税金を過度に嫌うと結局はお金に困ることになる理由。

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税金を払いたくないというのは誰しもが思うことです。

ただ、税金を過度に嫌って払わないと結局、お金で困ることにはなります。

目次

税金はイタイけど過度に嫌ってはいけない

税金。

いつ払っても痛みは感じるものです。義務だから払わないといけないとはわかっていても、手放しで払えるものではありません。

ただ、こうも考えています。

税金を払うのはイタイけど、払うことを過度に嫌ってはいけない、と。

税金を払わなくていいのは、利益がゼロ以下のとき、つまり赤字のときです。

利益が100万円出ていたとして、税金を払いたくないからと、本来必要でない110万円の経費を使えば、10万円の赤字です。

これなら払う税金はゼロになります。(会社の場合は赤字でも約7万円の法人住民税は払います。)

ただ、ここで気づいておきたいのは、110万円の経費を使った結果、手元のお金も110万円減っているという事実です。

もし、同じ条件で100万円の利益がでたときに、経費を使わずに30万円の税金を払えば、70万円のお金は残るわけです。

手元のお金は結果的に増えていきます。

税金を払わないとお金が増えていかないといわれるのは、こうした理由からです。

だからこそ、税金を過度に嫌わないほうがいいわけです。

税金を過度に嫌うとお金を借りれないかもよ

さらに、税金を過度に嫌って経費を使った結果は、今後の資金繰りにも影響します。

お金を借りにくくなるという視点です。

どういうことか。

銀行からお金を借りる場合、その判断をするのは銀行です。

・現状
・収入
・決算書
・資産状況
・人(考え)

などを踏まえて、そもそも貸せるかどうか

・貸せる金額
・返済期間
・金利

を決めます。

銀行もビジネスとしてお金を貸しているので、「お金を貸してちゃんと返してくれるかどうか?」の判断には慎重にならざるを得ません。

その判断材料の1つとして銀行が見るのが、決算書の利益です。

税金を払うことを嫌った結果として、前期は赤字だった。

その後に、もし銀行から融資を受けたい場合、銀行はその赤字となった決算書を見ることになります。

利益だけでなく、決算書の貸借対照表を時価評価した上でチェックします。

その結果、「きっと、お金を貸しても返してくれないな」という判断をされてしまう可能性は大いにあります。

ここでもし、痛みを感じつつも税金を払った結果、利益が出ていればどうでしょう?

利益を返済の原資として見るのですから、「貸したら返してくれるだろう」とお金を借りれる可能性も増えますし、その先の資金繰りの状況も変わってくることでしょう。

ある程度の節税はしても、税金を過度に嫌うと、結局はお金に困ることになります。

痛みを感じつつも税金を払い、利益が出ているときにこそ、先を見て必要ならお金を借りておくという意識が必要です。

仕事はお金がなくなったら「おしまい」

仕事を続けるにはお金が必要です。お金がなくなったら「おしまい」。

仮に赤字だとしても手持ちのお金がある限り、仕事は続けることができるわけです。

そうはいっても、どこまでもいっても赤字、無限にお金がでてくるなんて話はありません。

だからこそ、利益を出してじぶんのお金を増やしつつ、手元のお金を増やして資金繰りの不安をやわらげる。さらに、お金を借りて、手を打ちやすくすると手を打つことが必要でしょう。

無借金経営は理想ですが、大企業でもない限りなかなかむずかしいです。

手元のお金だけでは、コロナのような環境の変化には対応できないでしょうし、なによりできることはどうしても狭くなります。

もちろん、借りたお金は返す必要があり、お金があるからといってムダに使ってしまわないようにもしたいところです。

資金繰り表をつくってお金の動きを追ってみましょう。

さらに、利益、お金の動き、借入金の動き、その差額としての実質無借金のお金の動きはつぶさにチェックしておきましょう。

こうしたグラフで動きを見ておくのもおすすめです。


【編集後記】
昨日は車の点検をしてもらうのにディーラーへ。異常なしでした。
その後は、税理士業をすすめました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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