独立後は失敗したくないものの、失敗することもあります。
ただ、失敗して学べることが多く、またその失敗には価値があるものです。
合格体験記で学ぶ「どうやって合格したのか?」
税理士試験の受験を決めてから、合格体験記を読みあさりました。
まず受験を決めて考えたのは、「とにかく最短で合格したい」ということ。
税理士試験に専念する身としては、とにかく、合格しないと…という思いです。
- 「どうやって勉強していたのか?」
- 「最短で何年で合格しているのか?」
- 「どういう環境だったのか?(家族構成など)」
ということを研究していました。
税理士試験にできるだけ早く合格したい。失敗したくない、という思いは受験した方なら誰にでもあるものでしょう。
なので。合格というゴールがある税理士試験では、どうすれば合格できるかというのを考えます。
いっぽうで、独立して生きていくならば、ゴールというのはなく、合格もないものです。
独立後はいかに失敗を減らすか?
独立すると、何もかもをじぶんで考えていく必要があります。それも1度のみならず常に、です。
そのうえで、仕事を続けていく必要があります。
- どこで仕事をするか?
- どんな仕事をやるか?
- どうやって仕事をとるか?
どれもこれまで考えたこともないことです。独立しながら考えていくことでもあります。
それゆえに。独立してからも、失敗したくないという思いは変わらないのですが、やっぱり失敗はあります。(私は)
何をもって失敗なのか?と言うのは人それぞれですが、私の場合にはこんな失敗があります。
- 話だけ聞いて値段を提示して請けた仕事が、フタを開けてみたらとんでもなく大変だった
- 紹介だけに頼って、じぶんで仕事をとるスキルをみがいていなかった
- 人を雇うか軸が定まっていなかったため、とりあえず複数人向けのソフトを年間契約して不要なお金を払った
- 事務所を退去して戻ってくる敷金をあてにしていたけど、期日に入金がなく、資金繰りでかなり焦った
- 独立当初に仕事があまりないから…と残業していた
- ネットにじぶんをだすのがイヤで縮こまっていた
- 確定申告中に、ちょっとしたことでプリントアウトしていて、気づいたら紙をとんでもなく使っていたことに気づいた
失敗はできればしたくないものです。ただ、何もかも失敗しないことは実際のところ難しいのではないでしょうか。
逆に失敗していなかったら気づけなかったよな、と思えることも多いです。
合格というゴールがない独立後は、フリーランスをやめない限りずっと続きます。その中で、どうやって失敗を減らすか?というのが大事でしょう。
だからこそ、失敗を単なる失敗だけで済ませるというのはもったいなく、価値があるものだと考えるようになっています。
チェックリストをつくってじぶんの失敗を減らす材料にしたり、誰かに伝えてみるということができます。
失敗談は熟成してから出す
失敗したことは普通にかんがえれば、人には言いたくないかもしれません。
でも、それをあえてネタにしてみるのはおすすめです。
ネタにすることで、じぶんへの糧になりますし、さらにその失敗を伝えることで、他の人の失敗がなくなると可能性があります。
失敗をしたときは、落ち込み、反省するのですが、ある程度時間が経てば、「あのときはこんなことがあって…」とネタにすることができるものです。
私は、独立の相談やセミナーで、失敗談があれば話すようにしています。
実際、アンケートでも、その失敗談のことに触れていただくことが多いです。
独立した当初は、わからないことも多く、失敗することもあるでしょうが、じぶんで「これは失敗だ」と思ったらメモしておきましょう。
それが数年後にネタとして熟成されている可能性は高いです。
【編集後記】
昨日はオフ。植物を夕方に子どもと3人で散歩へ。歩きながら母の日のプレゼントの計画など打合せ。子どもたちはサプライズにしたいようなんですが、長男(5)がネタバレしないかどうかがちょっと心配…。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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