freee申告では、マイナンバーカードを利用することで電子申告ができます。
ただ、電子申告に利用している電子証明書の有効期限が切れてしまうとエラーになってしまい、送信できません。
すでにマイナンバーカードの電子証明書の更新手続きをしている前提で、freee申告で送信する場合のe-taxとeLTAX の対処方法をまとめてみました。
freee申告をマイナンバーカードで
freee申告は、freeeの申告用ソフト。
freee同様にクラウドで利用することができます。
Macでも、Windowsでも利用することができます。(Macの場合はSafariが前提)
freee申告。ひとり会社が法人税の申告をじぶんでやる方法。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
freee申告で消費税申告(2割特例)をじぶんでやる方法。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
freee申告には、freee会計のデータを連携できるというのがメリットとして挙げられることも多いですが、連携は正直アテにしていません。思うように連携されないことも多いので。(わたしのやり方に問題があるかもですが)
それでも、会計ソフトと利益の連携ができ、Macでも使えるのはメリットです。
じぶんで法人税の申告するなら、消去法にはなりますが、このfreee申告はおすすめです。
ただ、操作がカンタンかといえば、そうでもなく。
申告するときに何かしらのエラーがでることもあります。
エラーが出ると、慣れていないと対処のハードルは高めです。
今回は、電子証明書の期限が切れているとメッセージが出た場合の対処方法を次からお話します。
マイナンバーカードのには2つの期限がある
freee申告でネットから申告する場合、通常はマイナンバーカードを利用するでしょう。
そのマイナンバーカードには、2つの期限が設定されています。
1つはマイナンバーカードそのものの期限。
もう1つはマイナンバーカードについているチップ(電子証明書)の期限です。
期限がそれぞれで違うのです。
カードを発行したときに18歳以上なら10回目の誕生日までが期限。
いっぽうで電子証明書の有効期限は年齢に関係なく5回目の誕生日まで。
ということで、マイナンバーカードの2つの期限のうち、チップ(電子証明書)の期限が先にやってくることになります。
まぁ、電子証明書が使えなくなっても生きてはいけます。
ただ、freee申告には、マイナンバーカードについているチップ(電子証明書)を利用するわけです。
それ以外にも、コンビニで印鑑証明書をとれなかったりマイナンバーカードがあればできる手続きはできず。
ただのカードに…。
意外と困ることは多いです。
じゃあ、電子証明書をどうやって更新するのか?
現状は、市区町村の窓口に行かないとできません…。
自宅に有効期限通知の封筒が届き、有効期限の3ヶ月前から受付ができます。
マイナンバーカード自体の更新はネットでできるので、チップ(電子証明書)の更新もネットでできればいいのに。
まぁ、それはそれとして。
市区町村の窓口でチップ(電子証明書)を更新したとしても、e-taxやeLTAXでは更新前の電子証明書を認識しているため、freee申告で申告しようにもエラーが出ます。
freee申告で送信するなら、この電子証明書のエラーをなんとかしないといけません。
電子証明書の期限が切れていた場合の対処方法
freee申告のエラーチェックで、次のようなメッセージが出たら、電子証明書の更新が必要だということです。

e-tax、eLTAXとそれぞれ次のように更新しましょう。これができれば、freee申告で申告書を提出することができます。
e-taxの電子証明書の更新
e-taxにログインし、マイページをクリック。

その他の登録情報から、電子証明書の登録・更新ができます。

電子証明書の「登録する」ボタンをクリックし、

「ICカード・スマホ用電子証明書」→「マイナンバーカード…」と選び、「スマートフォンを利用」のボタンをクリックしましょう。

スマホでできるのは、e-tax素晴らしいです。

eLTAX(地方税)の電子証明書の更新
eLTAXのサイトにログインすると、証明書の更新のポップアップが表示されますので、

県か市を選び、

マイナンバーカードを選び(てかマイナンバーカードしか選べない)、次へ。

切り替わった画面で、マイナンバーカードを認証します。
ここで、事前セットアップが必要だというメッセージが出ることもあります。
事前セットアップが必要になったら?
ここで、もし「事前セットアップが必要です」というメッセージが表示されたら、

こちらから、署名用のプラグインをダウンロードしましょう。WindowsはChromeかEdge、MacはSafariです。
署名用のプラグインをインストール | eLTAX 地方税ポータルシステム
Macの場合は、Safari用のソフトをダウンロードして、インストール。
その後、メニューバーからSafari→設定→拡張機能と選び、ELPKIにチェックをいれておきましょう。

またWebサイトのタブで、ポップアップが許可になっていることを確認しましょう。

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事前セットアップが済んでいたら、カードリーダーでマイナンバーカードを認証することになります。(スマホでできんのか…)

マイナンバーカードの署名用パスワードを入力し、

マイナンバーカードの電子証明書の内容が確認できれば大丈夫です。

そのまま、県または市区町村に更新のデータ送信をします。

e-taxとeLTAXで電子証明書の更新をすれば、freee申告での送信処理はできるようになります。「登録済み」のマークが表示されればOKです。

5年に1回なので、エラーが出たらやっておきましょう。
5年後もっといいソフトが出ているのが理想ですけど、なかなか。
ということで、freee申告を使われている方の参考になれば、うれしいです。
【編集後記】
昨日は個別コンサルティング。その後はセミナーに参加。
懇親会まで楽しめました。
帰りに家族におみやげでぴよりんを。
大人気らしく、いちごはわたしの手前で売り切れでした…。
まぁ、そういうこともあります。
【昨日の1日1新】
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TEAVANA アイス ティー(ピーチ トランクイリティ)
ぴよりん