税理士試験を受験した経験から言えるのは、最後まで何が起きるかわからないということです。
ここの2週間の頑張りが、当日にいい結果をもたらすかもしれません。
税理士試験はむずかしい
税理士試験、合格率もさることながら、違う意味でもむずかしい試験です。
- 本試験は良問であることは少ない
- 結果が12月までわからない(社労士より受験は早いのに結果は遅い)
- なにが原因で合格したのか、不合格になったのかわからない(今回から点数だけはわかるらしいですが)
- 受験会場に当たり外れがあることも
決して、学校でやっているようなキレイな問題じゃありません。問題を作る人のクセもでていますし。
私が法人税法を受験したとき、まさかの計算でコメントを書かせる問題が出て、パニックになり不合格。
2回目の受験ではTACの解答解説会に初めて参加し、合格絶対といわれる点より10点多かったけど、なぜか不合格。(なぜ??と不思議でしたが、まぁ仕方ありません。)
そして、3回目にしてようやく合格しました。
さらにその後も、やっぱり法人税で「資本積立金額」というすでに条文から消えていた言葉が、フツーに問題で使われていたり…。(こんなの絶対パニックになります。)
本試験会場では、エアコンの効きが悪いときもあったり、逆にエアコンで冷えすぎだったりすることもあり、体調も気になりますし、影響します。
なので、ストッパを服用していたことも。
そんな感じで。わたしのイメージでは、本試験はまるで別世界。
それまでの学校の成績のとおりになるとは限らないという感じですし、そういうことが普通にありました。
だったら、やっぱり当日まであきらめないのがいいはずです。
最後まで何が起きるかわからないんですから。
税理士試験の3日前のなにげない会話が本当になっちゃった話
埼玉の税理士、内田さんがこういった記事を書かれていました。
税理士試験。問題が悪い・運が悪いは関係ない。どんな問題でも必ず合格する人はいる
驚きました。直前に見ていたのが本番に出たという経験は意外にあるんだなぁと。
これ、わたしもあったんです。消費税法の受験で。
こんな感じでした
3日前に友人とこんな会話を。
「あれ、覚えた?人格のない社団等の理論。さすがにあんなの出ないよね?」
「出ないでしょうね。まぁ、出たら法人税法の人格のない社団等の理論とかテキトーに書いとけば…。」
と言って、一応サッと眺めるだけ眺めておく程度。
そうしたら、これが3日後の本番で出てしまいました。ズバッと。
3日前までまったく見ていなかった理論が出たので、本試験会場で心の中で「よっしゃ〜」と言って、周りにわからないように手を震わせてガッツポーズしてました。
あとにも先にも、これ以上に「絶対合格したわ。」と合格を確信した年はありません。
もちろん、その年に消費税法に合格しました。
あと相続税も直前に配布されたプリントから土地の評価問題が2〜3問ズバッと出ました。
相続税が1回で合格したのは、この問題が出たことも大きかったかなと。
あと2週間で何ができるか?
2週間でなにができるか?
結果は、たった2週間と思うのか、まだ2週間あると思えるかで変わってくるでしょう。
2週間あれば、理論を覚える、計算問題を解くなどそれなりにできます。
とくに働きながら勉強している方なら、集中して勉強する時期でしょうし。
(前日も勉強できないなら環境を変えることをおすすめします。)
働きながら合格していく人は、この期間の上手く使っているのでしょう。
ある程度のレベルまで勉強していれば、それまでの学校の試験でいい結果が出てなくても、あまり気にしないで2週間集中した方ががいいでしょう。
受験生が年々減っている税理士試験。人数はこんな感じで減っています。


さらにファンチャートで見ると右肩上がりがよくわかります。3割減ってます。

経済誌でAIで税理士が消える職業とか言われていたり、難しすぎる試験なことが原因なんでしょうけど、やり方次第じゃないかなと。

合格するには、努力とほんの少しだけの運が必要です。
残り2週間、試合終了のホイッスルがなるまで、全力で頑張っていただければ。
【編集後記】
小学校からの親友が東京で不動産業で会社作って来月独立するようです。業種は違えど同志ができてうれしい。まずは一人会社のようです。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
とある仕事の提案書作成