50万円下がります。
その新車にこだわるかどうか?
わたしは中古でもいいと思っていましたが、ほぼ新品のクルマに出会ってなおさら中古でいいやんとなりました。
豊橋ならJRで45分くらいで行けますし、担当者の方もいい感じだったので、仮決めしておきこの時点で9割決まりました。
4.ディーラーに行く
ネットで中古車を見ている途中、ディーラーにもネタ仕入れにいきました。
「新車を買うとしたらいくら?」を知るためです。中古車や新古車を買うとしても新車と比較はしておいたほうがいいです。
たとえば、デザインが全く違う、値段にそれほど差がないというのであれば新車のほうがいいというケースもあるでしょうし。
ただ、そのときの内容はパッとしないものでした。やっぱ高いな…と。
ざっくりいうと、ガソリン車の見積書から不要なモノを除いてようやく出た金額が、豊橋のお店で見つけたマイナーチェンジ前の新古車であるハイブリッド車と同じくらいの値段でした。
ナビやETCなどをじぶんで用意して取付けをお願いしてもなお安い。新古車のハイブリッド車のほうがコスパがいいなと。
比較もしながら、新古車に決めました。
5.見積書をチェック
購入にあたって見積書を出してもらいました。
担当の方も若い方でしたが気の利いた方だったので、必要そうなものだけを見積書に載せていただけました。いるものいらないものと選ぶのも、実はけっこうめんどくさい。それをあらかじめ整理していただけたのは感謝です。
何かメールで質問しても、それも話が早くてわたしにはよかったなと。押しが強い方は苦手なので。
それでも見積書ではいらないものをすべて削りました。
- JAF会費
- ワイヤレス充電器
- CDチューナー
- ETCセットアップ
などは、ディーラーに頼むと工賃含めて高くなるので、パーツを買ってお願いするとしても別のところで、ということでこれらはカット。
あと、ホンダの純正ナビは20万のも…。ディーラーではそちらがおすすめされます。
まぁスマホアプリでリモート操作できる、駐車場で探せるなどメリットもあるのですが、そのためだけにあのナビを買わんでもいいかなーと。駐車場でクルマを探せるという機能にはすでに手を打っていますから余計にいらんかなと。
記憶に頼らずにAirTag(エアタグ)で。忘れていいことを手放してみた。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
逆に見積書にはなかったUSB-Cの端子はつけてもらいました。
こうして新しいクルマのそとぼりは整ってきました。
6.パーツを集める
クルマ本体の準備が整ったところで、今度はパーツの準備です。
・ETC
・ディスプレイオーディオ
・ドライブレコーダー
をはじめとして、Amazonや楽天でいろいろ買ってみました。せっかく大きな買い物をするので、この際こだわってみようかなと。
何を揃えたかは、また別の記事にしようかなと計画中です。
7.クルマの納車
で、いよいよクルマの納車です。
JRに乗って45分、もうすぐ浜松というそのちょっと手前の豊橋まで。お店ではクルマの操作方法を教えてもらい周辺を1周して実演してもらって帰ってきました。
最後まで丁寧に対応いただけたのは感謝です。YMCARS 豊橋本店 |Honda Cars 愛知東
帰りは高速道路で帰ってきました。ただ、よくよく考えるとETCがまだついていなかったので、何十年ぶりでETCなしで出口でクレジットカードをわたして決済というオチ付きです…。
新古車を買う場合の注意点3つ
お伝えしたように今回、新古車を買ったわけですが、もし新古車を買うなら次の点に注意しましょう。
- クルマの装備は選べないことも
- 新車より高いケースに注意
- メーカー保証を引き継げるかをチェック
クルマの装備は選べないことも
中古車、新古車の場合には、走行距離が2000km〜4000km程度のことも多く、割安で買えるメリットはあるのですが、すでに装備がついているものも多いです。
もし、クルマの装備を選びたいのであれば、わたしが選んだような登録だけ済ませた未使用車を探すのも手です。ただ、ナビ、ETCを選ぶ手間がかかるのはデメリットでしょう。
わたしはじぶんの好みの装備を選ぶのも楽しめたのですが、そうでなければめんどくさい印象は残るでしょう。
・好みを選ぶために手間を増やすか?
・すでにあるものを選んで手間をなくすか?
装備にこだわりがないというのであれば、中古車を選ぶのも選択肢です。
新車より高いケースに注意
中古車や新古車の場合、新車を買う場合に比べて、すぐに買えるというメリットがあります。新車の場合、数ヶ月かかることもふつうですし、1年後にようやく届くというケースもあります。
中古を買うときに注意したいのは、新車よりも高いケースがあるということ。
ジムニーなどではありえるケースです。
「新車よりも中古車のほうが高いなんてことあるのか?」と思われるかもしれませんが、やはり中古車はすぐに乗れるという点も逆転現象につながった理由の1つでしょう。
「新車より高くてもいい」を望めばいいのですが、そうでなければ避ける必要があります。
その回避策としては、やはり新車の研究もしておくこと。新車の情報がわかれば、中古車を買うとしても失策することはありませんので。
わたしもお伝えしたように中古車を買うとしても、新車の研究はしました。
メーカー保証を引き継げるかをチェック
新古車を買うならメーカー保証を継承できるかどうか確認しましょう。初期登録をするとメーカー保証期間がスタートします。その保証期間の途中で買うわけですから、まだ未経過の期間について保証を引き継ぐことができるということです。
ただ、保証を継承できるかどうかはお店の対応にもよるので、事前に確認したほうがいいでしょう。
せっかくクルマを買うなら、メーカーの保証はあったほうがいいですから。
というわけで、仕事用のクルマとして新古車を買ってみたので、買うまでの流れ、新古車を買う場合の注意点もまとめてみました。
これから仕事用のクルマを買いたいけど、クルマ事情がよくわからないという方の参考になれば。
【編集後記】
昨日は午前中にクルマの引取り。レッカー車が来ると思いきや、おじさんがひとり立っていてギャップが…。名古屋港まで乗っていかれるとのことでした。その後に船で横浜へ行くとのことでした。午後はセミナー開催。その後はクルマがないので歩いて駅方面まで15分ほど移動して新レンズも少しだけ試しました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
クルマの引取り
FE 85mm F1.4 GM II