カメラ入門 背景ボケのある写真を撮るには。

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カメラで写真を撮るときに背景をぼかしたいと思うこともあるでしょう。被写体を目立たせることができますし、立体感も出せるのが魅力です。

そこでこれからカメラをはじめたいという方に向けて、背景ボケの写真を撮る方法をまとめてみました。

目次

F値を小さくする

F値が小さくなるほど、レンズの絞りが開いて多くの光を取り込むことができます。
逆に、この写真のように穴が小さいときはF値が大きい状態。光を取り込む量も減って暗くなります。

・F値が小さい→目がばっちり開いている状態(明るい)
・F値が大きい→目をうっすら開けた状態(暗い)

そんなイメージです。明るいほうがボケやすくなります。

で、F値がより小さいレンズをつかいたいなら、単焦点レンズが選択肢になります。

単焦点レンズというのは、ズームができないレンズ。
じぶんの足で前に動いたり、後ろに動いたりと、被写体との距離感を調整する必要のあるレンズです。

ズームレンズだと明るいレンズでもっとも小さいものでF2.8。
それでいて、F2.8の望遠レンズは値段は高めです。


いっぽうで、単焦点レンズだと、F値がさらに小さいレンズがあります。
F1.8、F1.4、F1.2と小さくなるにつれて背景ボケがしやすくなります。

この写真はF1.8のレンズで撮っています。

というわけで。カメラを始めるなら、最初の1本は単焦点レンズがおすすめです。

被写体と背景の距離をとる

カメラと被写体と背景の距離感でボケやすくなります。

どういうことか。

たとえば、「カメラ・被写体・背景」という並びで考えた場合、カメラと被写体の距離は近いほどボケやすくなります。

次に被写体と背景は離れていたほうがボケやすくなります。

・「カメラ→被写体」は近いほどボケる
・「被写体→背景」は遠いほどボケる

この写真だとカメラとドリンクの距離は近く、ドリンクと背景の距離は離れています。

なので、背景ボケの写真になっています。

距離をつかって背景ボケをつくるには、この距離感を意識しておくのがおすすめです。

逆に被写体と背景が近すぎると、F値を小さくしてもボケにくいのでその点は注意です。

望遠レンズを使う

望遠レンズとは焦点距離が長いレンズ。右のようなセンサーからレンズまでの距離が長いレンズです。

たとえば、85mm、135mm、200mmなどは望遠レンズです。

焦点距離が長いほど、ピントがあう位置の前や後ろがボケやすくなります。
前ボケの写真などはその影響によるものです。

もし同じF値なら、焦点距離が長くなるほどボケやすくなります。

たとえばこの写真。F11、焦点距離200mmで撮っています。

F値が小さければよりボケるわけですが、たとえF値が大きくても望遠レンズなら背景ボケの1枚になります。

参考までに触れておくと、センサーサイズが小さいと焦点距離も短くなるのでボケにくくなります。

なので、スマホのカメラでボケにくいのは、センサーのサイズが小さいからというのも理由の1つです。
フルサイズのカメラでは、スマホでは得られない光景を見ることができるのも魅力。スマホより高くても投資する価値はあります。

ということで、背景ボケのある写真を撮るためのパターンをご紹介しました。

これからカメラをはじめてみようという方、ぜひカメラを手に試してみていただければ。


【編集後記】
昨日は打合せ、その後に個別コンサルティング。プライベートの話もできて楽しめました。夜は長男(9)の新しいボールが届きました。チャンピオンズリーグ公式のボール。喜んでいたけどすぐにボールを蹴れないのでサッカーの動画を見たりなど。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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