会社の社長なら、毎期の決算で利益以外にもチェックしたほうがいいことがあります。
それは会社の株価です。
利益の裏で上がり続けるもの
会社を続けるためには、お金が必要。
そのためにも利益を出さないと…と社長なら考えることでしょう。
利益がでれば、貸借対照表の純資産もその分増えていきます。
会社を続けるための体力をつけるには、お金を増やすこと、純資産を増やすことです。
毎年利益を出せば、純資産は積み上がり、お金が増えていれば、資金繰りもよくなります。
ひと安心と思われるかもしれません。
ただ、そう思うのはまだ早いかも。
大事なことを見落としている可能性があります。
決算書で利益が出たその裏で、年々上がり続けるものがあるのです。
それが会社の株価です。
毎年株価が上がっていれば…
会社の株価はどうやって決まっているか?
ややこしいルールがあるので、ここでの説明は省略しますが、ざっくりいえば、会社の貸借対照表の純資産が増えれば、株価も上がっていると考えていいでしょう。
ここで、「株価が上がると何が困るの?」と思われるかもしれません。
ずばり、後継の社長に株を渡しにくくなります。
株の分散リスクを避けるためにも、会社の株はできるだけ後継者に集中してわたすのがおすすめです。
後継者に贈与する、売るといった場合、評価額は株価×株数なので、株価が上がれば後継者に株をわたしにくくなるわけです。
株価が2000円で10000株なら評価額は2,000万円、株価が5000円に上がれば、5,000万円にもなります。
…というと、「株価って額面じゃないの?」という声も聞こえてきそうです。
えぇ、わたしもこれまでにそういうご質問をいただいたことがあります。
残念ながら株価は額面ではありません。
会社をつくったときは、確かに額面ですが、毎年利益を出している会社と株価を比べてどちらも株価が同じというのは、ヘンなはなしです。
会社が赤字を出して債務超過なら株価はゼロになりますし、逆に利益を出し続けていれば株価は上がっていきます。
毎年株価は変わっていくのです。
5年、10年が過ぎてから、「株を後継者に…」と思っても、株価がすごく値上がりしてしまっているということもよくあります。
そうすると、相続を迎えたときに株だけで相続税の基礎控除(3000万円+600万円×法定相続人の数)を超えてしまうなんてことにも。
通常、会社では株券を発行しないことがほとんど。
それもあって、会社の株が財産になるということを知らないという社長もいらっしゃるかもしれません。
実は会社の株は相続財産になり、利益が出て純資産が増えれば、その裏で相続財産の評価額も年々上がっているということを知っておきましょう。
これを踏まえて、会社の株の対策もする必要があります。
決算前に株価を気にしておく
会社の株価は、気にしていないと知らないうちにどんどん上がっていきます。
気づいたときには「こんなに株価が上がっているなんて…」ということもあり、子どもなど後継の社長に株をわたそうにもわたしにくくなっていることが多いです。
だから、決算の前には株価を気にするようにしましょう。
今期は利益が出そうだから…というなら、株価も上がると踏まえて、ちょっとずつ贈与を進めるのも手です。
もし、株価対策、株価計算をしたいなら、税理士に相談してみましょう。
上場株は売れますけど、会社の株は配当もなければメリットはなく買ってもらえないことがほとんど、それ以前に会社の権利を考えても手放せないかと。
でも、相続後では、どうしてもできることは限られてしまいます。
だからこそ、生前のうちに贈与するなども検討しておきたいところ。
贈与なら株価の低いタイミングでわたすなどタイミングを選べますが、相続はいつあるかわかりませんから、選べず。
何も考えずに株価が高くなってから相続を迎えると、相続税の負担も増えてしまいますので。
【編集後記】
昨日はオフ。
家族4人それぞれに予定があり別行動。
わたしは午後に刈谷でライブ観戦。
自宅からクルマで15分という距離で
楽しめたのもよかったなと。
夜は家族で動画を見たり。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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