やったことがないと「苦手」と位置づけてしまうことがあります。
本当に苦手でやりたくないことならともかく、やってみたいことなら苦手でもやりようがあります。
じぶん自身の体験を踏まえてまとめてみました。
苦手なものは捨てればいい?
「苦手なものは捨てればいい」
「得意なものだけを伸ばす」
というのはよく言われることです。
確かに苦手なこと、やりたくないことなら無理に向き合う必要もありません。
わたしの場合は、
- 電話を仕事で使う
- 飛び込み営業をする
- 紙でしかできない仕事
といったことになります。
たとえ得意なことでもやりたくないことなら、やってはいけません。
税理士の仕事だと
- 脱税のアドバイスをする
- 経理なんか適当でいいという方との仕事
- 高圧的なヒトと仕事をする
といったことがあります。
で、得意でやってみたいことは、放っておいてもやります。
- 気の合う方との仕事
- パソコンを使った仕事
- プログラミング
- ゲーム
では、「苦手だけどやってみたい」はどうか。
「苦手だ」と思えば、それを理由にやりたくないことに位置づけてしまいがちです。
でも、本当に「苦手」で「やりたくない」なのか。
- やったことないから苦手だと思いこんでいる
- 苦手なことの一部にやってみたいことがある
というケースもありえますし、いざやってみたら意外とできるわ、なんてこともあります。
だとすれば、「苦手」という切り口だけで、切り捨ててしまうのはもったいないことです。
苦手でもやりたいことはある
苦手でもやりたいことなんてあるのか?と思われるかもしれません。
わたしにはありました。
・経理
・ネットにじぶんを出す
・発信
・人前で話す
・写真
といったことです。
経理は会社に入る前には、苦手意識がありました。経理だけはやりたくないと。
でも、いざやってみたら得意になりましたし、人生必須のスキルを身に着けたのは幸運だったなとも。
独立後、HPもつくらなかったのは、ネット上にじぶんを出したくなかったからです。
写真はもちろん、メニューを出すことも。苦手分野でした。
でも、このままじゃ知ってもらえないという問題意識から、ブログを始め、HPをつくり、発信を続けるようになりました。
続けることで興味はあるけど苦手に位置していたことのポジションを変えることができました。
これは苦手というくくりだけで切り捨てていたらできなかったことです。
人前で話すのも、独立前はほとんどやったことがなく苦手だと思っていましたが、それもいざやってみるとできましたし、コンテンツとして売ることができています。
写真も撮ってもらうのは苦手で、カメラマンの方にコトバをかけてもらっても笑うことができず、ときには目をつぶってしまったりと向いていないなと感じたこともありました。
でも、ネットにじぶんを出すことの意味を理解してからは多少慣れましたし、逆に撮る側が楽しいということにも気づけました。
もしかしたら、撮ってもらうにも自然に撮ってもらう、何度失敗してもお気に入りの1枚があれば苦手ではなくなるかもしれません。
苦手の中にも実はやりたいことがあれば、見逃したくないものです。
ときには苦手を覗いてみることも悪くありません。
「苦手」より「やってみたい」に着目する
「やったことがない」は、苦手意識にもつながります。
でも、「やったことがない」→「苦手」と決めるのは、ちょっと短絡的ではないかと思うのです。
事実、やったことがない仕事でもやってみたらできた、ということは山ほどあります。
前述したわたしの経験からもわかることです。
となると、やってみるというその一歩目が大事です。
やるときには「苦手」という感情を捨てましょう。
やりたいなら苦手意識と戦うのはやりようがあります。
- 道具を手に入れる
- スキルを手に入れる
- 教えてもらう
などなどなんとかできるものです。
独立後はその一歩目を踏み出していただくことをサポートする仕事もできます。
今はそれも仕事の1つです。
自主開催セミナーや個別コンサルティングでも「やったことがない」けど「やってみたい」という声があります。
他の方の「やったことがない」「一歩目」に貢献するのも今となっては楽しめる仕事の1つです。
一歩目を踏み出せればそれ以降はなんとかできますし、「苦手」よりも「やってみたいか」を優先して考えてみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
昨日は確定申告。午後からは法人のお客さまと打合せ。今後の話もしつつ、プライベートな会話も楽しみました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
もち吉 ちょこあられ