SONY 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)は「寄れる望遠レンズ」。

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望遠レンズ、「SONY 70-200mm F4 Macro G OSS II」を利用して1ヶ月ほど経ちました。
選んだ理由、体験談をお伝えします。

目次

「寄れる望遠レンズ」を選んだ理由

望遠レンズは、遠くまで撮ることができ、遠くのものを近くにあるように映せる、背景ボケしやすいというのが特徴です。

ただ、遠くまで映せるほど望遠レンズはサイズが大きくなる傾向にあります。

このレンズの焦点距離は70mmから最大で200mmまで。守備範囲は広いのですが、35mmや85mmの単焦点レンズなどに比べると、サイズが大きいのは否めません。

ただ、このレンズ、望遠レンズのわりには軽いのです。写真には三脚座がついていませんが、付属の三脚座を除くと約794g。望遠レンズでは一応、軽いされています。

そして、F値は70mmから200mmまですべてF4通し。200mmになるときはレンズが伸びるタイプです。

伸びないほうが好みですが、通常時をコンパクトにするほうを優先したのでしょうね。

F4というと少し暗いレンズというイメージがあるかもしれません。
F2.8のレンズに比べれば、確かに少し暗いレンズということになるでしょう。

この点、昼間に屋外で撮影するならF4であることの影響はさほどありません。日中は明るいですから。

ただ、夜に撮影する場合には、暗くなりますからシャッタースピードやISO感度で調整することになります。ISO感度は高くなると写真が粗くなりますから、写真を撮るための工夫は必要になります。

では、そんな中、なぜこのレンズを選んだか?

いちばんの理由は、このレンズの守備範囲の広さ。次に軽さです。

望遠レンズではあるのですが、マクロ機能があり、ハーフマクロ(最大撮影倍率0.5倍:通常マクロの1/2)での撮影ができます。等倍の半分の大きさを写せるレンズです。

こんな感じでかなり被写体にも寄れるのです。

現実のものよりも大きくして見せることができます。ちなみに、最短撮影距離は26cm(70mmの場合)~42cm(200mmの場合)です。

さらにこのレンズはコンバーターに対応していて、2倍コンバーター(別売り)をつけると、焦点距離が200mm→400mmになります。より望遠での撮影が可能になるわけです。

この写真もコンバーターをつけて焦点距離を400mmにして撮りました。近づくと逃げるのでそーっと寄りつつ。

マクロから超望遠までの守備範囲が魅力のレンズ。それが選んだ理由です。

寄れる望遠レンズで写真を撮ってみた

どんな写真を撮れるのか?

この1ヶ月で撮影したものをあげてみると、

これは、200mmをスーパー35mm(APS-C)モードで撮影したものなので×1.5で300mm

カメラ入門 SONY α7Ⅳ スーパー35mmモード。ボタン1つでもっと遠くへ。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG

200mm。

これも近鉄が通り過ぎる瞬間に70mm。望遠レンズながら寄って撮影できるので撮れた1枚です。

富士山静岡空港で飲んだカフェオレ。これも70mmで寄って撮影。

ズーム比較。こちらは70mm。

ズームして200mmで撮影。

これは70mmで撮影。通常の70mmから200mmでも充分に使いやすいです。

別売りのテレコンバーターを使うと、焦点距離を倍にすることができます。

コンバーター・スーパー35mmでさらに倍

写真のテレコンバーターは2倍のもの(これとは別に1.4倍のテレコンバーターもあります。)。コーヒー(ショート)のサイズの半分くらいのサイズです。

左がテレコンバーターをつける前、右がつけた後。少しレンズは長くなりますが、これですべて2倍換算になります。焦点距離が70mm-200mmが通常。テレコンバーターをつけると140mm-400mmに変わります。

ただし、F値も最小F値はF4の2倍でF8になり暗くなりますので、これはデメリットです。

明るさはシャッタースピードやISO感度で明るさを調整することになります。F値が上って背景ボケもしにくくなるので、被写体と背景との距離を離して背景ボケさせましょう。

テレコンバーターを使った撮影も試してみました。

公園の階段の下でひなたぼっこをしている猫を例に。これが70mm(F4・SS 1/800・ISO 160)。

200mm(F4・SS 1/800・ISO 160)

ここで、テレコンバーター2×をつけて撮影。70mmは140mmに。(F8・SS 1/800・ISO 160)。ただ、F4はF8になるのでご覧のとおりそのままだと暗くなります。

そこでシャッタースピードを下げて明るくしました。140mm(F4・SS 1/250・ISO 160)

同じくテレコンバーター2×をつけて最大200mmは400mmに。

これに加えてスーパー35mmモードを使えば、1.5倍になるので最終的には、焦点距離600mmの被写体まで撮影ができることになるわけです。

カメラ入門 SONY α7Ⅳ スーパー35mmモード。ボタン1つでもっと遠くへ。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG

ちなみにハーフマクロで撮影した写真は、テレコンバーター2×をつけると、

2倍で等倍マクロでの撮影ができます。

ちなみにレンズのよこのスイッチで、ピントの合わせる範囲をマクロ範囲だけに絞ることもできます。

ということでまとめると、SONY 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)のレンズをおすすめするのは、

・望遠レンズでも軽いほうがいい
・マクロ撮影をやってみたい
・暗い所での撮影が少ない。暗い場合は三脚を使って撮影できる

という方かなと。

でも

・重さと大きさは気にならない
・マクロ撮影しない
・できるだけボケやすくしたい
・暗い場所で撮影することが多い

というなら、「70-200mm F2.8 GM OSS II」というF2.8通しのレンズのほうがいいでしょうね。10万円違いますが、SONYストアで試してみたところ、その価値は確かにありました。わたしはちと重いなと思ってこっちを選びましたけど。

ということで。守備範囲が広く「寄れる望遠レンズ」。
望遠レンズとしての軽さも魅力。気になる方は試してみてはどうでしょうか。


【編集後記】
昨日は打合せ。決算前の確認などを。その後はカメラを持って大池公園に行って写真撮影を。ブログネタの仕入れも。夜はヨーロッパリーグのチェック、長女(15)の勉強を見たりなど。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
テレコンバーターで等倍マクロ撮影


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