独立後、お金を借りるという戦術。

  • URLをコピーしました!

独立してじぶんで仕事をするようになれば、お金を借りることも戦術の1つです。

選択肢をもてる、安心できるなどメリットも多いです。

目次

お金を借りるはマイナス?

 

独立後、お金を借りるという選択肢が出てきます。

 

すでに個人で住宅ローンを返済しているということはあるかもしれませんが、独立すればそれとは別にお金は必要になります。
初期投資や一時金、それから当面の生活費も必要です。

 

自己資金があればいいかもしれませんが、独立のためにお金まで準備ができているケースはそれほど多くないでしょう。

 

特に売上がままならない時期であれば、お金がないとできることは限られてしまいますし、不安にもなるでしょう。

 

そこでお金を借りることになります。借り先は日本政策金融公庫や信用金庫など。
サ◯金はNGです。

 

ただ、お金を借りるというと、「返せなかったら困るから」という不安を抱かれることも多いです。

借金という言葉からなのか。あるいはサ◯金のイメージなのか、それとも負債という言葉にある「負う」という言葉が重いのか。
「お金を借りる」には何かとマイナスイメージがつきまといます。

 

ただ、独立後に心穏やかに過ごすためには、お金を借りることはむしろやっておきたいことです。

 

「よくあるカン違い」を解決しておく

 

お金を借りる前に「どうも気が進まない」という声を耳にすることもあります。

それならばと。マイナスイメージを払拭するために、よくあるカン違いを挙げて答えてみます。

 

返せるか不安

 

お金を借りたはいいけど、その後に返せるかどうかが不安という声があります。

 

確かに返せなくなったら困ります。その不安はゼロではないでしょうね。
わたしも返せなくなったら困ります。

でも、借りなかったら不安がなくなるかといえば、そうでもないでしょう。

手元のお金が少ないですから。

むしろ、借りないと手元のお金を増やして不安を減らすにも時間がかかります。

お金がギリギリの状態で仕事をしていても、気になってしまって仕事に集中できないというデメリットもあります。
それならば、借りておき手元のお金を増やしておけば、不安は減らせるだろうということです。

 

これはわたしも日頃から実感しているところです。

 

無借金経営

 

銀行で1,000万円借りたとして、

「預金200万円」と「預金1,200万円+借入金1,000万円(=純額200万円)」

では、どちらが安心できるでしょうか。

 

前者という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの方は後者でしょう。

 

仕事をしていればなにかとお金を使うわけで、借金がなくても預金200万円では、不安で夜も眠れません。

でも、お金を借りるなら、手元のお金が増えます。それで不安はいくらか拭えるでしょう。
いっぽうで借りたお金もすぐに返すわけでなく期間で返済していくわけですから、減るのは少しずつです。

 

無借金経営は理想ですが、カンタンではありません。

仕事をするなら借金はあるものと考えて、「預金残高-借入金」がプラスになっていればよしと考えるのがいいでしょう。

実質無借金ということです。

 

早く借入金を返したほうがいい

 

個人が契約するときに信用でローンの有無をチェックされることが多いからか、お金を借りたら早く返さないといけないと思われているかもしれません。

 

確かにサ◯金やノンバンクならそうかもしれませんが、銀行からお金をかりる場合には早く返さないといけないわけではありません。

返済期間が決まっていますし、金利も低いです。

 

むしろ早く返すのは避けたほうがいいでしょう。繰り上げ返済はNGです。

繰り上げ返済をするということは、自ら手元のお金を減らしにいくわけですから。また不安に逆戻りです。

 

返済期間も決まっていますし、その計画にそって少しずつ返していけばいいわけです。

支払う利息も借入額から考えるとしれています。
仮に金利2%だとしても、お金を手元に置いておけるコストとして考えれば、安いものです。

 

それに繰り上げ返済は、契約書に記載があったとしてもやってしまうと、次にお金を借りたいと思ったときには、いい返事がもらえないでしょう。

また繰り上げ返済されるのは、いやでしょうから。

 

1日あたりかかる金利は、実際に日割りして計算してみるといいでしょう。

返済が終わる前には、また追加の融資を借りれないかを検討し、相談してみましょう。

そのときはすでに返済の実績がありますし、審査も通りやすくなっていることでしょう。

 

ということで、お金の悩みを減らすためには早く返すのではなく、実績をつくりつつ、借りて返すを続けていくという心持ちでいましょう。

 

タイミングは大事

 

 

銀行とは「晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を貸さない」といわれます。
これを知っている方は意外と多いです。

 

業績が悪くなると、お金を借りにくくなるというのは事実です。
特に債務超過(資産<負債の状態)になれば、借りるのはキビしくなると考えたほうがいいでしょう。

 

だからこそ、借りるタイミングは大事です。

具体的には、利益が出たタイミング。

 

決算後、確定申告後などにお金を借りて、手元のお金を増やしておくことです。

業績は右肩上がりでもありません。いいときもあればそうでないときもある。

 

ただ、いいときならお金を借りやすいです。

手元のお金があればピンチのときは耐えることができますし、借りたお金から返済することができます。
で、不安を必要以上にかかえなくても済みます。

 

ということで、お金を借りるのにマイナスイメージがあるという方は、

お金を借りることで

手元のお金を増やせる
不安を減らし穏やかに過ごせる
選択肢を増やせる

といったプラスのイメージにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 


【編集後記】
昨日はオフ、のんびりと過ごしました。夕方に図書館へ行き、写真撮影なども。夜は長男(8)と動画を見たりという1日でした。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
ブルーロック


この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次