相続税がかかってもかからなくても、相続対策はしておきたいもの。
もめないためにやっておくべきことをお話します。
相続は他人ごとか?
相続。
若くしてこの世を去らない限り、誰もが一度は経験するもの。
親の相続、夫婦、兄弟の相続、ときには子どもからの相続も。
どういう順番で相続があるかもわかりませんし、相続人が誰になるかも相続の順番によって変わることもあります。
通常は上の世代からです。
そして、相続税がかかるか、かからないかもその相続人の数次第です。
同じ財産でも相続人が1人なら基礎控除額は3,600万円、3人なら4,800万円ですから、「うちは財産がないよ」といっても相続税がかかることもありえます。
「先のことを考えても」と思うかもしれませんが、どのみちどこかでは向き合うことです。
人生において1つの大きな課題。
対策は少しずつ考えておいたほうがいいでしょう。
もめないためにどう分けるかも考えておく
相続対策といえば、相続税の対策ばかりに目が行きますが、そうではありません。
むしろ「もめない」「わけられるか」が優先です。
相続税がかからないとしても、遺産分割という手続きはありますし、借金があればその引き継ぎもあります。
ひとくちに財産が6,000円あるといっても、
不動産が3,000万円、お金や株で3,000万円
不動産が5,500万円、お金が50万円
では、遺産のわけやすさはまるで違います。
仮に不動産に相続人の1人が亡くなった方と一緒に住んでたなら、わけることはむずかしいでしょう。
また、相続人ごとに思い入れもあるかもしれません。
相続よりも前にもめない対策をしておけば、もめる可能性を下げることはできます。
相続の前にできること
相続のときにもめないようにやっておきたいのは、話し合いです。
「相続のことを話すなんて」と思われるかもしれませんが、どのみちどこかではやることです。
話しにくいことなら、相続や相続税の時事ネタから入るなんていうのもいいかと。
あらかじめお互いの考えがわかっていたほうが相続とは向き合いやすいです。
そして、みんなで話すことです。
わたし自身も父が78歳、母が76歳。
そういう話も妹を含めて、今年もしました。
相続メルマガにはちょっと書きましたけど。
税金がかかるか、かからないかは関係ありません。
お互いの意思を確認しておくことが大事です。
あとは、財産の構成内訳を確認しておくことです。
どんな財産があり、何を相続するのか、調べないとわかりませんし、ネット上の株やお金もあり、財産を見つけるのもカンタンではありません。
調べたら不動産が多く、お金がほとんどなかったということもありえます。
ただ、先に財産構成がわかっていれば、対策できることはあります。
未利用の土地をお金に変えておくとか、分けやすくしておくことも必要でしょう。
もう1つは遺言。
話をして決まった分け方を遺言書に残してもらいましょう。
時間が経てば、忘れてしまったり、意思表示できなくなることがあるかもしれません。
決めたことを遺言書に残しておけば、それが意思表示になります。
話しにくいことではあるのですが、もめないためには可能な限りやっておいたほうがいいでしょう。
相続があるであろう方の財産構成を把握して、分けやすいかどうか現状を知っておくことも大事なことです。
【編集後記】
昨日は午後からセミナー開催。途中お1人への配信がつながらなくなるというトラブルもありましたが、再度つないで無事に終わりました。終わってから写真を撮りにいったりと。
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