デジカメのレンズを手にすると、何やら記号や数字がいろんなところに記載されています。
レンズメーカーによって、表示方法は違いますが、一応、この数字には意味があります。これからカメラを使ってみたいという方向けに数字の意味をまとめてみました。
F値と焦点距離
FE 1.8/35というのがF値1.8、焦点距離が35mmという意味です。
それぞれを解説します。
F値
F値が小さいほど、レンズに光を多く取り込むことができ、ボケやすくなります。
被写体と背景の距離をとることでもボケはつくれます。
なにやらやっている長男(12)を撮ってみました。
奥のベンチに座っている妻と長女(12)はボケているかと。背景との距離をとっているのでボケます。
焦点距離
焦点距離というのは、レンズの中心点からセンサーまでの距離です。
どのくらいの距離かというのは、レンズによります。
たとえば、焦点距離が長いと、センサーからレンズまでの距離が長くなり画角はせまくなります。撮れる写真の範囲はせまくなります。
いっぽうで、焦点距離が短いということは、センサーからレンズまでの距離が近いということになり、広角になり、広い範囲の写真を撮ることができます。
それぞれに使いどころがあり、場面によってレンズを使いわけるという感じになります。
センサーの位置はたいていカメラにマークがあります。
たとえば、Tamronのズームレンズ、F2.8。センサーからレンズまでの距離、焦点距離は28mmです。こんな感じで、かなり広い範囲を撮影できています。
50mm F3.5。
さらに70mm F4.0。
で、100mm F4.5。
135mm F5.0。
200mm F5.6。
焦点距離が変わると、前述したように画角も変わり、撮影できる範囲も変わってきます。
人の視野で見るのと同じとされているのが、50mmとされています。
それより焦点距離が短いと広角で撮影ができますし、焦点距離が長いとその逆です。
たとえば、20mmだとかなり広角な範囲が撮れるということになります。
最短撮影距離
デジカメだと、被写体に近づきすぎて写真を撮ろうとすると、シャッターを切れないことがあります。
これはデジカメには最短撮影距離というのがあるからです。
たとえば、SONY SEL35F18Fは0.22m(となりは0.73ftはフィートでの記載)。レンズに記載されている場合もありますし、そうでなければネットで調べるとわかります。
たとえば、現在使っているカメラだと、次のようになっています。
- SONY ZV-1レンズ(コンデジ) → 0.5m(望遠端)、約0.3m(広角端)
- Tamron 28-200 F2.8-5.6 → 0.8m(望遠端200m) 0.19m(広角端)
どちらもズームレンズなので、焦点距離によって、最短撮影距離も変わることになります。
花を撮影するときは、まずはぐっと踏み込んで距離を縮めておいて、少しずつ下がるようにすると、撮影できる最短距離を見つけることができます。
レンズ口径
写真の「Ø55」の記載、これはレンズ口径です。レンズ口径って何のために使うのと思われるかもしれません。
たとえば、フィルターを付けるときには必要になります。
レンズフィルターを買うとなると、レンズごとにレンズの大きさは違うわけです。このレンズは55mmということになります。(記載がなければネットで調べるとわかります。)
レンズと同じ口径サイズのフィルターであれば、こうして取り付けることができます。
左のレンズは55mm、右のレンズは67mmと違います。
上から見るとかなり違います。チェックしないでフィルターを買ってしまうと、「さ、サイズが合わない…」なんてことになるので注意です。
ということで、レンズに記載されている数字・記号の意味をまとめてみました。
カメラを買ったばかりの方、これからカメラ撮影をやってみようという方の参考になればうれしいです。
【編集後記】
昨日はオフ。雨もあり、長女(12)のテストが近いこともあり、自宅で過ごしました。
長男(12)とどうぶつしょうぎやオセロ、ゲームも。ドラゴンボール・ファイターズの対戦では勝てなくなりました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
ガリガリ君 梅味