税理士になってよかったと感じることの1つは、人に行動のきっかけをつくることができることです。
税理士という仕事
税理士になることにしたのは、強みをつくりたいと思ったことがきっかけです。
とはいえ、サラリーマンの頃から独立したいという気持ちがあったわけではありません。
仕事を辞めて税理士試験を受験することを決めたときに初めて、独立というものを意識したのを覚えています。
そのうち、人に貢献して喜んでもらいたいという気持ちもでてきました。
税理士になってよかったなと感じるのは、
- 直接、経営者の方と話ができる
- 行動のきっかけとしての提案ができる
- 自分に一定の自信を持てた
ということ。
税理士として独立したことで、ややこしい税金のことを人前で話をしたり、わかりやすく伝えるための資料をつくったり、と人の行動のきっかけをつくることも積極的に意識するようになりました。
きっかけをつくるための「伝えるスキル」
お客様には、何かしらの悩みがあります。
「事業承継ってどうしたらいい?」
「相続のことが心配」
「経理を効率化したい」
「利益を出すには?」
「資金繰りをよくしたい」
特に、中小企業の経営者となれば、その問題は会社だけでなく、結局社長個人にも関わることも多いですし、さらに税金の話を中心にむずかしいことも多いです。
この悩みを解消するには、理解してもらうことが大前提です。
こちらで決めることはできず、決めていただく必要があるからです。
だからこそ。行動をしていただくためには、わかりやすく伝えることが欠かせません。
難しいことをどう伝えるかは大事
税金の話など複雑な内容だけに、ツラツラ説明したところで伝わらないでしょう。
どれだけざっくりで伝えるかというのもいいトレーニングになります。
「あ、これも伝えないと…」言い出すとキリがなく(特に税金関係は)、思い切って余分な情報を「えぃ!」とバッサリ削ぎ落とす必要があるかと。
例えば、事業承継の話であれば、
- 今の株価はいくら?
- 移転方法ごとのメリット、デメリット
- 必要コスト
- 今後何ができる?
といったことで、結論だけ。
細かい資料とか、条文の情報は必要なく、要点だけ伝えれば、お客様には十分伝わると実感しています。(情報が多すぎてもかえって困惑することも多く。)
その方法として、イメージを持っていただくために数字以外にもイラストやグラフを使うことはやっています。
逆に難しいことをそのまま伝えるのでは、ニーズにはお応えできないでしょう。
そして、「どんなことができるか?」「どうやって伝えるか?」を提案するのに、アンテナを高くして学んでおくことも欠かせません。
私は独立してから伝えるために時間を使うことが多くなりました。
ブログやセミナー関係も含めて。
お客様の行動のきっかけをつくることで、結果的に自分自身の成長を感じることができるのは、今の仕事の魅力かと。
(もちろん、税理士でなくても伝えられることはあるでしょうが、私にとってはまず税理士になれたことは大きかったなと感じています。)
そして、今は、税理士業以外のこともやってみたくて、会社をつくっています。
独立したら会社をつくるか?つくらないか? 私がひとり会社をつくった3つの理由 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
税理士として、これから独立する方、税理士に興味がある方の参考になれば。
【編集後記】
LINE Payアプリを使ってみました。PayPayと同じようにマップが出るようになっていて、以前より使いやすくはなったかなと。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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