普段からカメラを持ち歩くようにしていますが、そのときレンズを2つは持っていくようにしています。
その理由をお話します。
レンズにはタイプがある
カメラのレンズ、似ているようで違いがあります。
違いの1つは、単焦点レンズとズームレンズ。
単焦点レンズは、文字どおり焦点距離が1つしかありません。たとえば、「SONY FE 24mm F1.4 GM」というレンズだと、焦点距離は24mmの広角。被写体のレンズへの収まりを調整したい場合、じぶんの足で前進したり、下がったりする必要があります。
カメラ入門 広角レンズ(SONY 24mm F1.4 GM)のデメリットと解決策。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
これに対してズームレンズは、一定の範囲の焦点距離をレンズで調整できます。たとえば、「SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II (SEL70200G2)」というレンズなら、焦点距離は70mm〜200mmの範囲。足を動かさずとも調整できるのです。
ただ、望遠だと画角はせまくなります。
70mmは中望遠、
200mmは望遠、70mmに比べての圧縮効果(遠くの景色を近くに感じる効果)もあるのですが、画角は狭くなります。
カメラにレンズを付け替えることができるわけですが、ただ、持ち運ぶとなると、重さの問題も。
軽いレンズだといってもFE 85mm F1.8のレンズで371g、前述の「SONY FE 24mm F1.4 GM」は445gあります。
いっぽうで、ズームレンズの「SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II (SEL70200G2)」は794g(三脚座を除く)。それなりの重さです。
となれば、重さを考えると1つのレンズだけ持っていくというのがいいのかもしれません。
ただ、わたしはレンズを2つは持ち歩いています。
具体的には、70-200mmのズームレンズをカメラにつけて、単焦点レンズ(主に24mm)をリュックに入れて持ち歩いています。
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それぞれで強みが違う
軽いほうがいいのは事実なのですが、あえて重さを選んでいるのはやはり撮れる絵が違うからです。
1点を撮るか、全体の絵を撮るかの違いです。
たとえば、メインの被写体を大きく映したいというのであれば、望遠レンズがあれば足ります。今の望遠レンズは70mmから200mm(F8と暗めになりますが、コンバーターを使えば最大600mm)までカバーできます。
ただ、焦点距離70mm未満の広角はカバーできません。
こういう主役を決めるような写真を撮るなら画角のせまい望遠レンズでも大丈夫です。
ただ、景色全体を映すような写真を撮ろうと思ったら、ズームレンズでは画角がどうしても狭いのです。
割り切ればいいのかもしれませんが、「広角レンズがあればなー」と思うことが何度もあったので。持ち歩くことにしました。前述の24mmのレンズならスーパー35mmモードを使えば35mmになります。
すると、カバーできない焦点距離の範囲は、小さく(36mm→69mmまで)なります。2つあればだいたい足ります。
85mm F1.8のレンズは、単焦点レンズならではのボケ感が魅力ではあるので、ときどきは使っています。
昨日の昼間に見た大きな雲。ズームレンズだとこんな感じで、画角狭めの大きなサイズになりますが、
24mmなどの広角レンズだとかなり広い範囲を写真におさめることができます。ズームレンズだけでなく、広角レンズも持っていたほうが写真撮影の選択肢が広がります。
じぶんなりに納得いく写真が撮れて、充実感を持てるなら445gは許容範囲内です。レンズをつけかえるのがめんどくさいのでカメラ2台持つ理由もわかります。まぁその分は重いんでしょうけど。
撮りたい写真で持って行くレンズを選ぼう
カメラのレンズ、付け替えるのは手間がかかるのですが、それでも
・単焦点レンズ→明るい・背景ボケしやすい
・望遠レンズ→距離感を図りやすい、ポートレート向け
など、レンズによって強みが違うのも魅力です。だからこそ、1つ目のレンズに単焦点レンズを買えば望遠レンズは欲しくなります。
わたしは、そうなるのを予測していたので、カメラを買ったときに体験の比較として単焦点レンズと望遠レンズを1つずつ買いました。
写真を撮るならレンズにはこだわってみましょう。
こだわらないとカメラのボディとセットになっているレンズキットを選ぶことになるのでしょうが、レンズとしてのこだわりもいまひとつでおすすめしません。
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【編集後記】
昨日はお客さまと打合せしてから、岡崎市役所で相続の手続き。その後岡崎のさらに奥に土地を見に行ってから戻ってきました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
岡崎市役所