freee申告で法人税の申告をじぶんでやる場合には、気をつけたほうがいい点もあります。
間違えやすいポイントをまとめてみました。
freee申告のメリット
freee申告。
会計ソフトでfreeeを使っている場合、別でfreee申告を契約することで法人税や消費税の申告もできます。最安のスタータープランだと32,780円(執筆日現在)。
上から順番に進めていってe-taxでの申告まではたどり着けるイメージです。

申告の調整がややこしくなければ、じぶんでやる選択肢もあるでしょう。e-taxでの申告や納税まで一気通貫できるfreee申告はおすすめです。(地方税はeLTAXでの納税手続きが必要)
freee申告を使う場合、データ連携ができるのは強みです。
ただ、連携できるからといって、必ずしも正しいとは限りません。
会計側の設定次第では、意図した結果にならないこともありますし、申告書に必要な明細が表示されていないこともあります。
わたし自身もfreee申告を使っている立場から、じぶんで申告する場合に見落としやすいポイントをまとめてみました。
freee申告で申告するときに気をつけたいポイント
freeeで申告するときに、気をつけたいポイントを挙げてみます。
株主資本等変動計算書の残高反映をする
法人税の申告書の別表五(一)に載っている繰越損益金の期末④の金額と決算書の株主資本等変動計算書の金額が一致しているかどうか。

もし一致していない場合、決算書の株主資本等変動計算書をチェックしてみましょう。「株主資本等変動計算書の編集」をクリックして、反映されているデータを確認してみると合っていないことがあります。

実はfreeeの株主資本等変動計算書は、経理のデータを修正した場合、変更後の金額に自動で反映されません。左上の「B/S残高取得」のボタンを押すと反映されます。(わたしの知る限り)

データを修正した場合には、法人税申告書の別表五(一)の繰越損益金と決算書の繰越利益剰余金の金額が一致しているかをチェックしておきましょう。
減価償却の明細が反映されない
30万円未満のモノを買った場合、年間300万円まではその期に全額経費にできる特例があります。(2026年4月1日以後に買ったモノは40万円未満)この特例を利用した場合、法人税申告書の別表十六(八)の減価償却の明細書にデータが反映されます。
ところが、法人税申告書の別表十六(八)に固定資産の明細が出てこなくて、別表十六(二)の定率法の明細に表示されている場合があります。
これは会計側での固定資産登録で償却方法を間違えている可能性が高いです。
償却方法の中に即時償却と少額償却という項目があって紛らわしいのですが、freee申告では償却方法で「少額償却」を選ぶと30万円未満の減価償却の特例を利用した扱いになります。

ちなみに、償却方法を推測するというボタンをクリックすると、定率法になりますから、このままだと固定資産として減価償却することになり、意図していたものとは違う結果になります。連携だから正しいというわけでもないので注意です。

倒産防止共済の掛金を払ったら明細書をつける
会社で倒産防止共済(経営セーフティ共済)を掛けることがあります。
掛金が法人税の計算をする上で経費扱いになるので、利用されることも多いでしょう。
ただ、その場合は掛金を払うだけでは足りません。
実は法人税の申告書で明細書を添付しないと認められないことになっています。
その明細書がfreee申告に表示されていない場合には、表示させましょう。
法人税申告の画面左上の「+申告書を選択する」をクリックし、

別表十(八)「社会保険診療報酬…(長い…)」という明細書にチェックをいれます。

カーソルをもっていくと、候補で表示されるので選ぶだけ。このあたりはよくできているなと。金額も忘れずに入力しましょう。

税込経理の場合には消費税を未払金で経理する
インボイス登録をして消費税を納税している場合、消費税の申告が必要になります。
税込経理を選んでいる場合、納税する消費税は経費とします。
この税務署に支払う消費税、いつの経費にするか?
申告日の年度の経費にすることがキホンですが、未払金処理をすることで決算日の経費にすることができます。
freee申告の場合、決算で支払う法人税の仕訳を自動で経理してくれます。これは便利。ただ、消費税について同じようなしくみはありません。
未払金を立てるなら、消費税の申告書をつくった後で、会計側で「租税公課/未払消費税」の経理をする必要があります。
決算日の経費にできれば、その決算で支払う法人税も減ります。
いっぽうで、未払金経理しなければ、当期の経費にはならず、原則どおり申告書を提出する翌期の経費になります。
未払金を立てたいのに、忘れるというのはないようにしたいものです。
同期を過信せずにチェックを
freee申告は、確かに便利です。
他の税務ソフトに比べると会計データの連携もスムーズですし、e-taxにログインすることなく、納税まで一気通貫できます。
ただ、使いやすいといっても、正しいデータが反映するかどうかはまた別のはなし。
同期を過信しすぎないほうがいいです。
連携がうまくいかないこともありますし、設定次第で意図しない結果になっていることも多いです。
便利なのはいいとしても、油断はできず、やはりチェックは必要。
同期できるとしても、うまく連携しないことも多いですし、AIにお願いするとしてもやっぱりアテになりません。
じぶんでチェックしてみると、この数字がどこから来ているかなどもわかって勉強になります。
勉強してじぶんで申告する前提なら、freee申告は選択肢としていいかなと。
【編集後記】
昨日は歯医者の定期チェック。
2ヶ月に1回のチェックで
10年以上、虫歯がないのはありがたいです。
その後は個別コンサルティング、ブログを。
夜はTVのHDDの取り付け。
格闘したものの認識しないので
別のHDDを注文して返品っす。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
衣浦豊田道路
豊明から名古屋岡崎線バイパス

