「資格はもう役に立たない」という声はよく聞きますが、私自身は4年かけてとった意味はあると感じています。
資格があったから助けられたこと、できたことも多いです。
資格は役に立たない?
「資格はもう役に立たない」
「消える仕事」
なんてワードの候補に上がることの多い税理士という資格。
まぁ、色々と意見はあるでしょうが、私自身はこの資格を目指してよかったなと感じています。
そもそも、税理士を目指したのは、それまでの経理の経験から、「強みをつくって武器を持つ」というのが理由でした。
実際に税理士試験を受験しようと決めたとき、「いつか独立したい」とは思っていましたが、それは単純に収入を増やしたいとかそういう意図が強めでした。
この資格が今はじぶんのあり方を考える上での大きな軸になっています。
資格があったからできたこと
この資格があったからできたということも少なくありません。
独立
私が独立したのは、2015年6月。
独立したときに、いくつかの顧問契約をもってスタートでき、相続税の申告の仕事もすぐに1件仕事ができました。
この資格がなかったら、独立して今と同じような感じだったかどうか?
可能性はゼロとは言いませんが、資格があって独立しやすかったことは間違いないでしょう。
それだけに、資格なくフリーランスとして独立することは本当にすごいなと感じています。
話す仕事
お客様の話から、どんなことに困っているか?というお悩みをキャッチして、それを解決する方法を一緒に考えることができる仕事でもあります。
そして、何か行動をしようとしたときに、税金の話や資金繰りの話がついてくることは多いです。
その点でお客様の行動のきっかけになれる仕事でもあると感じています。
話す仕事としては、セミナーも同様。税理士としての仕事をする中での体験をお話ししています。
強くなれる
「税理士は厳しいんじゃないの?」なんて言われることも多い資格。
実際、独立するときには少なからずそういう逆風もあります。
ただ、独立するなら、そういう声に惑わされてはいけません。
そういう声にブレないようになり、少数派にいることができると、結果として強くもなれます。
私の場合、じぶんに自信を持たせてくれたのは、資格によるところもあると感じています。
税理士だけでなくてもいい
副業解禁と言われるものの、サラリーマンで副業というのには、まだまだ制約がある場合も。
この点。独立してフリーランスになったことで、副業ということではなく、仕事のどれもを本業、並行に位置付けることもできるようになりました。
会社の経営をしたり(一応)、独立の相談をいただくこともあります。独立したら、税金のことだけにこだわる必要もありません。
私の場合、もちろん税理士の仕事を好きで選んでいますが、独立してから感じるのは、その枠だけにとらわれずに新しい仕事ができるという魅力もあるという点。
資格がなかったら、独立していなかった可能性も高いですし、ブログを書いたり、人前で話すということもやっていなかったかと。
資格がなかったら、今のような生き方が選べていたかどうか。
その意味で、資格はじぶんの可能性を広げてくれる資格であると言えます。
税理士試験受験者数は年々減っているようですが、個人的には資格が可能性を引き上げてくれるという点はブレていません。
効果がないのであれば、あれほど時間をかけて勉強する意味もないでしょうから。
【編集後記】
昨日は名古屋市科学館でチームラボを体験。ずいぶん前にリニューアルしたのですが、今回初めて。施設もキレイですし、他にも子どもには楽しめるものが多かったのでまた行こうかと。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
リニューアル後の名古屋市科学館