事業を継続させるには、数字の記録、分析は欠かせません。
まずやるべきは、「記録」です。
見える化するためにタイムリーに記録する
事業を継続させるためには、数字の記録が必要です。
具体的には「記帳」をすることです。
「記帳しないといけないけど、仕事が忙しいから後でにしよう。」
そんな気持ちでついつい決算を迎えてしまい、ギリギリになって慌てて処理。
それだけでなく、結局申告するときまで利益がいくらか、納税がいくらなのかわからないという事態にも・・・。
一見、当たり前のことですが、これができていないことも意外と多いようです。
これでは「なぜ資金繰りが苦しいのか?」、「なぜ赤字なのか?」もわかるわけもありません。
こういった問題は毎月タイムリーに記帳して、月次決算をすすめることで解決することができます。
「売上が○○○円上がる予定だけど・・・。」と売上だけの情報を言われても、全体を見えないと何もわかりません。
同じ質問をされても、毎月記帳して粗利益率、毎月の固定費など、ざっくりでも把握できていればある程度の予測ができます。
ざっくりの把握をするためにも、タイムリーに記帳をするべきで、まずは概算でもいいのでできるだけ早く情報をつかみましょう。
記帳しても決算時にひっくり返るような記帳はNG
毎月、すぐに記帳するような仕組みをつくっても、それだけではまだ足りない場合はあります。
① 期中は税込で記帳をしているのに、期末に税抜経理に一括処理(そういった会計ソフトもあるようです。)
② 減価償却費を期中に計上しないで、期末に一括計上する
③ 決算月に年払いの保険料や地代・家賃がある
毎月、記帳するような仕組みにしても、最後の決算月に利益が大きく動くような仕組みにしてしまっては、それまでに予測や分析をしていても意味がなくなります。
費用の大きなものは毎月の月次決算に織り込んでおくべきです。
特に①は規模が大きいほど影響が大きいですから避けるべきです。
通常は税込入力をすれば、自動的に本体価格と消費税に分解されるんですけどね。
(会計ソフトで108円で入力 → 100円の本体価格と8円の消費税に分解、普通はこうなります。)
記帳をしっかりすれば将来への対策も打てる
完璧でなくてもいいので、記帳を毎月タイムリーにするべきです。
それにより将来の予測をしやすくなります。
また分析もできるようになります。決算月の○ヶ月前に「実績+予測値」で納税見込み額を計算できます。節税対策をすることもできます。
利益目標を決めて、逆算によりいくらの売上が必要なのかも知ることができます。
過去の数字の単なる処理ではなく、過去の数字を使って将来を見るためにも、記帳はタイムリーに正確性をもってやるべきです。
でも完璧さは求めないことです。
今はクラウドで預金やクレジットカードを連動させたり、Excelを活用することで記帳を楽にすることもできます。
【編集後記】
昨日は1日オフ 雑貨を見に岡崎市へ行ってきました。ドライブ好きにとってはいい天気で楽しめました。昨日初めてEvernote web clipperを使ってみました。さすがに皆が声を揃えていうだけあって、便利ですね。^_^