相続の話をするのは相続前なるべく早めがいい理由。

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相続の話をするなら、相続後より相続前がおすすめです。

その理由をまとめてみました。

目次

渡すひとの意思が伝わるから

相続の話を生前にしているケースはそれほど多くありません。

 

ただ、相続になる前に家族で話をしておくほうがもめない可能性が高くなります。

  • 現状の財産構成の見直し
  • どの財産を誰に渡したいかの意思表示
  • 相続税がかかるなら「払えるか?」の対策

といったことを相続人の感情を踏まえつつ検討することができます。

財産のうちに土地が多ければ、一部を売却してお金に変えるなど財産をわけやすくするなど。

 

もっとも、遺言書を書いておけば、生前の意思は尊重されるわけですが、相続人みんなが均等に財産を相続するというのはむずかしいです。
なるべく公平感のある財産分与にするには、生前の検討が欠かせません。

 

遺言書を書くにしても、本人からの言葉があったほうが相続人それぞれが納得しやすいでしょう。

 

相続対策できるから

 

早いうちに相続の話をして、対策をすることでもめないことはもちろん、払えるかの対策、相続税の節税を検討できます。

  • 生命保険でお金の準備
  • 小規模宅地等の特例の利用できそうな土地があるか
  • 早いうちに生前贈与する

といったこと。

 

生前に検討することで、生命保険を利用してもめないようにお金を準備したり、非課税枠を利用することもできます。

 

さらに小規模宅地等の特例を利用することで相続税を減らすといったことが期待できます。

限度面積こそありますが、要件をクリアすれば土地の評価額が20%とか50%の評価なります。
たとえば、4000万円の評価額の土地なら、800万円の評価額になるわけですから、検討しておくべきでしょう。

 

相続後だと小規模宅地等の特例は現状から判断することになりますし、もめないためのお金の準備ができていない可能性もあります。

 

ただし、節税ばかりを優先すると揉める結果にもなります。その点には注意が必要です。

 

認知症になると困るから

 

相続対策が死後の対策だとすれば、認知症は生前の対策。
認知症は生前のうちになる可能性があります。

 

認知症になってしまうと、判断能力がなくなりますし、「あげるよ」という意思表示もできないことから贈与もできなくなります。

 

遺言書を書くこともできませんし、結果、相続を待つだけに。
そうなると、亡くなる方の意思も尊重されない結果になります。
さらに財産が凍結される可能性も。

認知症でも相続後でもある 財産が凍結される可能性。 – GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog

 

 

ということで。相続の話をするなら以下の理由から早めがいいということです。

1.意思を伝えやすいから
2.相続対策できるから
3.認知症になると困るから


【編集後記】
昨日は法人の月次、Excel資料のカスタマイズなど。夜は子どもたちと翌日の妻の誕生日パーティの準備などを。

【昨日の1日1新】
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