土地の距離をしれっと測る方法をまとめてみた。

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「土地の距離はどう測るといいですか?」とご質問をいただくことがあります。
わたしがやっている方法をまとめてみました。

目次

目立つことなく、土地の距離を測りたい

仕事柄、土地の距離を測ることがあります。
相続で土地を評価するときに現地に見に行くことがあります。

そのときに土地の距離を測るわけです。

なぜかといえば、測量図面や公図では測った距離と違っている場合もあるからです。古い情報の場合も多いですから。
なので、その確認のために現地でも測るわけです。

ただ、こういう道具で測っていると、さすがに目立ちます。誰もいないときならいいのかもしれませんけど。

現に、勤務時代に土地の距離を測っていて、おばあちゃんに「この土地売られるの?」と尋ねられたこともあります。「いや、市の関係で」とごまかしましたけど…。

そんなわけで、できればサクッと測りたいものです。
セミナーなどで土地の距離をどう測るか?のご質問もあるので植村流で語ってみます。

土地の距離を測るときには、こういうものを使わなくてもざっくり測ることはできます。
その1つはレーザー距離計。こういうアイテムがあり、向こう側のカベに光を当てることで距離を測ることができるのです。

この小ささですから、土地の前で立っていても気づきにくいですし、USB-C充電ができるので便利です。


(楽天やAmazonだとこの値段ですが、AliExpressだとなぜか2,000円台で…。)

レーザー距離計がない場合にもざっくりは測ることができます。

現地でざっくり測るには?

現地で土地の距離を測るときに、おすすめしたいのはiPhone。
iPhoneにある計測アプリ。自宅でも部屋の間取り、寸法を測るのに使えますが、土地の距離を測るにもつかうことができます。

始点でクリックしてそのままググーッと横に引っ張っていき、終点でクリックするとこのように距離を測った状態で写真を撮れるのです。

…というと、iPhoneでの計測には精度あるの?と思われるかもしれません。
わたしがやる限り、精度はけっこういいかなと。

もし、家の前にゴミが出してあったり、電柱があれば、前述した道具(コロコロ)では正確に測ることができません。でもiPhoneで測るならデジタル。障害物があっても関係なく測ることができる手軽さが魅力です。

それにだいたいあっていれば、評価では問題ないですから。(と言ってしまうと偉い先生に怒られるかもしれませんけど)

次にiPhoneを使わずとも、ざっくりわかることもあります。

たとえば、前面の道路にこういう縁石(側石)がある場合には、1つの幅が60cm。(地域によっては違うのかもしれませんけど。)このブロックが何個あるかを数えれば、ざっくりの距離はわかります。

この土地の場合には18個と2/3(23cm)くらいでしたので、18個×60cm+23cm=11.03mになるので、先ほどiPhoneで測った11.18mとほぼいっしょ。

ちなみに、この土地の図面を法務局でとってCADソフトで図ってみたところ、11.74mでしたから、やっぱり精度は高いといえます。

繰り返しますが、だいたい合っていればいいですから。

ネットでざっくり測るには?

ネットでも測ることはできます。

Googleマップで測りたい土地の距離の先端にピンを立てて、右クリックで「距離を測定」を選び、

ドラッグするとだいたいの距離を測ることができます。ピンを立てられる場所の微調整ができずにちょっと粗いかもしれませんが、ざっくりならこれでも。

GoogleEarthだと、距離も微調整できますし、標高も確認することができます。

ピンを立てて、

メニューバーのものさしのマークをクリックして、

端から端までドラッグすると、距離がわかります。

ということで、土地の距離を測る方法はいろいろあり、精度もそれなりに高いです。

こういう仕事をされる方は限られるかもしれませんが、それでも。土地以外でも測る方法はいろいろあり、精度もそれなりに高いのはわかっていただけたかと。

cm単位で正確に測りたいという方にはおすすめできませんが、ざっくりでいいなら道具やネットを上手に使って目立つことなく、しれっと測る方法はあります。参考にしていただければ。



【編集後記】
昨日は銀行へ、その後に打合せ。
この1ヶ月での近況などを教えていただき、
元気そうでよかったです。

夜はドンキーコングを。
パズル感がよく、段々と
面白さが増してきました。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ


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