フォームからの自動返信メールのパターンを変える(条件分岐)ならConditional Fields for Contact Form 7。

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ネットから仕事の依頼をいただくのに申し込みフォームは欠かせません。
この申し込みフォームで「もし〇〇ならこのメール」という条件分岐を設定することができます。

その方法をまとめてみました。

目次

現状のフォームの問題点

今回の事例は、ネット上の申込フォームで依頼内容によって届くメールの内容を変えるというもの。

たとえば、わたしが提供しているメニューの1つ、個別コンサルティング。
やらない仕事は決めているものの、それ以外は何でも相談していただいていいようにしています。(詳細はメニューの相談事例を)

相談内容には、税理士業もあれば、税理士業以外もあります。
わたしは税理士業は個人で、税理士業以外の仕事は法人でやっています。

この区分があるため、経理はちとややこしくなります。

税理士業でのコンサル→個人の売上
税理士業以外でのコンサル→法人の売上

とする必要があるのですが、フォームも、自動返信メールの内容も1パターンだけです。
クレジットカード決済は税理士事務所(個人)の決済リンクを利用していました。

すると、経理、精算が必要となり、めんどくさくなるのです。
まぁ、数は少ないのでいいのですが、経理に手間がかかるのは事実。

これを解決するには、

・税金関係のご相談→税理士(個人)版の自動返信メールを送る
・税金以外のご相談→会社版の自動返信メールを送る

としたいところです。

そうすれば、お客さまにもご依頼内容にあった決済情報が届きます。自動返信メールの内容はどちらも同じように見えますが、決済情報の決済リンクと銀行振込みの口座が税理士(個人)と会社でそれぞれ異なります。

このしくみをつくる方法を次から解説します。

Conditional Fields for Contact Form 7で条件分岐

今回、自動返信メールで変えたい部分は決済情報の部分です。
申込フォームを税金関係と税金以外と2つにすると、お客さまにとってわかりにくくなります。そこで相談内容が税金関係か税金以外で決済情報の表示を変えたいわけです。

そうすれば、クレジットカードのデータも振り込みのデータも連携されて経理の手間を減らすことができます。

この設定は次のようにやっています。

このしくみをつくるには、プラグインが必要です。「Conditional Fields for Contact Form 7」をインストールしましょう。

今は使いません。このプラグインを利用するにはConnectForm7が必要なので、ContactForm7で申込フォームをつくっておきましょう。

フォームに1つ項目を追加しておきます。ラジオボタンで「税金関係」と「税金以外」とつくっておきます。この種類の項目はconsultationとしておきます。この項目もあとで使います。

フォームではこのような表示になります。

ContactForm7の「フォーム」タブの、最下に[group tax][/group](税金関係)と[group other][/group](税金以外)と入力しておきます。のちほど、条件分岐を決めるときのグループを決めているのです。

税金関係で表示したい決済情報を[tax][/tax](税理士)で囲み、

税金以外を[other][/other]で囲みます。ここは「フォーム」のタブで決めたグループ名[tax]、[other]で設定して[group tax]とはしません。

先程、プラグイン「Conditional Fields for Contact Form 7」をインストールしたことで、新しいタブ「条件付きフィールド」ができています。選択して条件付けをしましょう。

1行目の条件だと

・Show(表示する):[tax][/tax]で囲まれた内容
・if以降:もし「ご相談の種類」が税金関係なら

という設定になります。同様に「税金以外」も設定しておきます。

これでContactForm7の条件分岐の設定はできました。試しにフォームからメールをしてみましょう。

お客さまにフォームにて税金関係か税金以外を選んでいただければ、条件にあった自動返信メールが届くようになります。

ただ、このしくみには1つ弱点があります。
それは、お客さまにチェックで選んでいただかなければ機能しないということ。
まぁ、そこは選んでいただける信じておきます。

少なくとも、これまでより経理の手間は減るでしょう。

分岐させないのがいちばんカンタンだけど

分けるからややこしいのであって分けなければいいのでは?と思われるかもしれません。

すべて個人か会社の売上にすれば、こんなしくみをつくる必要もありません。
税金関係の相談を受けなければ、やはりこんなしくみは必要ないでしょう。

ただ、税理士として独立したものの、税理士業以外の仕事もやりたいですし、Mac、IT関係などご相談いただけることもあります。

税理士業以外の仕事の種まきをして、育てたいのです。
その鉢は会社です。

だからこそ、多少の手間はあるものの、税理士業以外の仕事は会社、にこだわりますし、やらなくていいこともあえて選んでいます。

じぶんの望む仕事でお客さまのお役に立てるなら、お引き受けしたいですからね。

もし、売上を個人と会社とでわけたいという方には、今回の記事を参考にしていただけるとうれしいです。


【編集後記】
昨日は朝から東山動物園で動物の写真撮影。
午後から名古屋でセミナーに参加。
その後の懇親会も。久しぶりの方もいて
楽しめました。

帰りに家族にケーキとおすすめいただいた
芋スイーツを調達。妻が干し芋好きなので
よかったです。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
アソビューで東山動物園入園
名古屋コーチン親子丼 酉しみず
スタバ大名古屋ビルヂング
酒ト和食 ほっこり
覚王山吉芋


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