ピボットテーブルの合計(総計)を使って計算する場合の問題点と対策。

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Excelで欠かせないピボットテーブル。
データを瞬時に集計できるのが魅力です。

このピボットテーブルの合計をもとに計算する場合には、問題点もあります。
その解決策をまとめてみました。

目次

ピボットテーブルで集計したもの同士で計算

Excelでよく使う昨日の1つ、ピボットテーブル。
データを並べて、テーブルにしておき、ピボットテーブルにすることでデータの集計が一瞬でできます。

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ピボットテーブルでは別の場所、シートに集計をまとめることができるのです。
その合計も「総計」として表示されます。

この「総計」は非表示にすることもできますが、

そのまま活かすこともできます。
たとえば、ピボットテーブルの「総計」を利用した計算です。

ピボットテーブルの合計で計算

今回の事例は、ピボットテーブル2つの合計を利用した計算。

ピボットテーブルを2つ並べて、総計同士で

差額を計算することもできます。

ただ、ふつうに数式で計算するだけでは問題点もあるのです。

もし、ピボットテーブルに表示されているデータの行数が減ったら、どうなるか?

ただ、この数式だと、繰り返し利用する場合に問題があります。

もし、データ数が変わると、ピボットテーブルでの集計の行も減ってしまい、正しく計算がされなくなってしまうのです。

もし、ピボットテーブルの合計をもとに計算するなら、もとのデータに変更があっても、計算が崩れないようにしたいわけです。

この解決策としてXLOOKUPを使っています。

解決策はXLOOKUP

XLIOOKUPは、検索値をリストから探して条件にあうセルの値を返す関数。

上の事例だと、D2セルの値と同じ値をリストから抽出し、その行の売上(B11セル)をE2セルに表示させることができます。

Excel入門 XLOOKUPで検索値がない場合のエラー値を表示しない方法。IFERRORよりXLOOKUP。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG

このXLOOKUPをもとに集計をするようにします。

ピボットテーブルの集計の対象になったデータに変化があったとしても、XLOOKUPを使うことで、行数が変わったとしても問題なく計算することができるのです。

具体的には、「総計」をA列から見つけて、同じ行のB列の値を返す、D列とE列でもXLOOKUPで同じように計算して、合計での計算をします。

=XLOOKUP(“総計”,A:A,B:B)とすることで「総計」をA列から探して、そのB列の値を抽出して、という伝え方ができます。

たとえ、ピボットテーブルの行数が変わったとしても、

・A列にある「総計」を見つけて、その行にあるB列の値を返す
・D列にある「総計」を見つけて、同じ行にあるE列の値を返す

ので、たとえデータ数や項目数に変更があったとて、問題ないわけです。

ということで。Excelで計算をするときにデータの変更はありえます。
その場合でも同じように計算できるようにするのに、XLOOKUPを使った集計方法も参考にしていただければ。


【編集後記】
昨日は歯医者。
2ヶ月に1回通っていることもあり、
虫歯がないことはありがたいです。

その後に打合せをしてから、実家へ。
夕方に車を洗車して帰りました。

夜には妻からサプライズで
adidasの STAN SMITHの新作を
もらいました。

遅くなった父の日のプレゼント
ということでもらいました。

なんでも人気があって、
ようやく昨日に届いたとか。
ありがたいです。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
adidas STAN SMITH2025


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