現状を変える行動をしたなら変化を知ることが大事

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現状を変えるための行動をしたのなら効果は知りたいもの。

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結果、どうなったかの検証結果を知ることが大事だと思っています。

目次

現状を把握しないと改善もできない

誰にでもある今の状態、「現状」。

その現状が一番ベストであるということはなかなかありません。

仮にその時にはそれがベストだとしても、長い年月が流れていれば、新しい商品やサービスも開発されており、そちらのほうがよりいいということもあります。

毎年変わる税制にしても同じことです。

例えば、銀行からの借入。

借入れをした頃は、その条件でしか借りれなかったけど、今は事業も好調で金利も低金利になっていて改善できるかもしれません。

見直しをする意識が働かずそのままだったり、比較対象がないため、よりいい条件で借入れができるということに気づかないということもあります。

あとは自分の場合は出来ないだろうと勝手な思い込みをしてしまったり・・・。

現状の借入れを見直せば、キャッシュフローが改善するのであれば、気づきの情報を提供する。

これはいろんな事象を見ている税理士の仕事の1つだと思っています。

選択肢を用意し、判断は自分自身でしていただくことにしています。

ただ、改善をするためには、先ずは現状を把握することが大事です。

現状把握なしに改善も何もないでしょう。

贈与をしたいと思っても、そもそも相続税がいくら掛かるのかわからないと、いくら贈与をするといいのか、その選択肢も提案できません。

まずは相続税の試算をすることが必要です。

節税したいと考えたとき、倒産防止共済の掛金をいくらにするのか、現状と決算の着地見込みがわからなければ、その判断もできません。

掛け過ぎれば、その分一旦はお金が出ていくことになります。

ざっくりでも現状を把握することが必要です。

変えるための行動をしたなら結果がどうなったかは知っておく

現状を変えるための行動をしても、その後、実際にどうなったのかということは意外とされていないように思います。

せっかく判断をしたのなら、それが結果的にどうなったかは知っておくべきです。

借換えをしたのなら、変更前に比べて利息がいくら削減できたのか、毎月の返済額はいくらに下がったのか?

税理士の仕事が記帳などではなく、情報提供だとするならば、そういった情報を提供することが価値の増加につながると思います。

決算数値などの表面的な数字に見えない情報こそ知っておく

現状が数字にあらわれる情報であれば、まだいいのですが、数字に出てこない情報、将来的に発生するけど、まだ発生していないような情報もあります。

何の商品がどれだけ売れているか、在庫として滞留しているものは、どの商品か。

店舗経営をしている場合であれば、来店してくれたけど、そのまま何も買わずに出ていってしまった人は○人。

こういった情報は会計数字には現れてきません。

その他には保険などもその1つでしょう。

会社での経理処理は全額経費または1/2資産計上だけど、解約をしたら解約返戻金がいくら出てくるのか、解約返戻金がピークを超えていないか。

相続対策で掛けていると思っていた保険が、実は相続対策になっていない、などはその一例です。

建物など固定資産の売却を検討している場合、来期簡易課税になるのなら、来期に売却する方が消費税は節税になります。

簡易課税の今期に車を購入するより、原則課税になる来期に車を購入した方が消費税は節税になります。

数字に反映されない、現状反映されていない情報こそ、知っておくべきでしょう。

 

 

【編集後記】
ここ数日、熱ではありませんが、お腹の痛みが少しあり病院へ。薬を出してもらったら今日は大丈夫そうです。何かの菌が入ったのかもしれません。自分自身も現状把握と変化のための行動が必要でした。(笑)

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