独立したときの経験、独立してからの経験は、色濃く残ります。
その経験をじぶんの胸にしまわずに冒頭の写真の味噌煮込みのようにじっくり煮込んで、必要に応じて「こんなのどう?」と出してみることで誰かのお役に立てることがあります。
経験したことは色濃く残る
独立するとき、強い決意で「もうサラリーマンには戻らない」と誓いました。
そして、幸いにも今日までなんとかフリーランスとして生きています。
そんな中でも独立当初の経験というのは、特に頭を使って悩んだ時期でもあり、脳裏に色濃く残っているものです。
- 独立するときに人生初の借金。でも借りててよかった
- 売上のお金がそのまんま自分の口座に入ったときの驚き
- 独立の相談(税金以外のネタ)・セミナーでお金をいただけたときの感動
- ヒアリングして値段を提示したものの、フタをあけてみたら値段以上に重い仕事…
- ネットに住むも、しばらくメニューを出さず
ここにかけないような話もあるには、ありますが。
成功したこと、解決したことは、少しずつ脳裏から消えていきますが、悩んだこと、失敗というのは、深く刻まれているものです。
じぶんの経験はネタにしてしまえ
上手くいったことはまだしも。悩んだこと、失敗というのはなかなか外に出しにくいものです。(私はそうでした)
ただ、ブログを書いているうちに、相談を受けるうちに、セミナーで話すうちに、自分の経験したことってネタになるんだということがわかりました。
世間一般的な話よりも、具体的な話の方がいいですし、体験談こそ参考になります。
それからはちょっと考え方を変えて、ネタになりそうならある程度、時間が経ってから出すようにしています。
(ブログでは出せないものものの、スポット相談や個別コンサルティングなどでお伝えるするようなこともまぁ、あります。)
体験談には価値がある
当初は自分が悩んだことも、今は自分なりになんらかの結論が出ています。
それをネタとして提供しています。
過去に経験したことは、たいてい在庫として保管してあります。
ニーズに応じて、倉庫の奥から引っ張ってきて、口頭なり、データなりでお出しするという感じです。
過去に使った資料とか、体験とか。
過去をひもとけば、私もいろんな方の体験談に助けていただいています。
例えば、税理士試験を目指そうと決めたときは、すぐにエール出版の合格体験記やTACの合格体験記を何年分も何度も何度も読みました。
そこから、「どうやって勉強したのか?」「どうやって踏ん張ったのか?」といったことを教えてもらいましたし、勇気ももらいました。
そして、独立してからも、本やブログ、セミナーで体験談を教えてもらったおかげで効率化できたこと、軸を持てるようになったことも数多くあります。
同じように、私も提供する側に立ってみたいと思いました。
私がブログを始めたのは、仕事のためでもあるのですが、ブログを通じてお会いした方にだけでなく、お会いしていない方にも何かしらでお役に立てるのはいいなぁと、感じたのも理由の1つです。
私が経験してみて、「これはよかったよ」ということがあれば、ブログでもニーズに応じて相談でも、お伝えしています。
必要に応じて参考にしていただければいいと思っています。
一方で、自分のやった失敗をお伝えすれば、私と同じ轍(てつ)を踏まなくてもよくなります。
私が失敗したこと、悩んだことをお伝えした結果、ショートカットしていただければいいかなと思っています。
そう考えると、自分がした失敗さえも価値になると考えることができて、凹むようなことがあったとしても前を向くことができます。
ただし、悩みごとや失敗はコクがでるまで、よく熟成させてからのご提供になりますが。
そして、フリーランスがお互いの体験・経験・スキルを発信し、提供しあうというのは、望む世界でもあります。
【編集後記】
昨日は午後からスポット相談。そして、ただいま夏休みの旅行を計画中。混むかもしれませんが、子どもが休みのときは意外に少ないので混雑は覚悟するしか仕方ないかな。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
とある依頼