税理士試験の模範解答集を毎年もらっています。
今年の分も昨日届きました。
受験生のときは試験後に見ないようにしていた 見るのが怖かった
受験生の頃は税理士試験が終わったあとは、あまり解答解説会にも出席したことがありませんでした。
受験後に「あ~間違えた~。」という気分を味わいたくなかったからです。
逆を言えば、解答解説会に参加することで前向きになれることもあるとは思いますが、なかなかそう思えませんでした。
私にとってはそれくらい本試験は毎回難しかったです。見るのが怖かったんですね。
解答解説会に参加したのは、割りとチャンスがあると思った相続税法と法人税法を受験した年の1回だけです。
(法人税法は解答解説会に参加して合格確実圏内でしたが、結局、不合格でした。^^;)
ちなみに私は受験中は過去問を解くことはほとんどしませんでした。
ただ、今思えば、特に税法については試験委員が前年と同じであれば、一度解いて「どういう感じの問題を出してくるのか」ということを感じてもいいのかもしれません。
法人税法で言えば、「数字の計算はないけど、コメントを要求してくるんだ。」とかいう感じです。
本試験の問題を見れば、今のトレンドがわかる
現在は税理士試験からは離れていますが、だからこそ模範解答集をパラパラと見ます。
見るのは主に税法です。その中でも自分が受験した法人税法、相続税法、消費税法を中心に見ます。
「試験を受けていないのに、模範解答集を見てどうするの」という意見もあるかもしれませんが、これが意外に効果があるんです。
税理士試験に出る問題は、受験校で見ている問題よりも実務に近い感じの問題が出題されます。
場合によっては、実務とシンクロさせることができます。
今のトレンドは何なのかを知るには、この模範解答集はうってつけなのです。
例えば、今年の法人税法問題であれば、チャージ式プリペイドカードの問題が出題されました。
こういった問題からいろいろ気付けることがあります。しかも、受験校が解説を入れてくれているので実務の専門書に比べるとわかりやすくなっています。
実務をしていると受験時代のテキストと同じように広範囲の情報をくまなく拾うのは難しいです。
ここで見ておくことで実務上の気付きにつながることもあります。
無料で入手できます。気になれば下記のリンクから請求できますので是非。
[blogcard url=”https://www.tac-school.co.jp/sokuhou/zeiri.html”]
[blogcard url=”https://www.o-hara.ac.jp/best/zeirishi/sokuhou/”]
計算問題も解答を見ながらでも解いてみる 知識のインプットになる
パラパラ眺めるだけでもいいとは思いますが、時間があれば一度問題には挑戦してみるのもいいです。
情報というのは、やはり見るだけより実際に触ってみた方が記憶に残ります。
私は気になる税法の計算問題には一度チャレンジしています。
といってももう受験からは離れている身なので、答えを見て確認しながらになります。^^;
それでも解いてみると気づきはあります。
例えば、今年の相続税の問題であれば、教育資金贈与の適用があった場合の生前贈与加算の取り扱いなど、調べてなんとなく知っているものでも、実際に問題を解くことでより記憶に残ります。
昔、これでもかというほど計算問題には当たりました。慣れた形式の方がインプットしやすいということもあるのかもしれません。
なかなか受験時代のように問題を解きまくるわけにはいきませんが、本試験問題くらいを解く時間はあります。
時々、問題が成立していないこともありますが、そこは割り切りましょう。
自分の税務知識を磨くのには、税理士試験の模範解答集はいい教材ではないかと思います。
【編集後記】
昨日は新しい仕事の資料作成。午後は書店へ。疑問に思ったことでも大抵は書籍を横断的に何冊か購入すれば方向性が見えてきます。税務の書籍は高いですが、やはり欠かせません。
ワールドカップ予選初戦、ホームで痛恨の敗戦。決定力の問題はありますが、ただ運がなかった。その一言に尽きます。なでしこのw杯の時みたいにボールにICチップは入っていなかったんでしょうか。6日のアウェーのタイ戦に期待