ひとりしごとには、あえて忘れてみることも効果的だと感じています。
「これって何だっけ?」というモヤモヤした状態を回避するためでもあり、違った視点を持つなど、メリットも多いです。
忘れるのは意外に早いもの
わたしがひとりで仕事をするようになって感じたのは、忘れるのは意外に早いということ。
例えば、1年前にやった仕事をまたやることになり、改めて見直してみると「あれ?これどうしてこういう処理したんだっけ?」みたいなことってありませんか?
わたしはあります。
で、それを思い出そうと思っても、なかなか思い出せずに時間が過ぎ、結果的に仕事の効率を下げてしまうことも。
税理士試験のときには、「人の記憶力ってこんなにもすごいのか?」と驚いたものですが、それでも現在、忘れるまでの時間はそれほどかかりません。
新しく体験することも多く、1日経つと、だいたい70%くらいのことを忘れると言われています。
なので、記憶力だけに頼ってても無理があります。
それよりも、忘れてもいい、本当に必要なことなら、あとで思い出せるようにしておけばいいかなと感じています。
何か気づくことがあれば、すぐにiPhoneから音声などでメモするようにしていますし、税理士業やセミナー当日の持ち物についても、チェックリストをつくって思い出せるようにしています。
「3日前の自分は他人」というプログラミングのルール
忘れても思い出せるようにしておくべきだというのは、プログラミングにも見られます。
例えば、Excelマクロでは、コメントをすることが大事とされています。
こういう感じだと、数日後に見たときに、「これ、どういう流れで書いたんだっけ?」というのは思い出せなくなります。(わたしは)
プログラミングは一回書いたら終わりではなく、メンテナンスをするのが前提。
なので、後から見たときに何のために書いたのかがわかるようにしておくべしという教えです。
誰がメンテナンスするからわからないから…ということもありますが、ひとりがじぶんでメンテナンスする場合でも、コメントが書かれていないと、どういう意図があるか思い出すまでに時間がかかるでしょうし、さらに新たなエラーを招くこともあります。
なので、コメント(説明)をできるだけ書いた方がいいということになっています。
途中に日本語で書いてしまうと、ちゃんと動かなくなるんじゃないの?と思うかもしれませんが、「’」をつけてコメントを書くことで、プログラミングには影響しないようにとなっています。(コメント部分はフォントの色も変わります)
あえて忘れてみるという選択
ひとりしごとをする中で、あえて忘れてみるということもやっています。
セミナーのネタ出しとかもその1つです。
ネタ出しのためにいちど作成したマインドマップ。

Xmindにて作成
数日間置いておき、その後、改めてイチから考えてみることもやっています。
本質は似たような感じですが、ときに1回目とはまた違ったネタが出てきたりします。
その場で集中してネタ出ししてもいいのですが、どうしても同じ視点からのネタになりがちです。
数日置くことで視点をいちどリセットし、ちょっと違った視点で見てみるようにしています。
そうすると、また新しいネタが出てきたりすることもあります。
特にひとりしごとの場合、覚えようとしないで、思い出せるしくみをつくってみたり、視点を変えるためにあえて忘れてみるといったことも効果的です。
【編集後記】
昨日は法人の決算と、Excelマクロの研究、夕方には相続税申告の打合せを。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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相続税申告・ひとりしごとをサポートします 植村豪税理士事務所
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