仕事をするうえでセキュリティを考えることは必要です。
ただ、セキュリティを高くしすぎてもデメリットになる可能性が高いです。
その理由をまとめてみました。
「セキュリティ大丈夫?」
パソコン、ネットを使っていると必ず耳にするのがセキュリティの問題。
・クラウドで大丈夫?
・ウィルスとか大丈夫?
・ネットバンクの情報もれたら?
などなど。気にしたらきりがありません。
逆にネットじゃなくて紙で保管しておけば大丈夫なのか?といえばそうでもないでしょう。
ネットなら、少なくとも紛失するリスクは下がります。
Dropboxなどのクラウドに保存しておけば、いつでもどこでも見ることはできますし、見たい資料があれば検索すればいいわけです。
これが紙だったらどうか?
紙のほうが紛失するリスクは高いでしょう。
見たい資料があったとしても、たくさんのファイルからファイルを特定して、その中から紙をめくって資料を探す必要があります。結果、「なくした…」となりがちです。
郵便に住所や宛名を書いているのは個人情報のもれにつながらないのかどうか。
少なくとも郵便の段階で個人情報が丸裸ですし、ポスト投函を間違えているケースもありますから、セキュリティが高いともいえません。
セキュリティが高すぎるデメリット
セキュリティを高めすぎると、デメリットもあります。
先日、住民税の通知がお客さまの会社にデータで届いたのですが、社員の方向けの通知書のセキュリティがあまりにも高すぎて引きました。
・ダウンロードしたPDFファイルのQRコードを読み込むと、パスワードが表示される
・いっしょにダウンロードした別のZIPファイル(今どき…)を開くのにパスワードが必要。前述のパスワードで通知書のPDFファイルを開くことができる
というものです。
つまり、資料を見るために2つのファイルデータに1つずつアクセスする必要があるということです。2度手間です。もうちょっとやり方あるのでは?とは思いましたけど…。
結果、そのデータは使いませんでした。
資料を見る方法がめんどくさすぎます。
役所でも同じようなことはあります。
親族の証明をしたのにもかかわらず、誰の名前を書けばいいかを聞くと、「それは言えません」という返答だったということも。
さすがにやりすぎかなと…。
セキュリティを高めすぎると、効率は悪くなります。
安全かもしれませんが。そこまでしなくても安全な可能性もありますし、ガチガチすぎてもムダな仕事、不要な手間にかける時間が増えることになります。
それがいいかどうかです。
キホンのセキュリティを上げておく
本当に安全なのかどうか、どんな場合でもリスクゼロはないでしょう。
どこかで割り切りは必要です。
それよりも、キホンの守りをしっかりできているかを確認したいものです。
・パソコンの画面を覗き込まれない
・人のたくさんいる場所で電話やZoomをしない
・カフェでパソコンを席に置いたままトイレに行かない
・お役に立てない方、やらないことを先出ししておく
・営業メールをガードしておく
などの対策はしたほうがいいでしょう。意外とできていないことも。
守りをガチガチにすると、動きがとりにくくなるのは前述した通りです。
そうではなく、動きをよくするためにセキュリティに過度に反応することなく、最低限守るべきところをガッチリ守っておきたいものです。
なんでも固くすればいいってものじゃないので。
【編集後記】
昨日は相続の打合せでお客さま訪問。その後にクルマで丈山苑に。景観に写真の撮影と楽しめました。レンズを2つ下取りに出せました。買った値段からそんなに下がらずに売れたのはよかったかなと。
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