青色申告を始めたければ、2020年分(令和2年分)からの可能性。新型コロナウィルスで特例

フリーランス

2020年分から青色申告が変わります。さらにこれから申請して2020年から青色申告になれる可能性もあります。

注意点をまとめてみました。

2020年分(令和2年分)から青色申告が変わる

2020年(令和2年)分の確定申告から、青色申告が変わります。

変わるのは、青色申告特別控除額。

今まで最大で65万円の控除をうけることができていたのですが、55万円に減額になります。

GOforIT

ただし、その分、基礎控除が38万円→48万円に増えるので、
GOforIT

全体としては負担の変更はないといえます。
GOforIT

 

補足
ただし基礎控除額は所得(利益)が大きい場合には、制限があります。合計所得が2,400万円を超えると、48万円→32万円になり、以下さらに16万円に減り、2,500万円を超えるとゼロになります

ただし、この状態で青色申告特別控除55万円を65万円にする方法があります。

それは、確定申告期限までに電子申告(e-tax)をすることです。

電子申告には、マイナンバーカードとカードリーダーが必要です。マイナンバーカードは早めに取得しておきましょう。執筆日現在だと3週間ほどかかります。

カードリーダーはAmazonなどで購入できます。

お金が出て行かないのに経費扱いになるというのが青色申告特別控除。フリーランスにとってはこの10万円の差は大きいでしょう。

まとめるとこういうことです。

  • 確定申告を紙で提出    →  +10万円なし
  • e-tax(電子申告)で提出 →  +10万円あり

もう1つの方法として、電子帳簿というのもあるのですが、これは敷居が高いので考えなくてもいいでしょう。

となると、青色申告を選ばない手はないわけです。白色申告にしていたからといって、逆にメリットもないですから。(帳簿の保存は必要ですし。)

今から申請して2020年から青色申告できる?

すでに青色申告であれば、電子申告をできるようにマイナンバーカードとカードリーダーを手に入れれば、前述のメリットは受けられるわけです。

ただ、このコロナの影響から、じぶんで経理をやっていきたい、数字をチェックしたいと考えた方もいらっしゃるでしょう。

気になるのは白色申告だったけど、今後は青色申告にしたいというケース。

もし、2020年から青色申告にしたければ、通常は2020年の確定申告期限までに青色申告承認申請書を税務署に提出しておかないといけません。

ところが今年は事情が違うわけです。新型コロナウイルスの影響がありました。

本来、提出期限は確定申告期限の2020年3月15日。その後、期限が延長され確定申告期限は2020年4月16日。

どちらも新型コロナウイルスの感染防止のために、外出を自粛をしているという時期でもありました。

このことから、税務署は今回に限って確定申告書も提出期限後でも、確定申告書の提出を受け付けるとしています。

じゃあ、青色申告承認申請書の提出はどうか?

申請書の提出もそこに含まれます。

ということで。2020年に限っては、申告納付期限の前だけでなく、その後に青色申告の申請をすれば2020年(令和2年)から青色申告にできるのです。

ただ、適用できないケースもあります。

それは、申告期限後から 青色申告承認申請書を提出するまでの間に、修正申告や更正の請求(税金を返してもらう)といった何らかの手続きをしている場合。

その場合は、そのタイミングで何らかの手続きをしたわけですから「そこで青色申告の申請ができたでしょ?」ということになり、青色申告は原則通りで2021年(令和3年)からということになります。

2020年分(令和2年)の青色申告を申請する場合の記入例

2020年分(令和2年分)から青色申告にする場合には、申請書にコメントを入れておく必要があります。

このコメントを入れておかないと、「これってコロナ対応ということでいいですよね?」と問い合わせの電話がかかってきますので。

紙で提出する場合

申請書を印刷して提出する場合は、申請書の右上に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と記入しておきましょう。

GOforIT

こちらのPDFに直接入力して申請書をつくることができます。( Internet Explorerのみ可というのがイケてませんが。)手書きでなくても大丈夫です。

[手続名]所得税の青色申告承認申請手続|国税庁

e-taxから申請する場合

e-tax から電子申告で申請する場合には、一番下の段に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」入力すれば大丈夫です。

GOforIT

新型コロナウイルスの影響があったことで、じぶんで数字をチェックしたいという方もいらっしゃいます。

同じようにこれから数字と向き合いたいという方は、青色申告や電子申告にもチャレンジしてみましょう。

繰り返しますが、青色申告にするデメリットはありませんので。青色申告だと税務調査が来やすいなんてのは都市伝説です。


【編集後記】
昨日は個別コンサルティング2コマ。現状分析とクラウド会計でした。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
Zoomでクラウド会計のコンサルティング